バットマン世界の警察に転生したら潜入任務をやる事になりました。え、僕がまさかのジョーカー!?


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作:マッキーガイア
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16話、寝る子は育つ


お久しぶりです。バットマン世界のマッキーです。
前話でデスストロークの前振りをめっちゃしてたのにしばらく出ません。
しばらくロビンとジョーカーの話になります。



深夜2時

 

電話のバイブレーションと共に目が覚める今日この頃、今日も今日とて楽しいお仕事のお時間です。

因みに今日の就寝時間はなんと!1時間も取れました!ヤッタネ(白目)

 

ケータイを取ってメールを見れば『殺人事件発生 子宮現場ヘ集合』と先輩から来ていた。ハハ、先輩ったら〜、至急と子宮を間違えるなんて何徹目ですかww

 

「了解」とだけ送って笑顔で1、2週間は洗っていないであろう制服を来て玄関を開くと、外は雲一つない良い天気だった。

嗚呼、ホシガキレイダナァ…

 

 

 

 

 

 

「また殺人事件だ。」

 

「アハハハハ、犯人ぶっ○してやる☆」

 

「やめろ、仕事が増える。」

 

僕が署内に着くといきなり先輩に言われたそれに思わず満面の笑みを載せた。

 

寝れない。休めない。延々とパソコンと睨めっこ。息抜きは時折ある現場捜査(かなりグロい。)しかない。そんな合法的な超ブラック企業と化しているこの警察署でSAN値とHPを削りながら働いているとふと思う事がある。

 

なんで警察官が年中人手不足なんだろう?

お給料いっぱいなのに…

 

まぁ確かに、殉職なんか日常茶飯事だし、過労死なんかも日常茶飯事だ。先輩なんて今日で5徹目、僕も昨日までで8徹目。しかも最近は殺人事件が多い、と言うのも猟奇的殺人という果てしなく意味の無い行為が犯罪者内で流行っているからとの事。多分『13日の金曜日』の見過ぎだろう。

 

つまり、休み暇なく殺人が起こっているのだ。クソ野郎。(唐突)

 

 

 

 

と言うのもこれらの事件の大元は"ジョーカー"を名乗る謎のシリアルキラーのせいだったりする。それが犯罪者共を猟奇殺人に牽引しているらしい。

 

ん?ジョーカーはお前だろって?

何当たり前の事言ってんの?

別のジョーカーだよ。

ちなみに僕もちょっと前までこの世界の正式なジョーカーが現れたのだと思ったのだが、そう言う訳でもないと言うのが僕自身の捜査の結果だった。

 

まぁ大した説明は出来ないが、奴は異様にバットマンを怖がっているのだ。

 

ジョーカーたるものバットマンで遊ばなくちゃジョーカーとは言えん!返り討ちに合えば尚もよし!

 

つまり、例のジョーカーはジョーカーでは無い。QED

 

と、そんな風に考えているとバンっと扉が開く音が部屋中を響くと、会議が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「凶器はハンマーとナイフとチェーンソー。犯人は被害者を殺害後、チェーンソーで四肢をもぎ、身体を分解して壁に『joker』と血文字で一文字書き上げています。例の"ジョーカー"と同一犯である可能性が大きいです。」

 

いや、そこは"joker"じゃなくて"joke"にしようよ。

思わず、演出の粗にツッコむ。いや、別に僕は犯罪者じゃ無いけどさ。

殺人だってした事ないし、法に触れる事は大抵警察に許可取っているけれど、しっかり演出"だけ"はやっていたつもりだ。

 

だから偽物であろうとそこら辺を怠っている風に見えると少し苛立つ。

 

偽物なら偽物らしく、似せてこいよと思ってしまうのが世の常だろう。モノマネ芸人の類では無いけれど。

 

会議に参加していた。豪呑警部長がその資料に目を通して口を開く。ちなみにこの人も9徹目である早く寝てほしい。

 

 

「……ジョーカーはここ3ヶ月程姿を見せなかった。しかし、最近になって姿を見せる様になった訳だが…なんだか違和感があるな。」

 

「違和感ですか?」

 

「ああ、本当の奴なら異様にバットマンに拘っている筈だ。バットマンからも聞いた話だ。信憑性が高いだろう。

だが、今回のジョーカーはどうだ。むしろ怖がってる様にすら見える。まるで狼から逃げる兎だよ。」

 

僕と全く同じ推理をし始める豪呑警部長。僕と警部長は気が合う様だ。

話た事ないけど。

 

「じゃあ、奴はジョーカーでは無いと?」

 

「ああ、奴はジョーカーでは無い。偽物だ。」

 

そこまで言い切る警部長。さすが貫禄がある。

僕は内心この警部長の下で働けて良かったと思いながら十字を切る。

 

それって…裏を返せば変装しようが一瞬でバレるって事だよね!!??

 

いや、僕がジョーカーだとバレてない時点で無いか。

 

「とりあえず……そこの君。」

 

「……え…あ、はい!!」

 

警部長がいきなり僕の事を指差した事にびびって少したじろぐと僕を見定める様に視線を交差させた後に呟く様に口を開く。

 

「君の事は聞いているよ。警察学校時代、柔道及び狙撃の腕が歴代最高の記録を叩き出したと言っていたな。

何故そんな有能がこんな場所に居るかは分からんが私の下にいる以上私の部下だ、決して命令を背くなよ?」

 

そう言う警部長、

ああ、そう言う事かとため息をついた。つまり、警部長は僕が高成績を残したが故に有頂天になり調子に乗って出しゃばる事を危惧しているのだろう。この言葉は言わば釘を打つ目的なんだ。

 

「了解致しました!」

 

「宜しい。それはともかく君はこの"キャッシュ"とバディを組んで、3丁目の裏路地、奴の4回目の事件の捜査に行け。」

 

そこまで言うと警部長は「解散!」と掛け声をかけた。

 

ふと、警部長がキャッシュ呼んだ今後のバディを見る。

無論この世界で警察をやっている以上、筋肉モリモリマッチョマンの変態なのは確かなのだが、それ以上に目に着くものがある。

 

左手が義手だ。

 

「…左手が気になるのか?」

 

「え、…あ、ま、まぁ、そうですね…」

 

少し視線を隠さなすぎたかと反省しつつ正直気になっているのでそのまま聞いてみる。一応今日からバディだしね。

 

「まぁ、簡単に言っちまうと4ヶ月くらい前にあったエニグマ…今はリドラーだっけか?そいつが起こした亜化夢精神病院襲撃事件の際に地下水道から現れた化け物にやられちまって…以来左手がこんな事になっちまった。」

 

そう語ってくれるキャッシュさん…地下水に現れた…化け物?

 

「…化け物…ですか。」

 

「ああ、バットマンがどうにかしてくれたがな。あれが何だったのかは今だに分からない。ずっとアサイラムの警備員をやっていたのに本当に知らぬ間に住み着いていたみたいだ。

まぁ、今回の事とは全く関係ないがな!」

 

そう豪快に笑うキャッシュさん。ふむ、目の下に隈が…

 

あんたも何徹目なんだ?

 

 

 

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