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秋葉原殺傷事件から14年 現場に花、犠牲者悼む

東京・秋葉原の繁華街で2008年、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件は8日、発生から14年となった。現場の交差点では友人や通行人らが犠牲者に向けて花や飲み物を供えた。

専門学校時代の同級生を亡くした横浜市青葉区の会社員は「今年も来たよ。安らかに眠って」と静かに手を合わせた。事件前は秋葉原をよく訪れたが、今は6月8日以外は足が遠のいている。「友人を失ったつらさは今も癒えない」と声を詰まらせた。

出勤前に花を供えた東京都世田谷区の40代男性は14年前、事件の直前に交差点を通りかかったという。「自分も巻き込まれたかもしれない。人ごととは思えない」と毎年この日に献花を続けている。相次ぐ凶悪事件やロシアによるウクライナ侵攻など「世の中はまた大変なことになっています」と伝えたという。

事件は08年6月8日午後0時半ごろに発生。元派遣社員の加藤智大死刑囚がトラックで歩行者天国に突っ込み、通行人をはねた後、近くにいた買い物客らをダガーナイフで襲撃した。

加藤死刑囚は殺人などの罪で起訴され、15年2月に最高裁で刑が確定。判決は「没頭していたインターネット掲示板で受けた嫌がらせに怒って犯行に及んだ」と動機を認定した。〔共同〕

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