オレンジ世代の胸を熱くした、シルビア・クリステル主演の「エマニエル夫人」。これまで何度もDVD化されたが、テレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送された女優、山口いづみ(61)の吹き替え版が12月、ついにブルーレイ化されることになったのだ。
「エマニエル夫人 ユニバーサル思い出の復刻版」(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、4200円+税)は12月18日発売。
若妻エマニエルの性の解放を描いた1974年公開のフランス映画。主演のオランダ人女優、シルビア・クリステル(2012年逝去)の妖艶な演技、有名写真家のジュスト・ジャカン監督による甘美な映像は、ソフトポルノながら、女性中心に日本でも大ヒットし、社会現象にもなった。
スカッシュ後のレズビアンシーン、アヘン窟での複数プレー、ムエタイ選手との交わりなど…官能的な主題歌とともにシーンを思いだして“熱くなる”人も多いだろう。
テレビでは過去3回放映されているが、公開後初めてのテレビ放映となった77年5月15日の「日曜洋画劇場」の山口いづみ版が断トツ人気だ。視聴率も30・8%(ビデオリサーチ調べ)と同番組では歴代2位を記録している。2回目の放映となったテレビ東京「木曜洋画劇場」(79年1月25日放送)でも、22・5%(同調べ)と驚異的な視聴率を誇っている。
これまで何度かビデオ化、DVD化されてきたが、すべてが字幕版だったため、ファンの間では長らく「山口いづみ版」の映像商品化が待望されてきた。
熱狂的人気を受けてのブルーレイ化に、山口は「吹き替えなど全く経験のない駆け出しの女優が大ヒット映画に臨んだという思い出深い作品です。至らないところが多く気恥ずかしいですが、若いエマニエルと重なる部分があるようでしたら幸いです」とコメントを寄せている。
ジャケット写真は、籐いすにエマニエルが腰掛けている印象深い映画チラシを使用。さらに劇場公開時に映画誌「スクリーン」に掲載された記事などをまとめたオリジナルブックレット(8ページ)も収録される。