上位の批判的レビュー
5つ星のうち2.0疑心暗鬼になる
2022年7月21日に日本でレビュー済み
流行っているWeb3を学ぶために購入しました。
技術的な説明は誤りが多いです。敢えて適当なこと言ってるのかもしれません。
歴史的な食い違いや、TCP/IP、SMTP、HTTPなどの用語を使いつつも別レイヤーの通信プロトコルであることを無視している点、OSと仮想マシンの混同、読み取り専用のWebと言いながらメールアドレス/パスワードでログインという矛盾、フロントエンド革命・バックエンド革命、プロトコルがプラットフォーマーにより独占されている、ブロックチェーンに記録されたデータの改ざん耐性は分散によるもの、など…。
全体的には、脱中央集権的な仕組みにより管理者なしでシステムを構築するWeb3についてかなり網羅的に書かれていて良いと思います。
簡単な技術的な部分の説明から社会的、経済的な合理性、実際に実現したプロジェクトの歴史や現段階で上がっている課題点、著者の経験を踏まえた日本への問題提起と解決策など、幅広い切り口でWeb3が学べます。
ただ、技術的な説明が怪しく、Web3に関する記述を正直どこまで鵜呑みにして良いのか疑心暗鬼です。その点で星2です。