国交相「適切ではなかった」
国土交通省がツイッターなどで発表したオンライン講座。その講師の選び方をめぐって批判が相次いでいる。
国土交通省のまちづくりをテーマとしたオンライン講座。その講師の顔ぶれを見てみると、総勢25名全員が男性で、女性はひとりもいない。
この記事の画像(6枚)「人中心の居心地が良く豊かなまちを実現していくため」の公務員を育成するとうたっているこの講座だが「多様な視点が欠けているのではないか」と批判が相次いでいるのだ。
女性がいないことについて、街の人は…
女性(60代):
なんかおかしい、平等感がないっていうか、差別があるんじゃないかななんて思っちゃう
女性(30代):
男性だけが暮らしやすいことになっちゃうんじゃないかなっていう。「人中心」じゃなくて「男性中心」になっちゃってますね
男性(40代):
女性目線は男性よりも、私の意見ですけど、鋭いというか。思い切って(女性が)3割ぐらいいた方がいいのかな
ツイッターで釈明もさらに炎上
国土交通省公式ツイッターの投稿:
講師の皆様については、女性も含めて検討しておりましたが、日程等の都合などから最終的にこのような女性講師がいない形となってしまいました
批判を受け、国交省は公式ツイッターでこのように釈明。
2022年の9月5日から2023年2月ごろまでの開催期間、オンラインで講義を行うにもかかわらず、日程の都合がつかなかったと説明している。
女性(50代):
言い訳にしか残念ながら聞こえないです。(講師が)25人でオンラインでこの長い期間だったら、やりくりできますよねスケジュールって
女性(20代):
女性もそうですし、障がいがある方とかも入れた方がいい
講師に女性が一人もいないことへの批判に対し、斉藤国土交通大臣は…
斉藤国交相:
講師の選定にあたり、女性が入っていないことに関して、さまざまなご意見をいただいていることを承知しております。講師に女性が含まれていなかったことは、適切ではなかったと私自身考えております。
まちづくりには「多様な視点が重要」とした上で、講師の選び方などが不適切だったことを認め、今後、女性講師を追加することを検討しているという。
(「イット!」7月22日放送分より)