八王子スーパー射殺事件、中国人の引き渡し要請
カナダ在住、事情知る可能性
東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」で1995年7月、アルバイトの女子高校生ら3人が射殺された強盗殺人事件で、警視庁がカナダ在住の中国人の男が何らかの事情を知っているとして、カナダ政府に身柄の引き渡しを求めていることが24日、分かった。捜査関係者が明らかにした。
捜査関係者によると、カナダとの間には身柄の引き渡しを定めた取り決めなどがなく、同国が認めるかどうかを審理しているという。現在のところ、警視庁は事情聴取などは行っていない。
事件は95年7月30日午後9時15分すぎ、閉店後のスーパーで発生。店舗2階事務所で女性従業員3人が拳銃で頭を撃たれ死亡した。
銃弾にできた痕跡(線条痕)から、使われた拳銃はフィリピン製の回転式拳銃(38口径)とみられている。
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