闇の子供たち
劇場公開日 2008年8月2日
解説
「血と骨」「タクシー狂躁曲」などで知られる梁石日の同名長編小説を「KT」「亡国のイージス」「魂萌え!」の阪本順治監督が映画化。タイの裏社会で行われている幼児売春、人身売買、臓器密売の実態と、その闇に迫る新聞記者(江口洋介)、NGO職員(宮崎あおい)、フリーカメラマン(妻夫木聡)の奮闘がサスペンスフルに描かれる。共演は佐藤浩市、豊原功補、塩見三省、鈴木砂羽ら。
2008年製作/138分/R/日本
配給:ゴー・シネマ
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2021年10月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
え~~~~~!!!!!!
そういうオチ!?
誰が最大の偽善者か。
罪滅ぼしだったのか。
悲しきまでの人間の弱さ。
犠牲になるのは、子供たち。
幼児売春だけでなく、臓器売買まで絡んでくる。
信じたくない、信じられない現実。
最後に押し寄せる救いのない現実。
怒りが詰まりに詰まった、容赦ない作品。
2020年10月6日
Androidアプリから投稿
かなり前に有楽町で見ました。
言葉を失ったまま帰宅したのを覚えてます。
また、レンタルしてみようかな。
小説の内容が凄かったので映像化は難しいと思い、あまり期待してませんでしたが映画も凄かった。
今のタイは貧困層の子供たちにとって住みやすい国になったのか?
何年経っても思い出す作品です。
江口洋介さん、宮﨑あおいさん、妻夫木聡さんの熱演よりタイの子供たちの演技に目を奪われました。
演じていた子供たちの中にはトラウマになった子も居たのでは?と、思うほど衝撃的なシーンがありました。
最後は小説の内容と違うので更に衝撃を受けます。
オススメの一本です。
2020年7月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
あまりにも重く、正視できない吐き気を催すような現実がつきつけられます
バンコクは8百万人の大都市です
周囲も含めると1千4百万人もあるそうです
空港から市内までの高速道路はまるで京葉道のような光景です
市内も本作にあるように激しい交通渋滞とそこを縫うように走る二人乗りのバイクの光景を除けば、都心部の交差点に立てば東京にいるのかと一瞬錯覚してしまうほどの現代的な大都会です
外国人が多いバンコクの都心タニヤンの繁華街の夜は六本木とさほど変わらない賑やかさ華やかさです
日本人も多いですが、白人達の方が圧倒的に多いです
まあ中国人も多いと思います
自分は出張でバンコク市内と周辺、その東130キロほどのチョンブリー県しか知りません
チエンライなどの奥地までは行ったことも有りません
その辺りまで出張で行った人から話を聞くのみです
それでも本作のような一皮剥けば底れない闇が広がっているような気がします
本作を観てからなら吐き気がするような世界
肌感覚はその本作のような世界はある
誇張はないと訴えてくるのです
それが苦しいのです
宮崎あおいが演じる日本人NGOの女性恵子が青臭い?
感情だけで突き進んでいる?
江口洋介の演じる新聞記者南部が言うように仕組みをつぶすことが正しい?
だから見たことをありのままに書く
それだけでいい?
一体どちらが正しいことなのか?
偽善者はどちらなのか?
南部の部屋に飾ってあったのは日本人の男児の写真です
彼の子供は娘のはずなのに
一体何故彼は男児の写真を飾っているのか?
その男児は一体誰なのか?
東京からバンコクに戻って来たばかりなのに、何故携帯電話での通話で、仕事が忙しいからなかなか帰れないんだと言うのでしょう
帰ったら必ず連絡するからとも言います
妻とはそのような会話は不自然です
一体誰と会話していたのでしょうか?
東京で飲んだ帰り、彼がタクシーで向かう先は一体どこだったのでしょうか?
家族の家?不倫相手?
バンコクでの電話からすれば、不倫相手ではないはずです
ならば妻と娘が待っている家族の家?
何故彼はタクシーの中でフラッシュバックを起こしたのでしょうか?
写真立ての日本人の男児とフラッシュバックのタイ人の男児との関係は一体何?
恐ろしい疑念が膨らむのです
恵子と南部のどちらが正しいのか?
監督の主張はクライマックスの銃撃戦で示されます
銃弾が飛び交う中を子供達を命掛けで避難させる恵子
彼女の顔や肘にはチエンライで奮戦した怪我のあとがあります
その恵子を子供達から引き剥がして日本に帰えろうという南部
恵子は彼の手を振りほどきます
「わたしは自分に負けたくない!」
そしてタイ語で「手を放して!」と
その時南部はフラッシュバックを起こします
「手を話して」と男児がいうのです
その南部の足にすがりついて助けを求める男児を見て彼は一体何を悟ったのか?
なんたる偽善者!卑劣漢!
それに初めて思い至ったのです
それが車の爆発で表現されています
自分の正体を知ったのです
南部は自分の真の姿を知り銃撃戦の広場に倒れ込み、恥ずかしさのあまり身をよじって泣いたのです
彼の脳裏にプレイバックされた幼児買春をして嫌がる男児の手を引く男の正体は一体誰なのか?
一体何故南部はタイを天国だと言うのか?
妻夫木聡が演じるフリーカメラマンがみた天井ファンから吊り下げられたロープは何なのか?
その先には何が吊られていたのか?
もちろん南部の首吊り死体です
布で覆われた壁を引き剥がした時、壁一面に貼られていた幼児買春犯罪の記事の切り抜きは何を意味するのか?
その記事は何故犯人の顔写真ばかりなのか?
その壁一面の切り抜き記事の中央に、何故鏡があったのか?
その鏡に南部は誰をみたのか?
その鏡に映るのはどんな犯罪者なのか?
鏡の場所に貼られるべきなのは、南部の顔写真が犯人として掲載されている幼児買春犯の記事なのです
ヒューマニズムとは一体何なのか?
偉そうなことを言ったところで、目の前で起こったことに行動しないことを何を誇れるのか?
結果として、この悪夢の仕組みを崩壊させたのは誰の行動の結果だったのか?
もちろん恵子の方です
南部は何も知らずにこれから殺される女児の顔を直接見ているのに、その現場にいたのになにも行動していないのです
彼は透明人間なのです
人間ではないのです
マスゴミの偉そうなご高説の真の姿は、南部の秘密の正体と何もかわりはしないのです
一体何様なのだという痛烈なメッセージだったと思います
それは私たち一般人のひとりひとりにも向けられています
日本国内で、あなたの町、私の町でも
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