カジノとカッシーノ

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昨日は龍馬プロジェクトのメンバーと日本カッシーノフォーラムに参加してきました。

皆さんは「カッシーノ」って聞いたことありますか?

昨年末にIR推進法が成立し、
やたら「カジノ」については議論が盛んですが、「カッシーノ」はまだ聞いたことがないですよね?

一般的にイメージされるカジノは、ラスベガスやマカオのような巨大な街ごとカジノにしたものです。

それに対して「カッシーノ」は、ヨーロッパにある保養地や温泉地の後背地にあり、ショーやダンスも楽しめる社交空間にギャンブルをする場所が併設されているという小規模な施設です。

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昨日はそうしたカッシーノを地方都市に作り、地方創生の起爆剤にしようというフォーラムでした。

イタリアのカンピオーネカジノのCEOにもお越し頂き、イタリアの現状についてお聞きしました。

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地域の雇用を生み産業を育てる財政基盤になっており、写真の通り規模が小さいので建設コストも安いことがわかりました。

日本でイメージすると箱根の湖の近くや城崎温泉の温泉街に自治体の運営する劇場があり、そこにカジノもついているような感じです。

運営主体が地方の自治体や、自治体と組む企業グループというのもいいですね。
建設コストもおさえられそうですし、本当に地方の活性化に繋がりそうな気がしました。


今私の住む大阪でも、IR構想の話が進んでいます。
大阪のモデルはシンガポールのカジノだそうで、世界会議などを開いて海外から人を招き、その家族などに遊んでもらう計画だとか。
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シンガポールも見に行ったことがありますが、それでも結構な規模の開発が必要で、そこに外資を持ってくるといいます。また、場所は大阪府庁の移転を計画し、地盤の問題などから計画が潰れたベイエリアに作ろうという話ですから、おそらくまた開発利権があるのだろうと推測できます。

10年間大阪の政治の様子を見てきたので、私は今回の計画を聞いても大阪に新たなIRゾーンをつくる話に胸が踊らないのです。

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今回のフォーラムでは、
龍馬プロジェクトメンバーの長野別府市長や、CGSにも出て頂いた松本浦添市長もスピーチされていました。

小規模カジノの「カッシーノ」を外国人が集まる地方の観光地に日本の資本を使い作って自治体の収益にしていく方が日本の地域発展やインバウンドに繋がるだろうと考えています。

外国人が日本に求めるのは、ギャンブル場でしょうか?砂漠の中のラスベガスのように何もないところなら人工ギャンブル場しかないのでしょうが、日本には自然も温泉も歴史や風習なども山のような資源があります。

まず、こうした資源で集客し、泊まり客に夜お金を使ってもらう仕組みを考えた方が、大きな投資もいらず、理にかなうと今日改めて認識が深まりました。


日本カッシーノフォーラムはこれから本格始動していくので、注目していきたいと思います。