マイクロ波聴覚効果と民事調停
マイクロ波聴覚効果がトピックになると、あれやこれや言いたいことが次から次に浮かんでくる。
先日、2019年8月22日、木曜日に東京都千代田区霞が関にある東京簡易裁判所に民事調停申立書を提出した。
申立人は私個人であり、相手方は公益社団法人日本精神神経学会。申立の趣旨は、ザックリと記載すると、日本精神神経学会で電波妄想とマイクロ波聴覚効果の関係について発表させなさい、ということになる。
日本精神神経学会の会員は約1万8千人であり、日本国内の精神科医のほぼ全員が会員となっている。精神科医の会員は約1万1千人である。
電波妄想は精神医学上の概念であるが,畢竟,電波が聞こえないことを意味する。しかしながら、マイクロ波は一定の条件で聞こえ、マイクロ波聴覚効果と命名されている。マイクロ波聴覚効果は1962年に学術論文として専門雑誌に掲載されており、再現実験も成功している。
そこで、日本精神神経学会が学術集会や学会誌で、電波妄想という科学上の戯言を流布するのは止めろ、ということになる。また、謝罪広告の一種として、マイクロ波聴覚効果に関して、発表させろ、ということになる。
ところで、妄想の定義は複数あるのだが、DSM-5による妄想の定義は、外部の現実に関する不正確な推論に基づく誤った信念 (belief) であり、明白な証拠や反証にもかかわらず、強固に維持される、とされている。
マイクロ波聴覚効果に関する書籍や総説は複数、公表されているが(文献1-3)、このような総説は、矩形波のマイクロ波が聞こえるという明白な証拠となる。
精神医学関係者は、マイクロ波が一定の条件で聞こえるという明白な証拠があるのにもかかわらず、電波が聞こえないという誤った信念を50年以上に渡って共有しているので、妄想という定義に当てはまり、集団妄想に罹患している。
ナチスドイツで情報相を担当し、プロパガンダの天才という異名があるヨーゼフ・ゲッペルスは、プロパガンダについて「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」という言葉を残している。
精神医学は永年に渡って電波妄想という十分に大きな嘘を頻繫に繰り返し、人々はその嘘を信じるに至ったのである。
文献
1. Lin, James C. Microwave auditory effects
and applications. Springfield, Illinois: Thomas, 1978.
2 Elder, J. A., and C. K. Chou.
"Auditory response to pulsed radiofrequency energy."
Bioelectromagnetics 24.S6 (2003): S162-S173.
3 小池誠. "マイクロ波聴覚効果の解説~ 電波が聞こえる現象の再発見~." 電子情報通信学会研究 報告 116.13 (2016): 39-44.
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