下村氏に「また雲隠れ」の声


(下村博文前政調会長(C)日刊ゲンダイ)

《本当なのか?》《また、いつもの雲隠れの手法じゃあないだろうな》

 ネット上ではこんな声が広がっている。衆議院が22日、自民党の下村博文前政調会長が新型コロナウイルスに感染し、自宅待機していると発表したからだ。

 下村氏をめぐっては、安倍晋三元首相の銃撃事件のきっかけとなった「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の名称変更をめぐり、文科相だった下村氏の関与が指摘され、下村氏側は11日、「大臣に伺いを立てることはしていない」などと全面否定する文書を公表。ところが、参院議員(任期は7月25日まで)でジャーナリストの有田芳生氏の事務所が当時(2015年)、文科省とやりとりしたという文書によると、「本件について大臣に事前に説明いたしました」「『周辺事情』という意味で大臣にお話はしました」などと、下村氏側の説明と食い違うくだりが出てくるのだ。

 有田氏もツイッターで、《下村博文コメントと私が2015年に公表した文書を比較してください。おかしいですねえ。》などと指摘している。

 下村氏といえば、2017年7月の都議選直前に政治資金規正法違反の疑いが浮上。13~14年にかけて、獣医学部新設をめぐる経緯で問題となった「加計学園」から下村氏の後援会「博友会」のパーティー券200万円を購入してもらったにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載がない──と指摘された。下村氏は当時、「都議選後に説明する」などと話していたが、5年経った今も説明がない。

 このため、ネット上では今回の自宅待機についても、《ほとぼりが冷めるのを待っているのでは》《よっぽど説明したくないんだろうな》と冷ややかな意見が出ている。

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    下ちゃん、疑惑多すぎ!!!
    疑惑のデパートや。
    美しい日本になる訳ないよ。

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