もう、ずいぶん長いこと生きた

見送った古くからの友人はもう、生きているやつらよりも多くなってしまった。

そして多分、そろそろ自分も友人達の元へ向かうだろう。この真っ赤な夕日が見送り人だ。

数多くの別れを繰り返してきたが、いまだに忘れられない別れがある。

それは理不尽な死別でも、悲運な生き別れでもない。

若き日に共に切磋琢磨し、夢を掴み、そして空へと帰って行った1人の男との別れだ。

思えば、初恋だったのかもしれない。当時は浮き足立ちやすい多感な時期で、ただの勘違いだったのかもしれない。今自分には長年連れ去った旦那がいて、子供がいて、孫がいる。まさに人生の幸せと言われるものの全てだった。

だが、あの男との別れを思い出すたび、なぜか胸が切なくなる。必死に追いかけた砂浜から見上げた強く輝く星が強烈にフラッシュバックして、潮風の匂いが鼻腔を吹き抜ける。

一度だけでも帰ってきて欲しいと思ったことは何度もある。だが、使命のために旅立った男が再びこの星へ帰ることはなかった。

人生の心残りといえばそれくらいだろう。

もうそろそろ夕日が沈む。瞼が重くなってきた。深い眠りに誘われて、夢見心地だった。

その時、視界にモヤモヤしたものが揺れた。

もう閉じかけの眼を凝らすとそこには、夕陽に照らされる1人の男の姿があった。

「なんだい……わざわざ迎えにきてくれたのかい？」

男は何も言わなかった。ただ、静寂と心だけが2人の会話だった。

「お帰り、トレ公……」

そう呟くと、ついに重い瞼に勝てなくなり、眼を閉じた。視界が黒く染まるその瞬間まで、男は夕陽に照らされていた。実に美しい夕映えだった。

読んでてこれウルトラマンだろって書き込もうとしたらウルトラマンだった

このジャック兄さんが登場する「夕映えの戦士」が放送されたのが2019年でヒシアマ姐さんが息を引き取ったのも2019年なんだよな

うぉっ身長差……

ヒシアマ姉さんのモデルになった実馬も夕焼けに照らされて静かに亡くなったんだっけ？

ウマ娘5つの誓い
一つ、腹ペコのままトレーニングへ行かぬこと
一つ、天気のいい日に勝負服を干すこと
一つ、道を走る時には車に気をつけること
一つ、他人のトレーナーを頼りにしないこと
一つ、ダートの上を裸足で走り回って遊ぶこと

>>9

4つ目は原典のとおりでいいんじゃない？あ

>>9

「ヒシアマゾン、ウルトラ五つの誓いを言ってみろ。」

「…嫌だよ」

「言いたくなければいい。だがアマゾン、大きくなったらトレセンに入れ。トレセンのトレーナーはみんな勇気ある立派な人達だ。君も、嫌なもの許せないものと戦える勇気あるウマ娘になるといい。」

「…うん。」

「グッバイ、アマゾン！」

>>8

いつ見てもかっこよすぎる

最後の最後の瞬間にようやくウルトラマンが「帰ってきた」んやな

アマさんとかフクちゃんみたいな、馬房ではなく外に出てきて眠るように息を引き取る亡くなり方って、なんだか胸に来るものがあるよね