・ ・ マリオ1.『スーパーマリオサンシャイン』宮本茂よりみなさまへのメッセージマリオ ・
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宮本茂
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宮本 毎回シリーズものを作るときには、まったく新しいゲームにしたいと思っているんです。特に若いディレクターであればあるほど、全然違うものを作ってひと泡吹かせてやろうと。僕らもマリオを1、2、3と作っていくときに、毎回ゼロから努力してきました。その裏づけとしてはハードが1つ新しくなる必要があります。今回もキューブということで、現場はものすごく力が入ってました。宮本去年、記者発表で「マリオ128」をお見せしたのですが、あのときにもすでに『スーパーマリオサンシャイン』を作っていたんです。あの頃から基本のプレイヤーは動いていたんですが、新しいものをやるだけではマリオユーザーとしては物足りないだろうとか、マリオである以上はアクションでいろいろな発見をしていきたいということで、保守的に『スーパーマリオ64』に引き戻すという経緯でこの1年を送りました。会場風景どこを遊んでほしいかというと、やはりダラダラと遊んでいたらマリオが自分の身体の一部のように動くようになってきたというのが、一番の希望です。それからもうひとつ、ロクヨンのコントローラもそれなりに自信をもっていたんですが、最近両方を触わりくらべてみて、改めてゲームキューブのほうがずいぶんと割り切ってスッキリしているなあと思いました。ぜひともこのコントローラに慣れてほしいんです。10年後には世界中がこのコントローラになるから、というくらい自信をもっていますので、よろしくお願いします。

イラスト 3Dアクションゲームとしてはひとつ突きぬけたかなと思います。やっぱり3Dでピョンピョン飛んで、いろいろなところへ乗っていくのは難しいんですよね。ホバーという他愛もないアイテムですが、かなり快適にあちこち動けるはずなんです。3Dジャンプゲームの中では一番一般向きだと思います。

 僕も今年50歳になりますが、(マリオシリーズは)ほとんどライフワークになってきています。これからも毎年作っていきますので、よりたくさんの人に触わってもらいたいと思っています。よろしくお願いします。

小泉 小泉・宮本・手塚 手塚


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