冒頭で紹介した『もってけ!セーラーふく』が主題歌となっていたアニメといえば『らき☆すた』。高校生の日常を描くコメディ作品で、他作品のネタやパロディがふんだんに使用され、爆発的な人気を記録しました。
制作したアニメーションスタジオ「京都アニメーション」は、この他の作品でも登場人物にセーラー服を着せることが多いように感じます。まずは、“京アニ”の知名度を確立させた『涼宮ハルヒの憂鬱』。さらには『CLANNAD』『日常』『氷菓』『境界の彼方』『響け!ユーフォニアム』『リズと青い鳥』…これら全てにおいて、制服がセーラー服となっています。
■男の子×セーラー服
ちなみに、筆者が最初に思い浮かんだセーラー服キャラは、なぜか『カードキャプターさくら』の李小狼くんでした。アニメだと、女の子だけでなく男の子も着用していることがありますよね。
このほかにも、『凪のあすから』や『フルーツバスケット』の草摩紅葉、『あんさんぶるスターズ!!』に登場するアイドルグループ「Ra*bits」の衣装もセーラーカラーが付いています。
セーラー服といえば、女性が着用するというイメージを抱きがちですが、もともとは海軍の軍服として使用されているもの。セーラー服の特徴である大きな襟の理由として、甲板上で風などの影響によって音声が聞き取りにくいときに襟を立て集音効果を得るためなど諸説あります。
■これからも日本のアニメに登場し続けるであろうセーラー服
アニメ作品において、キャラクターの衣装はかなり重要。コスプレしてもらうことを考え「着てみたくなる服」を意識して作成していると、以前聞いたことがあります。
そして、日本では制服着用を義務付けている学校が多いことから、これから先に生まれるアニメ作品でも、たくさんのキャラクターが制服、そしてセーラー服を着用していることでしょう。
セーラー服がアニメにどのような要素をもたらすか、楽しみにしましょう!