<木曜劇場>純愛ディソナンス #02【禁断の恋、殺人事件、不協和音が…!】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
<木曜劇場>純愛ディソナンス #02【禁断の恋、殺人事件、不協和音が…!】[字][解][デ]
正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)は小坂(筧美和子)の死の悲しみの中、互いの想いを確信していく。禁断の恋の行方は…。そして今夜、殺人事件の犯人が明らかに!
番組内容
正樹(中島裕翔)の大学時代の先輩で、桐谷高校を突然辞職したまま行方がわからなくなっていた元音楽教師の小坂由希乃(筧美和子)が遺体で発見された。殺人事件を視野に捜査を開始した警察は、桐谷高校を訪れて教職員から話を聞くとともに、残されたままだった由希乃の私物を押収していく。2年3組担任の加賀美(眞島秀和)は、冴(吉川愛)や慎太郎(髙橋優斗)ら生徒たちに由希乃のことを伝えた。副担任の正樹は、ショックを
番組内容2
受けて呆然としている冴を見つめ……。夕方、正樹が音楽室を訪れると、そこに冴もやってくる。そこで一緒にピアノを弾くふたり。「どうして死んじゃったんだろう」。冴は、ピアノを弾く手を止めて正樹に尋ねた。すると正樹は、死亡原因は解剖して調べないと分からないと返す。冴は、兄の恋人でもあった由希乃が殺されてもどこか冷めた態度の正樹が理解できなかった。
あくる日、実家を訪れた正樹は、学校法人立秀学園の
番組内容3
理事長を務める父・秀雄(神保悟志)に、親父の後を継ぐ気はないと告げる。それに対して、殺人事件が起きるような学校はろくなものじゃない、と言い放つ秀雄。正樹はそんな父に、亡くなったのは兄の幸助がずっと付き合っていた女性であることを告げ「結局、兄貴のことだって大して知らないんだな」と言い残して出て行く。数日後、三者面談が行われる。冴は、加賀美から「指定校推薦枠に推せる」と言われて喜ぶが……。
出演者
中島裕翔
吉川愛
比嘉愛未
髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
筧美和子
和田正人
畑芽育
藤原大祐
神保悟志
手塚とおる
・
眞島秀和
富田靖子
・
光石研
佐藤隆太
他
スタッフ
【脚本】
玉田真也(『JOKER FACE』『アノニマス~警視庁指殺人対策室』)
大林利江子(『ギルティ~この恋は罪ですか?~』『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』)
倉光泰子(『アライブ がん専門医のカルテ』『うきわ』)
武井彩(『捜査会議はリビングで!』『星になりたかった君と』)【音楽】
横山克
スタッフ2
【主題歌】
Hey! Say! JUMP『Fate or Destiny』【編成企画】
髙野舞【プロデュース】
森安彩(共同テレビ)
関本純一(共同テレビ)【演出】
木村真人(共同テレビ)
土方政人(共同テレビ)
菊川誠(共同テレビ)【制作】
フジテレビ【制作・著作】
共同テレビ
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【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/lovedisso_fuji/
【公式Twitter】
https://twitter.com/lovedisso_fuji
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/lovedisso_fuji/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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♬(ピアノの音)
(影山)
先生には 2年3組の副担任を
お願いしたいと思ってます。
(正樹)前任の小坂先生は?
(愛菜美)
もう いない人間の物です。
(冴)小坂先生ってさ
もしかして 元カノ?
あいつは
大学の先輩で 兄貴の彼女。
死んじゃったから 兄貴。
今度の法事で
後継者指名されるから。
継ぎたくないんでしょ?
お金 稼ぐ必要なんて ないの。
いい男を見つければ
全部 うまく いくんだから。
私のことなんて
どうでもいいんだ!
逃げよう。
全部 捨てちゃおう。
《俺は バカだ》
(小野寺)
昨日 こちらの職員である
小坂 由希乃さんの 遺体が
発見され
殺人の疑いで捜査しております。
お預かりします。
(影山)あっ…。
(戸の開閉音)
(影山)
あっ 異常事態ではありますが
皆さん くれぐれも
冷静にお願いします。
冷静に。
《不幸が起きたとき
人の反応は 様々だ》
(加賀美)見つかったのは
小坂先生で 間違いないそうだ。
(どよめき)
《ある者は その不幸に酔いしれ
ある者は 怒りを爆発させる》
(加賀美)
みんなの気持ちは よく分かる。
だけど 今は 静かに
小坂先生のご冥福をお祈りしよう。
《でも 本当の悲しみは
そんな
分かりやすいものじゃない》
《何も見えない 何も聞こえない
ただ 闇が広がるだけ》
(秀雄)《幸助!》
(秀雄の泣き声)
《大丈夫》
《大丈夫だよ 正樹》
♬~
なあ どっか寄ってかない?
(結奈)うん。
今日は 一人になりたくないかも。
だよな。
(蓮)うん。 そうしよう。
(慎太郎)冴 どこ行く?
あれ?
♬~
先生!
ハァ… ハァ…。
♬(ピアノの演奏)
♬~
♬~
そこ 私も弾ける。
♬(ピアノの音)
んっ?
不協和音だ。
えっ?
♬(ピアノの音)
ドとシ
この2つは うまく重ならない
不協和音程なんだ。
相いれない音だから
耳障りで 不安定に聞こえる。
じゃ この2つは
一緒に弾けないってこと?
複数の音と合わせればいい。
不協和音程を
別の音に忍ばせれば
いい感じのハーモニーになる。
こんなふうに。
♬(ピアノの音)
♬(ピアノの音)
ホントだ。
♬(ピアノの音)
♬(ピアノの演奏)
♬~
♬~
どうして 死んじゃったんだろう。
ねえ 先生。
さあ…。
死亡原因だって
解剖して調べないと
分かんないだろうし。
何で そんな冷静なの?
小坂先生は お兄さんの
彼女だったんですよね?
そんな人が 誰かに殺されたのに
悲しくないの?
感情なんて
人が決めることじゃないだろ。
だから 聞いてるんです
先生の気持ちを。
こういうときに 説明とかいる?
私は ただ…。
私は ただ 一緒に…。
≪(生徒)井上さん
今月の予算表 修正した方が…。
そろそろ行った方が…。
えっ?
誤解されると面倒だし。
もう いい。
(ドアの開く音)
《誰かと一緒なら 悲しみを
半分にできるというけれど
そんなのは 奇麗事だ》
《むしろ こういうときほど
思い知らされる》
《他人と分かり合うための
言葉なんて
俺にはない》
♬~
(秀雄)何しに来たんだ。
あれから 連絡の一つも よこさず。
ねえ 正樹
ここじゃ 何だから 上がって。
駄目だ!
俺は 親父の後を継ぐ気はない。
俺に 兄貴の代わりはできない。
だから…。
お前は 何にも分かってないな!
だからこそ 俺が
力を貸してやってんじゃないか!
今の お前にとって
将来の理事長っていうポジションが
どれだけ ぜいたくか。
俺は 俺で やることあるから。
(秀雄)殺人事件が起きるような
学校なんて ろくなもんじゃない!
教師が殺されるなんて 低俗な!
恥さらしも いいとこ…。
亡くなったのは
兄貴が
ずっと付き合ってた人だよ。
えっ?
兄貴のことだって
大して 知らないんだな。
(小坂)《大丈夫》
《大丈夫だよ 正樹》
ハァ~。
まだ
犯人 見つからないんですかね…。
にしても 何で 小坂先生が…。
ホント 許せない。
あんな いい人 他にいないのに。
フフ… フフ…。
(愛菜美)フフ。
(佐竹)碓井先生
何が おかしいんですか。
(愛菜美)だって
こないだまで みんなで
悪口 言ってたじゃないですか。
(佐竹)
それは 芳野先生だけでしょ?
僕は言ってません。
(芳野)よく言いますよ。
小坂先生に振られた腹いせに
ネットに 悪口 書いてるくせに。
はっ? 僕が犯人みたいな言い方
やめてくださいよ。
(芳野)はっ? ホントのことですけど。
(佐竹)はっ?
(芳野)どうすんですか?
(影山)
やめなさいよ。 みっともない。
この学校の評判を落とすような
発言 控えてください。
三者面談も始まるんですよ!
憂鬱だな…。
(加賀美)和泉さんの成績ですと
清國院大学文学部の
指定校推薦枠に
推せると思いますが
いかがでしょうか?
推薦?
(加賀美)ええ。
じゅうぶん狙えますよ。
ぜひ お願いします。
では こちらの願書を
提出していただいて…。
この大学 うちから遠いわね。
お母さん?
(静)そもそも 大学なんて
家を出て通うほどのことかしら?
お金だって かかるし。
あっ 経済的な問題でしたら
返済不要の奨学金制度も
ありますし。
冴ちゃん お母さんね
大学に行くより大切なこと
たくさん あると思う。
誰かのために
お料理したり 家を奇麗にしたり
そういう小さな幸せを
大切にすることが…。
私は お母さんとは違う。
私は
自分の足で生きていきたいの。
和泉さん 落ち着いて。
(静)
冴ちゃん 何にも分かってない。
いい? どんな時代でも
女は 一人じゃ
幸せになんてなれないの。
だから 私は…。
お母さんの おっしゃるとおりです。
大学に行っても
何の保証にもなりません。
そうよね? 新田先生。
ですが パートナーが
人生を保証してくれるとも
限りません。
幸い 今 和泉さんには
幅広い選択肢があります。
その中で 彼女が選ぶ道なら
間違いないと思います。
えっ…。
(静)どうして
そう言い切れるんですか?
親から 宝物のように大事にされた
子供は
自分自身を大事にできるからです。
それに 幸せは
自分の道を 自分で選ぶことから
始まるんだと思います。
ここは 娘さんを信じては
いかがでしょうか?
母親として。
自分の道を 自分で選ぶ…。
なるほどね。
(加賀美)
こちら 願書になりますんで。
♬~
(加賀美)新田先生は
一人の生徒に 肩入れし過ぎだ。
…って 教頭から言われたんで
一応 気を付けてください。
それ バラしていいんですか?
俺は 新田先生のやり方
嫌いじゃないんで。
ハハ…。
《どこにいても
彼の姿は すぐに見つけられる》
《だけど
彼の思いまでは見えない》
《笑っていても
笑っていないように見えるし
心を開いたと思っても
すぐ閉じる》
《でも あの瞬間
確かに 同じ気持ちだと感じた》
♬~
(タイピング音)
≪(ブザー)
うわ!
すいません。
えっ?
先生? 何で?
♬~ (新垣) 《雪肌精に
おすすめの年齢はありません》
《性別や年齢を問わず使える》
《自然の恵で作られているから》
<それは 地球生まれの透明感>
<「雪肌精」 Gift from the Earth>
♬~ (羽生) 《雪肌精に
男性用はありません》
《性別や年齢を問わず使える》
《自然の恵で作られているから》
<それは 地球生まれの透明感>
<「雪肌精」 Gift from the Earth>
♬~
(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>
<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって
つながりながら広がっている>
<日本の伝統的な空間の捉え方だ>
<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>
<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>
<家は 生きる場所へ>
先生? 何で?
洗濯機 壊れて。
そっちは?
えっ?
何してんの?
あっ 時々 ここで 小説 書いてて。
家だと
お母さんがいて 落ち着かないし。
ふ~ん。
だっ…。
言っとくけど
私の小説 読んでいいの
小坂先生だけだから。
別に 読みたくねえし。
ですよね。
あっ 今日は どうも。
三者面談。
ああ。
取りあえず 助かりました。
お母さん
どこまで響いたか 怪しいけど。
あのさ もっと うまくやれば?
はっ?
ああいうとき
いちいち 感情的になって
どうすんの。
だって 推薦 懸かってたし…。
大事なことほど
感情的になっちゃ 駄目だろ。
それより 相手が言ってほしいこと
言ってやればいい。
言ってほしいこと?
相手が気持ち良くなれば
コントロールしやすいだろ。
何 それ。 むずっ。
簡単だろ。
じゃ そっちは どうなんですか?
お父さんと。
ああ… 絶縁寸前って感じ。
ラッキーじゃん。
ラッキー?
だって
無事 逃げられたってことでしょ?
いいなあ
大人は いつでも 親を捨てられて。
(静)冴ちゃん。
どうしたの?
えっ?
ううん。
うん。
冴ちゃん 聞いて!
えっ えっ?
お母さん 生まれ変わる。
はっ?
昼間の仕事 始めることにしたの。
小さな うどん屋さんなんだけど
さっき パートの面接に行って
あしたから働くことになったの。
えっ?
だから
たまには 外で ご飯しない?
お母さんの門出を祝って
ぱ~っとさ。
いいよ。
ホント? いつ?
11日がいい。
先生。
思ったより響いてたみたい。
何が?
お母さん
いきなり 昼の仕事 見つけてきて。
で 11日に
その お祝いすることになった。
へ~。
海岸通りのイタリアン
オープン記念で コース半額。
先生も来る?
んなわけねえだろ。
ですよね。 フフ…。
(静)
うどん作りも 奥が深いんですね。
(平岡)うどんは 嘘つきません。
手をかけた分だけ応えてくれます。
何だか
子供を育ててるみたいですね。
うちの子もね
手をかけて育ててきた分
とっても いい子なの。
(平岡)それは
お母さんが立派だからですよ。
僕も 和泉さんを見習って
うどんの味を この店を
立派に育てるつもりです。
一緒に頑張りましょう。
『愛と哀しみのボレロ』って
ラヴェルが作曲なんでしょ?
それ 映画だよ。
冴 遅えよ。
上映会の準備 間に合わないぞ。
あっ ごめん。
上映会 正式に中止になった。
(翔太)えっ?
落ち着くまで
行事は控えた方がいいという
学校側の判断だ。
こんなに 動画 撮ってきたのに?
残念な気持ちは分かるけど
小坂先生を安心させるためにも
今は 静かに過ごそう。
ハッ…。
思ってもないこと言うなよ。
慎太郎。
この前 嘘ついたよな?
小坂が病気で入院してるって。
確かに。
(蓮)先生が病気で痩せたとか。
まんまと信じて
バカみてえじゃん 俺ら。
悪かった。
はっ?
あのときは
みんなを落ち着かせたくて
そんな嘘をつくしか
方法がなかったんだ。
このとおり 謝るよ。
あんた なめてんだろ 俺らのこと。
慎太郎!
先生に八つ当たりしても
しょうがないでしょ。
じゃ 早く帰るように。
むきになり過ぎ。
(ドアの開閉音)
それは お前だろ。
先生!
どうして 言わないんですか?
小坂先生とは
昔からの付き合いだって。
みんな それ知らないから
だから…。
お前も 早く帰れよ。
《また 閉じた》
(愛菜美)《このメール 送ったの…
君でしょ?》
(慎太郎)《いや…》
《な~んだ。 違うのか》
(慎太郎)《それ 何の画像だよ》
(愛菜美)《学校に
匿名で送られてきたの》
《新田先生は
偶然 コンビニで会っただけって
言ってるらしいけど》
《ごめんね。
見なかったことにして》
何なんだよ。
≪(絵馬の ぶつかり合う音)
♬~
話って 何ですか?
(愛菜美)私
実は あの日
小坂先生と一緒にいたんです。
あの日?
小坂先生が消えた日。
偶然
帰りに 小坂先生と一緒になって
食事に誘われたんですけど
断ったんです。
断った?
ええ。
私なんかを誘うなんて 小坂先生
何か 病んでたんですかね。
どうして…。
えっ?
どうして そのとき
小坂先生の話を
聞いてやらなかったんですか。
すいません。
いえ…。
それで?
(愛菜美)別れ際 小坂先生が
一人で ここに入っていくのを
見たんです。
(愛菜美)新田先生は
ずいぶん 小坂先生に
思い入れがあるんですね。
えっ?
(愛菜美)だって
小坂先生が いい人だと
信じて疑わないから。
小坂先生の方が 誰かを
苦しめていた側かもしれないのに。
そんなわけ…。
♬~
♬~
これ…。
(愛菜美)小坂先生のです。
変わった願い事ですよね。
これって
もう 誰も傷つけたくないって
意味にもとれますよね?
やっぱり 何か後ろめたいことでも
あったんじゃ…。
碓井先生。
(愛菜美)はい。
一人にしてもらえませんか?
≪(碓井)とっとと消えうせろ!
(路加)あっ… うっ…。
申し訳ありません!
お前の代わりなら
いくらでも いるんだよ。
契約なんて
いつでも切ってやるよ。
お願いです! もう一度だけ
チャンスを下さい!
お願いします!
(愛菜美)もう 行きましたよ。
あなたも 私と同じですね。
えっ?
誰かの特別になれない存在。
(愛菜美)《小坂先生の方が
誰かを苦しめていた側
かもしれないのに》
≪(静)気持ちいい~。
だけど 暑い~。
(平岡)えっ?
あそこに ケーキ屋さん あったの。
行こ行こ。
ケーキ?
(静)うん。 あそこ あそこ。
あっ きんにくん。
(平岡)ハハ…。
(静)ハハ…。
(静のメッセージ)
ごめんね 冴ちゃん。
約束してたのに
行けなくなっちゃった。
お祝いは また今度ね。 じゃあね。
ご予約の料理
いかがなさいますか?
先生… 何で?
さっき
通りで お母さんと擦れ違って…。
男と いたんでしょ?
あっ
心配しなくても大丈夫ですよ。
こうなることは 想定内ですから。
入学式に 授業参観 卒業式…。
いつも
最後には忘れられるんです。
ドタキャン歴 長いし。
あっ 去年は
小坂先生が祝ってくれたんです。
えっ?
(店員)
お誕生日 おめでとうございます。
17?
笑えますよね。
自分の誕生日
自分でセッティングするなんて。
当て付けだったの。
娘の誕生日 どうせ
また忘れてるんでしょって。
駄目な母親だって
思い知らせてやろうと思って。
(息を吹き掛ける音)
で 結局 当て付けすら
させてもらえないっていう。
おめでとう。
♬~
♬~
(バイブレーターの音)
もしもし。
はい。
えっ?
♬~ (相葉)「ソフラン」はニオイを消すだけじゃなく
そもそも生ませない こんなニオイも
実証済!このニオイも
あのニオイも
(お父さん)え!?
100のニオイ ぜーんぶ実証!
(3人)ホントだ!
「ソフラン プレミアム消臭」
(佐藤)くりかえす疲れ目でお困りのあなたに!
《「スマイル40プレミアムDX」!》
この商品 目の疲れかすみを
《治すんです!》
(伊津野)《なるほど! 助かるね!》
薬局・薬店まで
茶色が目印!
《スマイルDXシリーズ!》
(管理人)すいませんね
わざわざ 来ていただいて。
いえ。
(管理人)荷物を預かったまま
なんですけど 借り主さんと
全然 連絡 取れなくて。
それで 緊急連絡先に僕の名前が?
(管理人)ええ。
えっと こちらの名前で
間違いないですよね?
小坂先生の字だ…。
こちらですね。
ありがとうございます。
えっ? これ 映研のだ。
小坂先生
付き合ってる人がいたんだ…。
(慎太郎)あっ ヤッベ。
え~? 何で…。
あっ これ 文化祭のときのだ。
私が撮ったやつ。
先生 変顔して。
ちょっと むちゃ振り。
(一同)変顔…。
小坂先生…。
(一同)変顔。
(小坂)
じゃあ 一緒にやるなら いいよ。
おっ いいよ いいよ…。
よいしょ。 はい せ~の。
小坂先生 笑ってる。
何だよ これ。
手 動かして。
(転ぶ音)
あっ ハハ…。
あ痛… ハハハ…。
また?
大丈夫。 大丈夫だよ。
ねえ それ 私が言う せりふ。
ハハ…。
(小坂)ほら 大丈夫じゃん。
フフフ…。
何が 大丈夫だよ。
♬~
何なんだよ あいつ。
俺のこと
ずっと気に掛けててくれて…。
兄貴が死んでも
弟みたいなもんだからって…。
ホンット しつこくて。
俺は ずっとスルーしてきて…。
あのときだって…。
《ねえ。 何で辞めんの? 教師》
《まあ
無理に言わなくてもいいけど》
俺は あいつの話を
全然 聞こうとしなくて…。
あいつは 何か悩んでたんだ…。
なのに…。
どうして… あのとき 俺は…。
もう いいよ。
♬~
♬~
♬~
(翔太)これ マジかよ。
(ざわめき)
いつの間に この2人…。
こんなの 絶対 嘘だよ。
ハァ… ハァ…。
違うの…。 あれは…。
慎太郎。
(佐竹)生徒だけでなく
父兄のグループメールにも
送られているようです。
こんな時期に
とんでもないことを!
ええ。
何とも言えないですね。
(芳野)ハァ…。
(静)♬「ラランララン
ラランラランラ」
♬「ルンルルンルルン」
♬「ラランララン
ラランラランララン」
♬「ルンルン」
(静)♬「ルルン ララン
ラランランラン ルンルン」
推薦 もらえたのも もしかして
あいつのおかげってこと?
ちょっと。
(足音)
(翔太)ハァ… ハァ…。
おい! おい!
何か
職員室が大変なことになってるぞ。
(蓮)えっ?
(結奈)どういうこと?
(静)これは いったい
何なんですか!? 納得いくよう
説明してください!
(加賀美)和泉さん
落ち着いてください。
(静)こんな娘の姿を見て
落ち着いてられますか!?
しかも
世間様に知られるなんて!
あの
後日 私の方から あらためて
説明させていただきますので
それは…。
(静)
私は 新田先生に聞きたいんです。
≪(足音)
会議室で お話を。
(静)逃げるんですか?
このままじゃ
騒ぎが大きくなりますので。
(静)いいから 答えてください。
あなた いつから
娘と そんな関係に?
こちらへ。
ごめん。
(静)触らないで!
ねえ お母さん やめて!
(静)あっ。
ねえ あなたが うちの子を
たぶらかしたんでしょ!?
(加賀美)
いや 和泉さん そんな一方的に…。
冴は 私が 宝物のように
大事に育てた娘なんです。
そんな娘が 自分から こんなこと
するわけありません!
そうよね? 新田先生!
母親として 娘を信じろって?
私が 誰よりも
この子のこと 分かってるの!
頑張って育ててきたの
母親として!
ねえ お母さん!
自分の道を 自分で選べ?
あんたのせいで
この子の未来は 台無しよ!
違うの。 あれは 私が勝手に…。
(静)かわいそうに だまされて。
大丈夫。 お母さんは
ちゃんと分かってるから。
(静)皆さん これが証拠です!
えっ?
(静)これは 新田先生をモデルに
冴が書いた小説です。
やめてください。
「どこにいても
彼の姿は すぐに見つけられる」
「でも 彼の思いまでは見えない」
この「彼」って あなたのことよね?
違う…。
(翔太)えっ マジかよ。
(蓮)きつっ。
(静)「笑っていても
笑っていないように見えるし
心を開いても すぐ閉じる」
やめてください。
「でも
あの瞬間 同じ気持ちだと感じた」
いいかげんにしろ!
どこまで 娘を追い詰めれば
気が済むんですか。
私は 母親ですよ?
こんなの
母親のすることじゃない。
≪新田先生。
あんたは
母親を武器にしてるだけだ。
新田!
和泉は
母親としての あんたを 諦めない。
諦めたくても できないんだ!
なのに
あんたは そこに つけ込んで。
娘を
自分の所有物とでも思ってんだろ。
大事な
アクセサリーの一つとでも!
何ですって!
(加賀美)新田先生!
おい!
今の あんたが
あいつのために できることは
一つだけだ!
さっさと 娘を解放してやれ!
(静)教頭先生!
この教師
即刻 処分してください!
ほらほら 落ち着いて!
(加賀美)新田先生!
♬~
♬~
♬~
♬~
(結奈)消そう。
≪うん。
♬~
♬~
おい! どういうつもりだよ。
≪♬(ピアノの演奏)
♬~
♬~
♬~
不協和音…。
♬~
(慎太郎)あんたが やったんだろ?
あの画像。
(慎太郎)それだけじゃない。
最初の あの写真だって
あんたの仕業だろ。
あれ わざと俺に見したよな?
俺をたきつけようと。
さあ。
おかしいだろ。
何で こんな嫌がらせすんだよ!
でも 一つ間違えれば
あなたが
やっていたかもしれない。
はっ?
違う?
♬~
♬~
(小坂)ほら 大丈夫じゃん。
フフフ…。
(小坂)はい。 お遊び 終了。
終了。
映研のみんな 小坂です。
急だけど
教師を辞めることにしました。
えっ?
みんな ごめんね。
私は…。
(ドアの開く音)
(カメラの倒れる音)
(小坂)どうして ここに?
(小坂)言ったでしょ?
もう 終わりにしたいの。
苦しいの。
だから お願い。
小坂先生…。
(小坂)ねえ 何とか言って。
終わらせるぐらいなら
俺は 全部 捨てる。
(呼び出し音)
(アナウンス)
留守番電話サービスに接続します。
(発信音)
先生 私 分かったの
小坂先生と付き合ってた人が。
≪何してるんだ?
《誰かと一緒なら 悲しみを
半分にできるというけれど
それは 本当かもしれない》
ご迷惑をお掛けして
申し訳ございません。
《俺は あのとき
彼女に抱き締められて 救われた》
《代わりに何かを失っても
やっぱり 救われたんだ》
《だからこそ
彼女の未来だけは 守りたかった》
《守りたかったはずなのに》
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