ガラガラなのにそこに座る?
呑み鉄たこちゃんは出張で新幹線を利用しました。
できるだけ「密」を避けたかったため敢えて人気のなさそうな旧型のE2系新幹線の時間を選び、さらに最後部の10号車、最後部の席13Aを指定しました。ここだとトイレ等で通路を通る人もいない、後ろから飛沫が飛んでくることもない、しかも遠慮なくリクライニングできると考えました。
乗車直前にえきねっとでシートマップを見たら指定席はガラガラ、調整席以外全部空席で同じ車両に予約している人は居ない模様、たとえ直前に買う人が数人いたとしてもソーシャルディスタンスは確保できると思っていました。実際に乗車してみたら当初は他に誰もいない貸し切り状態。しかもE2系なのにコンセント付きの車両でラッキー!
ところが途中駅から2人組が乗車してきました。さすがに新幹線で降りるまで貸し切り状態はないだろうと思っていたので特に何とも思わなかったのですが、その2人組はまさか!通路を挟んだ反対側の2人席に着席しました。
え?他に誰も客がいないのにそこに座るの?
混雑していない駐車場や電車、飲食店等でわざわざ他人に近くに来る迷惑な人の事を「トナラー」と呼ぶそうです。まさに「トナラー」が来てしまったのです。
大きな荷物を持っていたので最後部の席に座りたかったのだろう・・・とお気持ちは察しましたが、他に誰も客がいないのに「そこですか?」と疑問を感じざるを得ませんでした。車両端の席は一般には敬遠されるため、特に希望しない限りは後から販売する仕組みになっており、この席を窓口なり指定席券売機で「指名買い」したのは間違いありません。
他の空席に移動しようか?とも思いましたが、
・今回利用していた「お先にトクだ値」は指定された席のみ有効で自由席乗車不可、車掌さんから何か言われるのも不愉快。
・説明すれば席移動は認めて貰えるとは思いましたが、万一近距離でも指定券を持った人が移動した先の席に来てしまったら、その方に不愉快な思いをさせてしまう・・・
・駅に着くたびにその席が予約されていないかをえきねっとのシートマップで確認するのもストレス・・・
・せっかく乗車時に自分の座席周りを徹底的に消毒、除菌して着席したのに、今更他の席を消毒するのは大変。
と考え、あと数十分、少しの時間と思って我慢することにしましたが、何とその2人組は1時間にも満たない短い乗車時間なのに白昼堂々と座席で飲酒を始めました。大声ではありませんが、会話もしていました。
指定席を買って指定された席に座るのが何が悪い!と言われるかも知れませんが、コロナ禍でガラガラな状況であえて他人の近くに座る、しかも飲酒をするトナラーに違和感を感じました。普段利用しているJR北海道の快速エアポート指定席でも、「すいてるのにそこを指定するの?」のような方をよく見かけます。
最近JR東日本の「えきねっと」では座席位置のみ変更の機能が追加されましたが、乗車後に後から近くの席を購入されては対策のしようがありません。混雑していないときは他人との距離を保って指定席を買うこともコロナ禍の新しい生活様式、「マナー」ではないかと考えます。この考え方が世間一般に定着することを希望します。
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