これが理想のやまとなでしこ美尻 !

 

やまとなでしこ美尻の条件1
後傾気味な骨盤に沿った柔らかいフォルムの丸み
「日本人の骨盤は、後ろに傾いているようなフォルム。腰からお尻にかけて脂肪がつきやすい体型なので、適度な大きさであれば丸みがあって女性らしいラインになります」

 

やまとなでしこ美尻の条件 2
程よく引き締まりつつ表面はふわっと
「激しいトレーニングをしない限り、お尻につく脂肪は柔らかいもの。程よいハリ感がありながら、肌の表面は触れると柔らかい〝フレッシュな桃〟のような手触りが理想です」

 

やまとなでしこ美尻の条件 3
閉まりすぎでも開きすぎでもなく、骨盤に弾力が
「骨盤が閉まりっ放しでも開きっ放しでも、美しいお尻のラインはキープできません。前後左右にスムースに動く骨盤は弾力があるから、ハリのある適度な脂肪がついて、しなやかなヒップに」

 

欧米人のお尻とは根本的に違います!

「美尻と聞くと思い浮かべる逆ハート形のヒップは、欧米人に多いフォルム。骨盤が前に傾きがちなので腰も前に入っています。そのため、お尻が大きくても垂れにくいのが日本人と違う所です」

骨盤が閉まりやすい秋冬こそ美尻になるチャンス!
「骨盤は暑いと開き、寒いと閉まって体温を調節しています。だから、寒くなるこれからの時期は骨盤が閉まりやすいので、キュッと引き締まった美尻を作るのに最適」とkyoさん。「お尻は人によって形がさまざま。それは、骨盤の形や生活スタイルが違うからです。特に日本人は、1日のうちで座っている時間が長いという統計が出ている程、座り生活が主流。そのため、骨盤が後ろに傾いている〝寄りかかり気味〟の人が多く見られます。それにプラスして、歩き方や立ち方のクセ、筋肉量などで骨盤周りの脂肪のつき方が変わってきます。自分のお尻のタイプを知って、適切なエクササイズをすることが美尻へのいちばんの近道。体の中心である骨盤周りを整えれば、自然と体全体のバランスも良くなりますよ!」

 

あなたはどのタイプ?
日本人のお尻は大きく分けるとこの4タイプ
垂れているのか出っ尻なのか、四角いのか丸いのか、わかりにくいお尻の形。下の特徴を参考に、自分のお尻の形をcheck!

 

Type1
垂れ尻
4タイプの中でも骨盤がいちばん寄りかかり気味のため、脂肪が垂れやすい。歩いているときに、脚が体よりも後ろに行かず、ひざを曲げたままペタペタと歩きがち。骨盤が固まっていて動かしにくいと感じることも。

□骨盤が張っている
□脚を後ろに出す動きが苦手
□お尻をもち上げると脚が長く見える

 

Type2
扁平尻
やせ形でお尻に脂肪がつきにくい。ほかの3タイプと違い、骨盤が前に傾いている欧米型。下腹部がぽっこりと出やすく、幼児体型に近い。骨盤周りの筋力が弱いため、座ると脚をすぐに組んでしまいやすい。

□ボーイッシュな体型
□パンツをウエストのサイズで選ぶとお尻部分が余る
□下腹部が出やすい

 

Type3
四角尻
筋トレやランニングをしている人に多い四角尻。両脚をそろえて立ったときに、脚の間に隙間ができないのが特徴のひとつ。お尻に力を入れるとえくぼのような凹みができることもあるため、別名〝ピーマン尻〟ともいう。

□スポーツをよくしている
□脚の間に隙間がない
□触れると固い

 

Type4
出っ尻
腹筋が弱くて前のめりになりやすく、立ち姿を横から見ると、お尻がいちばん突き出ている。バランスをとろうとして自然とあごが上がり気味。骨盤から背中にかけて反っていて腰が前に入りがちなので、腰痛になりやすい。

□立ち姿を横から見るとお尻が突き出ている
□歩くときにあごが上がり気味
□腹筋が苦手

 

 

教えてくれたのは…




ボディワークプロデューサー・kyoさん

「b-i stylist」代表。骨盤を中心に全身を整えるオリジナルメソッド〝ビューティ・ぺルヴィス®〟を考案。道端カレンさんのエクササイズ本『美ラインストレッチ』シリーズの監修も手掛ける。



 

 

撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メーク/諸橋佑紀(ROI) スタイリスト/水原雪葉 モデル/池田莉子 イラスト/長谷川まき デザイン/GRACE.inc 構成/越後有希子