何を書いても構いませんので@生活板123
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何を書いても構いませんので
778:名無しさん@おーぷん 22/07/19(火) 17:42:15 ID:33.vl.L1
数年前、電車で学校に通っていた頃の話。(一応書いておくとコロナ禍前)
ある日の帰り、帰宅ラッシュで人がごった返すホームで電車を待っていると、見るからによぼよぼのお婆さんがよろよろとした足取りで列の先頭に向かっていた。
それを見た私は、「横入りするつもりか?でもこんな今にも倒れそうなお婆さん、体も相当しんどいだろうし席に着きたいって気持ちもわかるな…」と思い見守っていた。
お婆さんは先頭の人の近くでしばらく逡巡し、結局横入りせず列の最後尾に並んだ。
私はそのとき「このお婆さんを席に座らせてあげたい…!」という意味のわからない猛烈な使命感に襲われ、電車が着くと席よ埋まるな…埋まるな…と念じながらたまたま空いていた一席を確保。
お婆さんを呼び、ここあいてるからと座ってもらった。
お年寄りに席を譲ろう、という幅広い親切ではなく、こんなにしんどそうなのにルールを守ったお婆さんを座らせてあげたいという局所的なただの自己満足だった。


本題はその数日後。
またしても帰りの電車、ホームでたまたま会った同級生と乗る電車が同じだったため、一緒に帰ることになった。
空いていた二席に座ることができ、同級生と談笑しているうちに席は埋まり、電車は出発。
何駅かを経た後、席の近くにお爺さんが立った。
どうしよう、譲ってあげるべきか、そりゃそうすべきだよね、と私が迷っているうちに、同級生がサッと立ち上がり、「どうぞ」とお爺さんに席を譲った。
私は勇気が出なかった自分を恥じ、同級生に対してすごいなーと尊敬の念を抱いた。
すると同級生が私に耳打ちした。
「こないだお婆さんに席を譲ってたでしょ。あれ見て私も見習わなきゃと思ったんだ」と。
見られてた……!という驚きと、そんなんじゃないという戸惑いと、この場で率先して席を譲れなかった恥ずかしさが猛烈に押し寄せて、なんだかすごく肩身が狭かった。
これからは積極的に優先席に座るべき人に席を譲ろう、と思った。
壁に耳あり障子に目ありというけど、あれは悪事だけじゃなく善行も含まれるんだと痛感した。
どこで誰が何を見てるかわからないから、今はなるべくきちんとした行動を心がけてます。できてるかは怪しいけど。

784:名無しさん@おーぷん 22/07/19(火) 19:22:00 ID:XZ.uc.L1
>>778
優しさと勇気の連鎖だね!