20日午前8時10分ごろ、静岡・吉田町の交差点で、乗用車が幼稚園児の列に突っ込む事故があった。
引率していた男性教師は、事故の瞬間、身をていして園児たちを守ろうとしたという。
この事故で、男性教師と園児2人が軽いけがをした。
事故は、どのようにして起きたのだろうか。
当時、男性教師の後ろを園児6人が1列になって歩いていた。
その列に向かって、交差点を右折してきた乗用車が突っ込んできたという。
その際、男性教師は身をていして園児を守ろうとして、乗用車とぶつかった。
その弾みで、数人の園児が転倒。男性教師のほか、女子園児2人が腕などに軽いけがをした。
その男性教師自身が取材に応じ、当時の状況を明かした。
男性教師「車が急に右折してきて、結構な速さで子どもたちの方に近づいてきたので、自分の体を(車に)当てるようにしたんですけど、とっさのことだったのでそれぐらいのことしかできなくて」
車とぶつかった男性教師の左腕は赤く腫れ上がり、すりむいた箇所にはばんそうこうが貼られていた。
医師からは、打撲と捻挫と診断されたという。
警察は、車を運転していた40代の男性から話を聞くなどして、当時の状況をくわしく調べている。