2016年10月24日、岩手県久慈市に完成した「久慈波力発電所」が一般公開された。
(参照:世界初の海水揚水発電所 沖縄やんばる海水揚水発電所が廃止

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久慈波力発電所は、日本で初めて波の力を利用した波力発電所で、東京大学生産技術研究所の研究グループが、文科省東北復興プロジェクトの一環として久慈市と協力し開発したものだ。

波のエネルギーを電力に変換する方法は何種類かあるが、久慈波力発電所の場合、海中に設置した波受け板に波の力を受けさせることで発電する。久慈波力発電所の出力は43キロワット、一般家庭約10世帯分の電力が得られると見込まれている。

久慈波力発電所で発電した電力は、現地の冷凍庫等に利用されるほか、余った分は東北電力に無償で提供する予定で、東北電力への配電線の接続作業も完了している。

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