新中村化学工業(株)

【社長からのご挨拶】

皆さん、こんにちは。

わたしたちは、経営理念『全従業員の幸福と顧客へのお役立ちを目指します』の実現に向けて日々の事業に取り組んできました。そしてこの度、包括的かつ持続的な社会成長を狙いとしたSDGs（持続可能な開発目標）の考え方を取り入れた『サステナブル経営』へ進化させリスタートを切りました。わたしたちの顧客の定義を、従業員、お取引先、社会全体に合わせ将来世代もわたしたちが関わらなければならない重要な顧客として再定義いたしました。今後は望ましい未来の姿から遡って、今やるべき事を逆算で考えて行動するバックキャスティング思想を取り入れ、次世代へも貢献できる事も考えた経営の全体最適化を実践していきます。そして新中村化学工業は、従業員、お取引先、社会、将来世代を顧客と捉え自社の特長を発揮してそれぞれの顧客に役立つ存在になる事を目指し、４つの顧客の幸せの実現をビジョンとして事業活動を進めて参ります。
1938年創業後、繊維材料の製造、販売を経て、国内で初めて多官能性アクリルモノマーの量産かに成功して以来、わたしたちは少量多品種で高機能ケミカル製品の開発・製造に、ひたむきに取り組んできました。どれほど困難な課題であっても逃げることなく、常に先を見据えて未開の領域に踏み込んできた当社は、これからもその姿勢が変わることはありません。
2020年、創業90周年に向けた「FNG90～10ケ年中長期経営計画」を始めました。
創業以来、わたしたちは「どこにでもあるもの」でなく、御客様と対話しながら「世に一つのカスタムメイド」製品を生み出し、社会の発展に貢献してきました。
当社の製品は、高度な技術力と豊かな発想力、壁を突破しようとする開発者魂を必要とするものであり、まさにそれが今も新中村化学工業を貫くスピリットとなっています。
ただ、様々な情勢が目まぐるしく変化する時代は、さらに「ファイン」「ニッチ」「グローバル」という戦略が必要と考えます。
わたしたちは、プロダクトアウト中心からマーケットインの視点も持ち合わせた
ビジネスを展開し、これからの10年間は未来に何が起こり、私たちに何が出来るのかを俯瞰的に見渡し、社会への貢献を目指し行動したいと考えています。