多くの人が一度は聞いた事がある「SDGs」。
SDGsは、世界全体で貧困や飢餓 / 環境問題 / 経済成長 / ジェンダー平等まで幅広い課題を解決するための取り組みです。
日本政府もSDGsの目標達成のために力を入れています。
例えば、「貧困をなくそう」では、パナソニックが、農村地域で雇用を創出し、子どもが売られない世界をつくることを目的とし、「かものはしプロジェクト」を実施。
「飢餓をゼロに」では、フードロス削減のために長野県松本市では、「残さず食べよう!30・10運動」もその1つです。
企業の取り組みも盛んになり、日本だけでなく、世界各地で様々な取り組みを進めています。
今回は、スーパーに焦点を当て、世界のサステナビリティをご紹介します。
1.【日本・イオングループ】
①環境に優しい「グリーンアイ」
イオンは、「グリーンアイ」というプライベートブランド商品を販売しています。
■ここがポイント!
・体に優しい胃だけでなく、環境や社会に配慮した商品
・グリーンアイ・オーガニックでは、原料は有機栽培へのこだわり
・自然の力で健康的な体を作ることをモットーにしている商品
・有機栽培は最低限の農薬や化学肥料の使用なため環境保護にも貢献
② 100%地産地消の再生エネルギー
イオンは「脱炭素社会」の実現に向けて、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組んでいます。
■ここがポイント!
・2040年までに直営モールで「100%地産地消の再生可能エネルギー」にすることを宣言
2.【フランス・パリ】「旬の野菜かどうか」ひと目で分かるバロメーター
フランスでは「自分が何を食べているのか」を気にする人が多いそう。
そんなフランスでは、食品パッケージのバーコードをスキャンすると4段階で即座に食品を評価してくれるアプリ「YUKA」が大人気!
■アプリ「YUKA」のポイント!
・果物や野菜が旬のものなのか、また、栄養価の高い食材かどうかをバロメーターで知ることができる
・「季節の始まりたて/終わりかけ」「旬ど真ん中」「季節外れ」の3段階をイラストで表示
・食糧生産における生産エネルギー削減
3.【オーストリア・ウィーン】プラスチック包装ゼロを推進する食品店
「グライスラー(Greissler)」は、環境保全とSDGsの推進を店の経営方針としている食品店です。
■ここがポイント!
・容器・包装なし / 地産 / オーガニック / フェアトレード。
・店内で販売される食品は、上記4項目のうち最低3つを満たしていることが条件
・容器包装はプラスチック不使用
・トイレットペーパーやキッチンペーパーの包装も紙袋を徹底
4. 【オランダ・アムステルダム】
欧州イチ「肉食離れ」がすすむオランダのヴィーガン事情
環境負荷を減らすためにオランダは、2030年までに肉の消費を50%削減する目標を提示しています。
オランダでは、その一つのアクションとして、どのスーパーでも手軽に安価で代替肉を入手することができるそう。
■ここがポイント!
・ひき肉やハンバーグ / 鶏ささみ などの豊富なラインナップ
・乳製品売り場にも、必ず植物性の代替食品が設置
5. 【イギリス・ロンドン】
容器を買う必要なし。地元密着の量り売りショップ
ロンドン北部にある 2020年にできた量り売りショップ「Kilo」。
■ここがポイント!
・専用のアプリと商品についているバーコードを使用し、スマートフォン上で会計までできる
・容器は近隣の人から寄付されたリユースの容器を無料で使うことができる
・パスタや穀物 / スパイス / ジュースや植物性ミルク、洗剤など、すべて量り売りで購入可能
・お店のゼロウェイストの方針から、レシートがメールで届くのも特徴