PSGに思わぬ“旭日旗騒動”が(ロイター)

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 日本ツアーを行うフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)で〝旭日旗騒動〟がぼっ発した。

 PSGは17日に来日し、20日に川崎戦(国立)、23日に浦和戦(埼玉)、25日にG大阪戦(吹田)を予定。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・エムバペなど世界屈指の豪華メンバーの来日に大きな注目が集まっている。

 そうした中で、思わぬ騒動が発生した。韓国メディア「マネートゥデー」などが、PSGが日本ツアーの広報映像に旭日旗を使用したと次々と報道。「PSGの公式ユーチューブチャンネルが16日に『PSGジャパンツアー2022』というタイトルの映像を掲載した。日本訪問を広報するための映像だったが、問題は旭日旗の柄がCGに挿入された点だ。(韓国の)国内では映像を作ったPSG側に怒りの声が上がった」と事の経緯を指摘した。

 その後「旭日旗が含まれたPSGの広報映像は掲載されてから約2時間で修正された。その広報映像を削除し、旭日旗CGが消えた映像を再びアップロードした」と旭日旗の柄が映し出された場面が削除された修正動画が改めて投稿された。

 旭日旗を使用した場面が削除された理由は、韓国で多くの声が上がったことに加えて、韓国在住フランス人でタレントとして活動するファビアン氏がPSG側に指摘したため。同氏はPSG側とのやり取りをSNS上で公開し「ほとんどの欧州の人々はそれが日本の国旗やビデオゲームに出てくる旗だと思うが、韓国ではその意味が深刻なものだ」などと主張。そしてPSG側は「そうした内容を教えてくれてありがとう。あなたのアドバイスに本当に感謝する、ファビアン」と応じ、その後に映像が削除されたという。

 PSGにとっては日本ツアーを前に思わぬ騒動となってしまった。