全国の信者へメッセージを配信した田中会長、 「一番苦しいのはお母様」場面では感極まる様子も (教団配信映像より) |
安倍晋三元首相銃撃事件の渦中にある統一教会(天の父母様聖会・世界平和統一家庭連合)の“神”日本・田中富広会長が7月17日、東京の松濤本部の本部教会から全国の信者へ向けてメッセージ『説教「神様は私たちと共にある」』を配信した。本紙はその発言内容を独占入手、田中会長の発言内容のポイントを挙げる。
◆「血の引く思い」田中会長
・予想だにしなかった前代未聞の惨劇が発生
・改めて安倍晋三元首相に心からの哀悼を表するとともに冥福を祈る
・あらゆる意味で戦後最大の事件と言っても過言ではない
・地球規模の大きな衝撃が走った
・犯人・容疑者が家庭連合と関係があると報じられた瞬間、血の引く思い
・一部メディアで旧統一教会の名。本部は即、容疑者の特定に入った
◆記者会見は「天の声」
・7月10日、「表に出なさい」との天の声が聞こえたので記者会見を開くことに
・法人責任者が表に出て、メディア報道による曖昧な憶測を整理するため声明を出す
・30年前のような悲劇になると想定されたため全体一致で決断
・洪水のような試練が押し寄せることを想定
・天の父母様と真(まこと)の見守りの中で、会見する自分もびっくりするくらい平常心で臨んだ
◆山上徹也容疑者も2~3度「みことばに向き合った」
・容疑者が母親の当法人への献金により破産し家庭が崩壊した恨みからの犯行とメディア報道
・真実の詳細ははっきりと判らない。全力で事実関係を追いかけている
・母親が協会員として20年以上前から教会と関係を持っていたことは事実
・教会員登録は無いにしても容疑者自身も未成年期に教会に来て少しみことばに向き合ったことも2度3度あったと聞いた
◆どこまでも他人事の田中会長。財産を収奪した側が宣う「サポート」
・私たち教会が直接犯罪を起こしたわけではもちろんないが、母親が学びに来ていたという事実、教会員として頑張っていた時期があったことも事実
・私たち教会がご本人やご家庭が抱えている課題に向き合ってしっかり解決してあげることができていたなら、解決までいかないにしてもしっかり側でサポートし続けていたらと悔やまれる。きっとお母さんは縋るような気持ちで救いを求めて来ていたと思う
・私たちは家庭の大切さを説き“ために生きる”価値を説いている
・宗教は法人格をいただいている。社会から尊敬される立場でならなければならない。もし恨みを抱かれているとしたらしっかり正面から受け止めなければならない
・犯罪の動機の内容が本当に報道されているままなら重く受け止めていかねばならない
◆メディア非難も
・メディア報道が朝から夜まで空爆のように矛先を向けている。一部の心無い報道により傷付き信仰が揺れている人もいるかもしれない。心無い電話攻撃を受ける教会総務・スタッフの中には体調を崩した人もいる。30年前の報道がフラッシュバックして心が重くなっている人もいるかも。思い込みや憶測、勇み足の報道、悪意を感じる報道、コメント・発言もある
・捜査には全面協力。共有には限りがある
・献金は宗教において大切な行為。一部報道に「真のお父様(文鮮明教祖)の言葉に『持っているすべてのお金を捧げなさい』と書いてある」と批判があるが…〈→献金について正当化〉
・たくさんの激励や励ましの言葉をいただいている。皆さん、実態とメディア報道のあまりに大きなギャップに驚いている。これからもしっかりお付き合いさせていただくと
◆2世の繋ぎとめに必死
メディアは赤枠内しか見えていないと主張する 田中富広会長が描いた「イジメ蛙」 (教団配信映像より) |
・礼拝には多くの2世圏も参加。連日のメディア報道やSNSの記事に触れて心が沈んでいるかも。予想しなかった情報に突然触れると視野が狭くなる。(「イジメ蛙」の絵を示し)悪意のある報道が赤枠、赤枠の中に関心を引き込み、関心を赤枠内に閉じ込める意図がある。外を見せないよう意図がある。全体を見せると解釈が全く違ってしまうことを恐れている場合。この間の報道における悪意ある発言はキリがないが本部も継続して対応
◆「一番苦しいのはお母様(韓鶴子総裁)」
・
「嵐が過ぎるまで苦しい日々が続いていくと思いますが、でも皆さん、一番苦しいのはおそらくお母様(真のお母様・韓鶴子総裁)です。何よりも犯人のターゲットは真のお母様だと報道されてしまった。これを耳にする真のお母様の苦痛はいかばかりでしょうか。でも、お母様は私たちの親です。今の日本の状況を耳にして、子どもたちがどれほど苦しい状況に居るのか想像するだけでもいたたまれない、親として心が張り裂ける心境だと思う。そのお母様に毎日の状況を方相逸(バン・サンイル)大陸会長が伝えねばならない」
「嵐が過ぎるまで苦しい日々が続いていくと思いますが、でも皆さん、一番苦しいのはおそらくお母様(真のお母様・韓鶴子総裁)です。何よりも犯人のターゲットは真のお母様だと報道されてしまった。これを耳にする真のお母様の苦痛はいかばかりでしょうか。でも、お母様は私たちの親です。今の日本の状況を耳にして、子どもたちがどれほど苦しい状況に居るのか想像するだけでもいたたまれない、親として心が張り裂ける心境だと思う。そのお母様に毎日の状況を方相逸(バン・サンイル)大陸会長が伝えねばならない」
・お母様の見側で私たちに替わって支えている李成萬(イ・ソンマン)副会長から電話で韓鶴子総裁のみことば「皆さん、一つになって乗り越えましょう」が伝えられる
◆「試練を越えて真のお母様とともに前進」
・韓国にお嫁に行かれた日本の婦人たちも必死になって日本の食口(シック/信者)のために祈っている
・冒頭に訓読したみことば『進む道が塞がったと落胆しないでください。この国が乱れると気落ちしないでください(中略)みなさん、堂々と胸を張っていきましょう。もし過去に過ちがあればそれも謙虚に受け止めていきましょう。大切なことはそれでも天は尚、私たちを使い、この試練を越えて真のお母様とともに前進してほしいのです』
・今や日本国民の中で旧統一教会、世界平和統一家庭連合を知らない人が全くなくなった。普通でいい、普通に過ごすことが最高の証。答えられないこと、判らないことは判らないと答えればよい
・私たちに失うものはありません、前身あるのみ。共に手を取り合って支え合いながら踏ん張って参りましょう。
・日本全国の最前線で嵐に立ち向う皆様の勇気と真のお母様を慕う心情に感謝
韓鶴子総裁の「苦痛」とは、犯人のターゲットとして報道されたことだという田中富広会長、やはりこの教団に反省の色は見られないようだ。
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