安倍元総理が男に銃撃され死亡した事件から15日で1週間です。男の伯父が会見し、旧統一教会に入会した男の母親から何度も献金を頼まれたと話しました。信者の家族の苦悩に迫る追跡、第5弾です。
記者:献金を肩代わりしてやってくれみたいなお願いはあった?
山上容疑者の伯父:
「あります。あります。うちの家に来た。出入り禁止なのにね。2日連続で来るから」
こう話すのは、安倍元総理を銃撃して逮捕された元海上自衛官、山上徹也容疑者(41)の伯父です。
伯父は、山上容疑者の母親が旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合に入会した1991年ごろから何度も献金を頼まれたと言います。
山上容疑者の母親は、保険金や不動産を売った金で1億円以上を献金し、破産しました。
山上容疑者の伯父:
「破産以降は統一教会の今の田中さん(会長)。献金受けてませんって言ってましたけど、真っ赤なうそ」
母親が破産したことで、旧統一教会へ恨みを募らせていた山上容疑者。自衛隊に所属していた2017年には、保険金で兄と妹の生活費をまかなうため、自殺未遂騒動を起こしたと言います。当時の自衛隊の報告書には─。
山上容疑者の伯父:
「統一教会によって人生がめちゃくちゃになったということは書いてありましたね」