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アニメ『東京BABYLON 2021』制作中止、多数の模倣盗用が判明で謝罪 新たな制作体制で再出発

 キャラクターの衣装デザインなどに模倣があった問題を受け、放送延期となっていたテレビアニメ『東京BABYLON 2021』が、制作中止となることが29日、公式サイトで発表された。

アニメ『東京BABYLON』制作中止

アニメ『東京BABYLON』制作中止

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 公式サイトでは「過日、アニメーション制作会社によります【模倣盗用】が発覚した後、コンプライアンスを順守し二度と同様の事態を発生させないように、委員会として全てのプロダクトの見直しを行って参りました。その結果、残念ながらご指摘を受けましたキャラクターの衣装設定2点以外にも、多数の模倣盗用があることが判明いたしました」と報告。

 続けて「制作会社に対して管理不行届きでありましたこと、製作委員会一同、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「製作委員会内で協議を重ねました結果、現制作会社との信頼関係の欠如により制作続行は不可能と判断し、【東京BABYLON 2021】プロジェクトは制作中止とさせて頂きます。その上で、改めてCLAMP先生、製作委員会にて協議の上、全く新たな制作体制で再出発させて頂くこととなりました」と経緯を説明した。

 そして「このような御報告になりますこと、CLAMP先生、原作『東京BABYLON』を愛する皆さま、『東京BABYLON 2021』にご期待下さり、応援して下さっている皆さま、ご出演頂きましたキャストの皆さま、また本作品にお力添えを頂いているすべての関係者の皆さまに、心より深くお詫び申し上げます」謝罪。

 「CLAMP先生の【東京BABYLON】という大切な作品を、ファンの皆さまが心より楽しんで頂けるように新たな体制で一日も早く作品をお届けできますよう、必ずや誠心誠意、製作委員会として努力してまいります。何卒引き続きの応援を頂戴できますように、心よりお願い申し上げます」と理解を求めた。

 模倣問題は昨年12月4日、11月19日に発表した作品の新ビジュアル及びキャラクター設定イラストの衣装に、ファンから「著作権を有しない既存の衣装デザインを使用しているのではないか」と指摘されていたもので、公式サイトで「アニメーション制作会社に対して事実確認を行い、検証いたしました結果、キャラクター衣装の設定制作過程において、適正な権利処理が行われていない事実がございました」と報告していた。

 『東京BABYLON』は、漫画家集団・CLAMPの伝説的作品で、新書館の『サウス』『月刊ウィングス』にて1990年~1993年にかけて連載されたCLAMP初期の傑作とも称されている。

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