御柱祭関連記事顛末記➊
先日改訂再公開した御柱祭関連4記事の背景について書きます。 お察しの通り画像が非表示になったのは著作権問題です。 前回2016年御柱祭は現場第一線に出てましたので、自分で撮影した画像で関連十数記事を公開しましたが、今回は後方支援部隊を担当し、写真撮影できなかったので、購読する信濃毎日新聞掲載画像を引用して記事を作成しました。
著作権に係る一般知識はありますので、引用のつもりでも法的な『引用』条件満たすかとなるとグレー、それも黒に近い自覚を持ちながら半ば確信犯的にやりました。 こんな片田舎の趣味ブログまで目を光らせ、煩い事は云わんだろうの見切り発車の発想でした。
著作権に係る指摘があれば協議して抵触する画像は自主的に削除するつもりでしたが想定外の展開となり、読者の皆様に著作権違反で画像を消されたブロガーの恥を晒す結果となりました。 5/9以降2ヶ月弱何が起きてたかお話します、と言って参考になる様な事はされない様にお薦めしますがね(笑)。 それは拙ブログへのコメント着信から始まりました。
【5/9着信正体不明コメント4件】
5月9日夕方帰宅すると拙ブログに同内容のコメント4件が着信してました。 信濃毎日新聞社著作権担当者名の発信ですが???でした。
➊電気関連記事が多い拙ブログは特定部品を推奨すれば報酬を払うというステルスマーケティングの誘いを2度受けてます。 いずれも『突然失礼します、◆◆社でマーケティングを担当する▲▲と申します』の書き出しで、まず名乗るのがビジネス文書のイロハのイ、基本中の基本です、それがありません。 それさえ知らない人間が書いた文章にも見えます。
➋断定的通告調の要求文書です、これは当方にも非があり仕方ない部分があります。
➌対象記事列挙すれば済むのに同内容4通を送ってます、その方がプレッシャーになると考えたからでしょうか? 『見せる⇒みせる』『当たる物⇒あたるもの』の平仮名表記も気になりました、新聞社社員なんでしょ!
以上の条件からこのコメントが信濃毎日新聞社発の本物か、名前を騙るなりすましかの確認が必要でした。 それらしいメアド添付されてますがメアドは捏造可能、直接返信のリスクは犯せません。 なりすましには心当たりがあります、敵が多いですからね(苦笑)。
【筆者問い合わせ】・・・5/9 19:00頃
そこで信濃毎日新聞社問い合わせ窓口に上記問い合わせをしました。 最初は発信者確認、暗に名乗らぬ非礼さを指摘してます、次に引用に当らないとする根拠の説明、最後に回答を得た上で対処する旨を伝えました。
【問い合わせ受信確認メール】・・・5/9 20:50
問い合わせフォームは本名・住所・メアド記載必須で、個人情報明かしての問い合わせです、20:50に受信確認メールが届きました。 時間的に回答は5/10になると考えました。
【ムラゴン運営チームからの通知メール】・・・5/9 21:00
その10分後ムラゴン運営チームから著作権者(信毎)指摘により画像非表示措置を行ったと通知が届きました。 調べると該当記事引用画像の大部分17枚が非表示になってました。
ムラゴンは違反申告に従っただけで、間接的に拙ブログ着信コメントが本物と解りました。 しかしこの高飛車なやり方にはカチンと来ました。 自主的削除を求めながらわずか数時間でムラゴンに消させる、だったら先に消させて削除通告コメントしても同じだからです。
筆者問い合わせを読んでHN露太本線が顧客と知った著作権担当者の若造君(定年間際でも筆者から見れば若造)からどんな返信が来るか楽しみに待ちました。 現役で働いてる読者には釈迦に説法だと思いますが、顧客(お客様)質問への回答文書は以下の通りです。
所属と名前を名乗る、発信者が自分である事を伝え質問に答える、疑念を抱かせた事を詫びる、それが最初にすべき事で、その上で『引用』に当らないとした判断根拠説明です。 会社の看板背負って社外(取引先や顧客)コミュニケーションする場合の社会人常識です。
信濃毎日新聞社著作権担当M氏からメール着信したのは5月10日夜でした。 余りにお粗末で無礼な返信に驚き怒りを覚えました、作為なしで全文掲載します。 文章でメシ食ってる新聞社にまともに質問に答えられず、稚拙な文章しか書けない社員が居るんですね。
【信濃毎日新聞社M氏回答文書全文】・・・5/10 19:63
最初の6行で何じゃコリャと思いました。 『長年弊紙をご購読いただき』の定型使わず、『当社の紙面を良くご覧いただいてる』の謙譲表現さえ使えない稚拙な文書です。 質問に答えると言いながら拙ブログ宛コメントが信濃毎日新聞社M発と何処にも書いてません。
回答に替え書いてあるのは名乗らなかった言い訳です。 こんな非常識な人物ですから、なりすまし疑念を抱かせた謝罪などあるハズもなく、俺が返信してるのだから信毎発に決まってるだろ!と言わんばかりです。
【過去記事より転載】
【過去記事より転載】・・・例外規定が『引用』
私が承知してる著作権講義の後、『写真が主、文章が従』『必然性』について予断に基づく一方的な決め付けを行い、筆者が納得したのは出典明示だけ、『地元紙』と書き『信濃毎日新聞』としなかったのは手落ちでした。 同紙県内シェア74%、残り26%には全国紙購読者も含まれるので地元紙と言えば十中八九信濃毎日新聞ですが、確かに明示してません。
そして筆者を決定的に怒らせたのが最後の部分、『一部を既にブログ運営側に違反申告しました。 以上をご理解いただいたうえ、自主的に削除をお願いいたします。 削除いただけない場合は運営側に残りの事例も違反申告したいと考えております』です。 つまり『ムラゴンに一部を消させたぞ、残りを自主削除しなければ全部消すぞ!』の脅し文句です。
質問回答する前にムラゴンに削除要求して良く言うよ、それに『一部』は1/4とか1/3の半分未満に使う言葉、9割近く消した今回は『大部分』か『大半』、新聞社社員なら言葉を正しく使え!、著作権でそっちに分があっても、こんな無礼な対応で虚仮にされたら、要求など絶対に飲まんぞと怒った訳です。 はてさて、対岸の火事は面白い・・・ですね。[続く]
ではまた。