同じ話ではない
リーマンショック時のAUD/JPY日足。はじめはジワジワ下げただけだった。そこで前回押し目水準まで売って,そこからひっくり返そうと思っていたトレーダーも少なく無かろうし,ATRチャネルを描けばそのあたりでチャネル底をバウンスする構図で描けている。
だが実際はそうならなかった。窓明けしてやや強めに下げ,そのあと激しく上下した後に一気に急落し,レートが半値に最終的にはなってしまう。こういう逃げ場のない相場でどうするんだとの話題を出してきたものがいたが,VWAP月足に照らしてこの相場は決して逃げ場がなかったわけではないことは分かる。最初の2日目で逃げ場が出来ている。
だが実際はそうならなかった。窓明けしてやや強めに下げ,そのあと激しく上下した後に一気に急落し,レートが半値に最終的にはなってしまう。こういう逃げ場のない相場でどうするんだとの話題を出してきたものがいたが,VWAP月足に照らしてこの相場は決して逃げ場がなかったわけではないことは分かる。最初の2日目で逃げ場が出来ている。
だが,今年の3月のEUR/USDはそうではなかった。
月が替わりいきなり月足VWAPの情報に配置が変わる。翌日その水準で上下に保ち合い,さらにその翌日も膠着するが徐々に下割れ,4営業日目にハッキリと下割れ構図を終値で確認した時にはもう下値出尽くし状態だった。そこから下値追及で攻めていけばDにあるようにすぐに含み損,そのまま持てばEにあるようにさらに上伸し大損,もう1日待ってと思えばそこでようやく大きく値が振りさらに反落,ずっと3月はこの保ち合いで振らされる。
このような経験をすれば,値動きに因縁をつけることが如何に愚かかが分かる。リーマンショックで簡単に初期判断出来た判断方法でも,目先の相場では上手く機能しない。何時如何なる時にどのやり方がうまく判断出来るか,誰にも分からない。分からないにもかかわらず,同じやり方を踏襲していれば,どこかで退場に追い込まれる。確かに3月相場でも保ち合っているのだから,VWAPに向かって逆向かいで逆張りしていくような畳み込みばかりやっていれば利益になっていたと言えば言える。ただし,2月後半からの600pips以上連続して下げ続けるような持ち合いでも逆向かっていられるならばの話だ。あの時月初めの逆向かいでうまくアジャストした私は有頂天だったが,その後500pips弱のビハインドを操縦するために3月の相場で数年ぶりに8万円のマイナスをつける失態を犯すことになる。机上の空論ではそれだけの値幅上下で1400pips分理論的には耐えられるレバレッジに抑えて逆張りバウンスすればいつも通りの利益を取り続けることは出来る。だが,さすがにそこまで極端に低レバでトレードしていては,二進も三進も往かない。
だから,こういう局面でも網掛けし,一定値幅を超えた動きが出ればそれに合わせるトレードをするしかない。一定値幅とにかく下落したのだから無条件で売って蓋をする,さらに同幅動いたから売りを増やすしかない。ストップロスで良いじゃないかという人がいるが,それはあまり上手くない。AUD/NZDを弄ればよく味わえるが,市場明けや要人発言などで突発的に極端なスプレッド拡大を経験し,完全にストップロス計画が頓挫してしまう。いつもならば2~3pips程度しか開いていないスプレッドが,何の前振りもなくいきなり80~100pips開くこともある。そんな時には逆指値しか刺さらないし,それがひどく変な水準で発動するので大損してでも解消せねばならなくなる。やればやるほど損切り貧乏まっしぐら。だから,そういう局面は敢えて呑み,両建てして対応する。
月が替わりいきなり月足VWAPの情報に配置が変わる。翌日その水準で上下に保ち合い,さらにその翌日も膠着するが徐々に下割れ,4営業日目にハッキリと下割れ構図を終値で確認した時にはもう下値出尽くし状態だった。そこから下値追及で攻めていけばDにあるようにすぐに含み損,そのまま持てばEにあるようにさらに上伸し大損,もう1日待ってと思えばそこでようやく大きく値が振りさらに反落,ずっと3月はこの保ち合いで振らされる。
このような経験をすれば,値動きに因縁をつけることが如何に愚かかが分かる。リーマンショックで簡単に初期判断出来た判断方法でも,目先の相場では上手く機能しない。何時如何なる時にどのやり方がうまく判断出来るか,誰にも分からない。分からないにもかかわらず,同じやり方を踏襲していれば,どこかで退場に追い込まれる。確かに3月相場でも保ち合っているのだから,VWAPに向かって逆向かいで逆張りしていくような畳み込みばかりやっていれば利益になっていたと言えば言える。ただし,2月後半からの600pips以上連続して下げ続けるような持ち合いでも逆向かっていられるならばの話だ。あの時月初めの逆向かいでうまくアジャストした私は有頂天だったが,その後500pips弱のビハインドを操縦するために3月の相場で数年ぶりに8万円のマイナスをつける失態を犯すことになる。机上の空論ではそれだけの値幅上下で1400pips分理論的には耐えられるレバレッジに抑えて逆張りバウンスすればいつも通りの利益を取り続けることは出来る。だが,さすがにそこまで極端に低レバでトレードしていては,二進も三進も往かない。
だから,こういう局面でも網掛けし,一定値幅を超えた動きが出ればそれに合わせるトレードをするしかない。一定値幅とにかく下落したのだから無条件で売って蓋をする,さらに同幅動いたから売りを増やすしかない。ストップロスで良いじゃないかという人がいるが,それはあまり上手くない。AUD/NZDを弄ればよく味わえるが,市場明けや要人発言などで突発的に極端なスプレッド拡大を経験し,完全にストップロス計画が頓挫してしまう。いつもならば2~3pips程度しか開いていないスプレッドが,何の前振りもなくいきなり80~100pips開くこともある。そんな時には逆指値しか刺さらないし,それがひどく変な水準で発動するので大損してでも解消せねばならなくなる。やればやるほど損切り貧乏まっしぐら。だから,そういう局面は敢えて呑み,両建てして対応する。
2022-04-11 08:55
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