はいどもノックです。
今回は、「just」の使い方をもっと知りたいと思ったので調べてみました。
では本題いきます!
justの意味
justの意味を調べてみると、
ちょうど、~だけ、今しがた、ぴったり、断然、実に、まさに、全く、単に、ちょっと、ただ~だけ、たった~だけ 引用: 英辞郎 on the WEB
と、いっぱい意味が出てきました。
この中で一番ポピュラーなのが「 ちょうど」ではないでしょうか?
「こんなに覚えられないよ〜」って声が聞こえてきそうです(笑)
実際のところ、「just」は 日本語訳で覚える方法はオススメしません。
ではどうやって覚えればいいかというと、様々なシチュエーションで「just」が使われている 例文に沢山出会い、感覚として覚えていく方がいいです。
例えば、「 misunderstanding」などのように名詞として使い方、文中に入れるタイミングが明確なものは、そのまま「誤解、という意味だね!」と日本語訳で認識してもいいと思いますが、「just」はかなりの汎用後であり、使い方、意味も様々です。
ですので、今回はあえて上に挙げた日本語はきれいさっぱり忘れて、シチュエーションごとに確認していきましょう。
「just」の意味
「 just」が意味として持っているのは、大きく分けて4つあります!
以下にまとめましたので、しっかり確認していきましょう。
1、ただ、ただの
まず紹介する「just」の意味は、
- ただの生徒だよ。
- ただ書き写していただけだよ。
- ただ見ているだけだよ。
といったシチュエーションで、「 ただ」の部分を担当する「just」の意味です。
「ただの」という意味で使われる「just」は「 only」に置き換えることができます。
ここでは男女のカップルが浮気を疑っている場面でしょうか。
男性は「ただの友達だよ」と、しれっとかわしているようですが、ここでの「just」は「only」に書き換えることができます。
このようになりますね。このようなシチュエーションでは、使い分ける基準はなく、語り手がどちらを選ぶかによります。「only」も「just」も同じくらいの頻度で使われます。
ここでの「just」も「only」に書き換えが可能です。
上記と同じように、使い分けの基準や、意味のニュアンスの違いが起こるわけでもありません。
Can you just let me look around by myself? I’m not here just to chat with you.
ただ一人で眺めさせてくれません?あなたとただおしゃべりするためにここに来たわけではないんですよ。
ここでは、同じ意味(ただ~だけ)で2回使われていますね。このようにひとこと、ふたことの中に2回登場してもいいくらい、「just」は 頻出の語なんですね。
2、ちょうど
続いて、「just」は、
- ちょうど今おわったよ
- たった今到着したよ!
といったタイミングで、「 ちょうど、たった今」の部分を表すときに使われます。
この「ちょうど」という意味の「just」は現在完了の文章でよく使われます。
Have you done your homework yet? あんたもう宿題は終わったの?
I have just started. ちょうど今始めたとこだよ
もう宿題は終わったの?と聞かれた対応として、「ちょうど」を使って答えていますね。
日本語でも、よくあるシチュエーションですね。
Where are you now? あなた今どこ?
I just got here. Where are you? ちょうど今着いた。お母さんは今どこなの?
現在完了と一緒でなくても、過去形と組み合わせて使われるパターンももちろんあります。
このシチュエーションでは、
と 完了形に書き換えることもできます。
3、とにかく
皆さんも知っている、有名な「N○KE」のフレーズがありますね。
それは、
Just do it.
とにかくやれ。
言い訳をならべてやるべきことから避けているばかりではなく、「 とにかく」やればいい、といった短いながらにメッセージ性の強い一言です。
ここで使われている「just」は「とにかく」の役割をしているのですが、これも立派な「just」のもつ意味の一つです。
You just need to say sorry. if your customer comes to you and start complaining. もしお客さんがあなたのとこ来て文句言い始めたら、とにかく「すみません」って言えばいいからね
So you are saying we are just slaves for customers. ではあなたは私たちが単なるお客様の奴隷だといっているんですか?
ここでも↑の文では「とにかく」という意味で使われていますね。
4、たったの○○だけ
必要な分の量が少ないことを強調するときにも、「just」がつかわれます。
特に、「残り」というニュアンスが含まれており、もう90パーセントまで来ているのに、あとたったの10パーセントが足りない!といったニュアンスです。
「ただの~だけ」という意味と似ていますね。ここでも「 only」に書き換えることができます。
How long is it taking? どのくらい長くかかるの?
Just give me 3 more minutes! あとたった3分だけ!
「どのくらい長くかかるのか」というちょっとイライラしている状況に対して、「残り」の時間がたった3分だということを 強調して答えていますね。
How much more do you need? あといくらいるの?
Just another 500 yen. もう500円だけ!
justを置く位置
「just」は副詞の部類に分けられ、「 only」が来る位置と同じように入れることができます。
肯定文に入れる「just」
通常の文章では、
I just wanted to say "I hate you!"
ただ「大嫌い!」って言いたかったんだ。
愛してるってただ言うために電話したんだ
このように、 主語(S)の後ろ、述語(V)の前に置くのが普通です。
名詞を修飾する「just」
ただし、名詞を強調して
- たったの5分だけ
- ただリンゴだけ
といったようにただ (たった)~だけという文章にしたい場合は、名詞の前に置くことも良くあります。
We are just friends.
俺らはただの友達だよ
というような感じです。この場合は、「friends」が 複数なので置く位置に困りませんが、
- He is a friend
に「just」を入れたいときはどこに来るか分かりますか?
- He is just a friend(彼はただの友達だよ。)
といった具合に、後ろに来る名詞が単数の時は、少し変に聞こえるかもしれませんが、
a の前に「just」を置く
というルールになりますので、注意しましょう。
否定文に入れる「just」
これに関しては、
- not just なのか
- just not なのか
というテーマは英語学習者にとってはいつまでも解けないテーマであり、巷では良く議論されていますが、結論的には どちらもOKです。
- I just can’t wait.(本当に待ちきれない)
- I don’t just like her, but I love her!(ただ好きなだけじゃないよ、愛しているんだ!)
どちらに置いても正解ですが、置く位置で、ニュアンスが変わるだけです。
ただし、通常は
I just can’t wait.
本当に待ちきれない
の語順で使われるのが通常です。
助動詞が入ったので、分かりにくいと思います。以下に何個か例文をあげましたので、「not」と一緒に使われる例文はどの位置に来るのか確認しておきましょう。
- I just don’t get it.(どうしても解せない、分からない)
- I just don’t like it.(ただ単に好きじゃないんだ)
- We just didn’t want that product.(わたしたちはただその商品が欲しくなかっただけです。)
「just」のように色んな意味を持つ単語の覚え方
英語というのは、その語にそれ 特有の意味をもっています。
それ特有の意味とは、その語が文中で登場するときにもつ「 ニュアンス」だとか「 イメージ」という意味で、実は複数の違う意味を持っているわけではない場合が多いです。
(複数の意味を持っている場合もあります。例えば、「lie」→寝かせる と 嘘をつく これは活用も違うし、完全に違う意味として認識されます。)
ですから、今回学んだように意味として大まかに4種類に分けて学ぶということも、実は日本人独特の覚え方なのです。
なぜ日本人がこういう覚え方をするかというと、 日本人は英語で「just」を使うシチュエーションで、違う4種類の言葉を使い分けるからです。
なので、逆に英語のネイティブスピーカーで日本語を学んでいる人からしたら、
「えー、こういうシチュエーションで、justのように一言で表せばいいのに、なんで4種類にわけるかな。」
「日本語ってややこしい!」となってしまうわけです。(笑)
ですので、つまり何が言いたいかというと、英語で、「just」のように 様々なシチュエーションで使う単語が出てきたら、覚えにくいと嘆くばかりではなく、
そのように色んなシチュエーションで使われている例文を(さらーっと)見て、その単語を英語独特の「 1語」、つまりひとつの「コンセプト」あるいは「イメージ」として捉えることが大切なんです。
そのようにいろんな語のイメージをとらえ、英語を英語として認識するトレーニングをしているうちに、自然と「読める」だけでなく「使える」ようになっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
僕から伝えられるアドバイスとしてはこんなもんです。
さあ、今日も英語の勉強を頑張りましょう!