古希を迎えた。平均寿命まであと10年。1日1日を無駄にせずに生きるつもりだ。その死ぬまでの日誌である。
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統一と反統一との奇妙な一致

2020年12月08日11:20  カテゴリ:一筆一論
一筆一論(67)

前の記事に投稿されたichanさんの文章(「なんか後味悪いけど真剣な告白」)に触発されて、一論を述べておきます。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-1187.html#comment20329

触発された一文は次の通り。
「教会が悪い、韓国人が悪い、祝福が悪い、自分は悪くないって考えから抜けないと、いつまでたっても救われない。」

反統一教会(とりわけ強制説得派)は、信者はマインドコントロールされているから自律した意思をもっていない。だから、保護説得(拉致監禁説得)が必要だと密やかに主張してきた。
この見方、また彼らの行動に対してはさんざん批判してきたので、省略する。
そもそも、この火の粉ブログを開設した背景にこの「マインドコントロール論」があったのだから。 一方、元信者(3男派、7男派を含む)の多くも、自分の意思で統一教会に入信したと語る人はきわめて少ない。
騙されていたとか事実を知らされていなかったとか。おおきな括りでいえば、マインドコントロールされていたというわけだ。

この総括では、自己責任が完全に喪失してしまう。

もしマインドコントロール論が成立するとすれば、勧誘された人、ビデオセンターに出かけたほとんどの人は統一教会の信者になっているはずだ。
しかしながら現実はどうか。
ビデオセンターに勧誘された人のうち祝福結婚(合同結婚式)に参加するまでに至った人は、統一教会の資料によればたったの1%だという。99%は途中で何らかの疑問を抱き、統一教会が仕組んだコースから外れたのである。実際、コースの仕組みと事実を知れば(たとえば珍味売り)、<よく疑問を抱かなかったもんだ>とつくづく感心する。

つまり、統一教会の(元)信者は、決してマインドコントロールされたからではなく、自分の意思で入信したのである。
換言すれば、疑問を抱かなかった珍しい1%の人たちである。

このことが自覚できないからいつまで経っても「騙された」、「教会が悪い、韓国人が悪い、祝福が悪い、自分は悪くない」ってことになってしまうのだ。
サ教も、文3派ファンも同じ。同じ穴の狢である。 行くつく先は宗教渡り鳥だ。

(注)同(おな)じ穴(あな)の狢(むじな) の解説
一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。

自分の意志で入信したのに騙されたとしか思わないから、いつまで経っても、教会が悪い悪い悪いなのだ。
悲しき人生である。

ー介護ブログー
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