あらしのよるに


って知ってますか?


昔映画にもなりましたね。


絵本はシリーズもので7冊あるそうです。

小説もあるらしい。



あらしのよるに

お互いの正体を知らずに

友達になった

オオカミとヤギの物語



食うもの

食われるもの


垣根を越えた友情

そして、葛藤…


同じ人間同士でも

こんな敵同士の物語はある…


私はずっと狼である事を隠して

ヤギのふりをしていた。

上手に化けていた時もあれば、

キバやギラギラ光った目

尖った爪は隠しきれず…

アイツは狼なんじゃ?と避けられ始める…

そんな私を変わらずに友達と思ってくれる人に出会えていたら…

何かが変わっただろうか。

最初から、ヤギのふりなんかせずに、

堂々と狼でいたら良かったのか…



絵本や小説は、

結局群れの仲間より友情を選んだ狼とヤギ。



狼が狼のままで

ヤギはヤギのままで


仲間を大切にしながら、友情も大切にするのは難しい事なのか??



なぜ、どちらかを選ばねばならないのだろうか…


ヤギを食べない狼がいたっていい

狼に負けない強さを持つヤギがいたっていい



どちらかを選ばずとも

狼とヤギが共生できたら


それほど幸せな事はないのではないか??と思ってしまいました。


狼である事を捨てずに、ヤギである事も捨てないで、


狼のまま

ヤギのまま



お互いを、尊重出来る世の中になるといいな。












追記)

朝になってふと思った…


オオカミはヤギを食べる…

でも、友達の君は食べないよ。

何があっても。


それじゃダメ?



本能を隠して生きるのは辛い事

いくら、ヤギを好きだとしても…

肉食動物の定めなら…


やっぱりそもそも垣根を超えた友情には無理があるのだろうか??



だけど…


オオカミはオオカミらしく

ヤギはヤギらしく


だから交わってはならない

交われない

不可能だ

群れを離れるしかない


と決めつけているのは誰なんだ?って思う…



正直なところは…



すごくズルイと言われても…


生きるためにヤギを食べる

友達を見てよだれが出る事もあるかもしれない


だけど、それがオオカミの本能だから…


君を食べたいと思ってしまった時には

君から離れるよ…


と。


それでもいいんじゃないかな??


美しいエンディングばかりを望んでしまうけど…


人間世界はもっとエゴにまみれてドス黒い。


真面目な人間

純粋な人間ほど


悩み、苦しみ…

自分を許せず…


自分を追い込む。



また、自分の価値観で他人をジャッジし、

追い詰める。



オオカミとヤギの友情なんてありえない!

友達の仲間を食べたら、友達を食べているのと同じだ!

そもそも、オオカミはオオカミらしく、ヤギはヤギらしくあるべきだ!


等々…



自分が思う事を語るのは良い。


こうすべきだ!

そうしないあなたは間違っている!



等々、自分の考えを押し付け、

何を言っても考えを変えない、

引かない、


そういう人間ほど、


実は1番身勝手である。


自分の意思があるのはとても羨ましいが…


他人にまで強要する人間

同調圧力をかける人間達を見て…


オオカミやヤギのように種族の垣根を越えるほどの友情が芽生える中で…


同じヒト科でありながら傷つけ合う姿を見て悲しくなる。


言いたいことは言うが、自分が間違っていれば謝り、合わない人間とは距離を置き、自分を偽る事なく、生きられたら、どれほど幸せかと思う。



嫌われる勇気


という本を読んだことがある。

そして、私は嫌われるのが怖いというよりは、


嫌われた事で生じる不利益が怖いのだと思う。



逆恨み

いじめ

ストーカー


嫌われる事より、

嫌われた後の、

相手の報復が怖いのだ…



嫌いは嫌いで結構指差し



どうか、嫌うなら記憶の彼方から存在を消してくれと願う。