偶然が重なりすぎているので
こうなる運命だったんだろう

　果たして、こんな粗悪な、手製の拳銃で、人間を殺傷出来るのか。ただのおもちゃの金属筒を黒テープでぐるぐる巻きにしただけのおもちゃのような銃だ。
　真実は、特殊な小さな銃で、安倍の体に押し当てたまま、頸から心臓をめがけて縦に撃った。直後の安倍の横に、SPの女のふりをした、黒いスーツの宮本晴代という有名なクライシス・アクターがしゃがみこんで安倍の体に手をまわしている。
　安倍の頸部から２発が左胸を縦に貫通している、と、担当した医師が記者会見で話している。２発目での、安倍の現場への倒れ込みも、不自然だ。殺されたのは、別の武器による、この直後である。
　真実の銃弾は、他か撃ち込まれている。特殊な小型の消音銃で、２発だ。安倍が自分の身を守ろうと、かがみこんだ、その瞬間に「総理、大丈夫ですか」と、覆いかぶさった人物が、小さな特殊な銃で、安倍を抑えながら、頸部から撃った。東京から来たSPが、頸から心臓方向に２発、撃ち込んだのだ。ここには、恐ろしい政治謀略がある。このSPは、アメリカのCIAの意思で動いている。