やじうまの杜

うそ……こんなに効率悪かったの? 「QWERTY」配列のダメさを浮き彫りにした調査結果

日英両対応の独自考案配列「Tomisuke」に注目

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

私たちが日頃使っているキーボード配列「QWERTY」

 私たちが日頃使っているキーボード配列「QWERTY」の起源は定かではありませんが、一説によると、当時のタイプライターが壊れないよう打鍵速度を落とすために考え出されたのだそうです。それが本当かは今となってはわかりませんが、QWERTY配列の入力効率があまり高くないことは確かです。実際にそれを検証してくれた方がいました。

 @_Tomisuke さんの検証結果によると、QWERTY配列の入力効率は他の配列に比べて段違いに低く、英語を入力するときも、日本語を入力するときも最低の結果を叩き出しました。指の移動距離も長く、特定の手・指に操作が集中してしまいます。

さまざまなキーボード配列の入力効率を検証(@_Tomisuke さんのツイートより引用)

 一方で「Dovorak」「Colemak」といった後発のキーボード配列は英語テキストの入力に優れているようです。しかし、日本語テキストの入力は苦手。日本語(ローマ字)入力に特化した「Eucalyn」配列は、英語テキストの入力にはあまり向いていないようです。

 このテストでもっともバランスのよい結果を出したのは、氏考案の独自配列「Tomisuke」(とみすけ)配列でした。英語テキストの入力をそこそここなしつつ、日本語入力の効率を大きく高めてくれます。

 この配列興味のある方は、「Google ドライブ」でキーマップを入れ替えるアプリ(と「Auto Hot Key」(AHK)スクリプト)が配布されているので、ぜひどうぞ。

 筆者はすっかりQWERTY配列に慣れてしまって、今更新しいキーボード配列に移行できそうもないのですが、この配列にチャレンジする人もなかにはいるよう……もしかすると、いずれはこの配列が当たり前になっている時代が来るのかもしれません。

窓の杜をいいね・フォローして最新記事をチェック!