【タンパク質(PPT)系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】
今回は、シャンプーの洗浄成分の一つである【タンパク質系(PPT系)】シャンプーについて取り上げていきます。
市場にはさまざまなシャンプーが販売されていますが、大きく分けてシャンプーの洗浄成分・界面活性剤の種類は以下の9系統に分かれます。
- 高級アルコール系
- スルホコハク酸系
- アルカリ石鹸系
- 酸性石鹸系
- アミノ酸系<アラニン・グルタミン・サルコシン・アスパラギン>
- ベタイン系
- ノニオン系
- タウリン系
- タンパク質(PPT)系
タンパク質(PPT)系の界面活性剤は、髪と同じタンパク質成分で形成され界面活性剤の中では一番高級で高品質の部類に属します。
髪を構成するタンパク質と同系列の素材ですので、髪を洗いながらダメージケアを行ってくれるのが特徴です。
タンパク質(PPT)系シャンプーの原材料
タンパク質系成分は、通常分子量が大きいタンパク質を髪や皮膚に浸透しやすい小さな分子に分解した【加水分解コラーゲン】という成分(ヤシ油脂肪酸などの天然成分)や加水分解したシルク(絹)などの高級素材などが原料となっています。
タンパク質(PPT)系シャンプーの特徴
【メリット】
タンパク質(PPT)系シャンプーの最大のメリットは、シャンプーするだけで髪のダメージケアを行ってくれる点です。
アミノ酸系シャンプーよりも、さらに髪の質感を整えてくれますので、通常のシャンプーでは洗いあがりがキシキシ・ゴワゴワと感じる方に特にオススメです。
天然成分由来で、低刺激・マイルドな洗浄力。皮脂を落としすぎない。
アミノ酸系シャンプーよりもさらに洗浄力が優しくなっていますので、メリットでもありデメリットでもあるといえます。
- 天然成分中心
- 低刺激・ベビー用にも
- 髪のダメージケア
- 生分解性が高い(環境にやさしい)
- マイルドな洗浄力、アミノ酸系よりもさらにマイルド
【デメリット】
デメリットは原材料が天然成分な為、価格が高価になりがちな点です。特にシルク系のタンパク質配合商品は高価になりがちです。
また、泡立ちが弱く、洗浄力もかなりマイルドな界面活性剤ですので、他の発泡性・洗浄力の良い界面活性剤と混合で製品化されている事も多いです。
- 高い
- 洗浄力・泡立ちが弱いものもある
タンパク質(PPT)系シャンプーの主成分
タンパク質(PPT)系シャンプーに使用される主な成分の一覧です。
名前 | 特徴 |
ココイル加水分解コラーゲンNa | ヤシ油脂肪酸加水分解物・リンス効果・低刺激・適度な洗浄力・豊かな起泡力・硬水でも使用可 |
ラウロイル加水分解シルクNa |
シルクタンパク質加水分解物・保湿・湿潤・柔軟性・補修・保護・洗浄力は弱い・低刺激・高価 |
ラウロイルシルクアミノ酸Na | ラウロイル加水分解シルクNaの上位成分・分子量を小さくし、さらに浸透力をアップさせたもの・効能もアップしているが、価格もアップしている |
ラウロイルシルクアミノ酸K | ラウロイルシルクアミノ酸NaとKの違いは、ナトリウム塩とカリウム塩の違いで、一般的にナトリウムは「細胞・血圧調整・Ph保持」、カリウムは「排出・高血圧予防・むくみ解消」などの役割を担います。 |
【タンパク質(PPT)系・成分別】おすすめシャンプー・ランキング抜粋
タンパク質(PPT)系シャンプーは、ダメージケアを中心とした高級シャンプーに配合されている事が多いです。
洗浄力はマイルドな商品が多いので、普段のシャンプーよりもかなり優しめな洗い上がりと質感をイメージしておくとよいでしょう。
髪や肌を構成するタンパク質に近い成分ですので、中には肌に合わないと感じる方もいるようです。
日々のシャンプーで髪のダメージケアが出来るので、ご自分に合った商品を見つける事が出来たら最高のシャンプーだといえます。
【インプライムシルキースムースシャプー】
主成分は、タンパク質系(PPT系)を配合した最高級成分由来のシャンプーです。
ラウロイル加水分解シルクの上位成分である、ラウロイルシルクアミノ酸Kを主成分としています。
このシャンプーの特徴は【抜群の保湿力とサラサラ感】です。
髪と頭皮をダメージから守る天然成分を配合し、ダメージヘア用にもオススメの商品です。
その他、最高級の成分が満載のシャンプーですが、通常に毎日使い出来る程の料金設定なのが魅力です。
唯一、少し鼻に付く香りが合う人と合わない人がいるようです。
【PPTコラーゲン&シルクシャンプー】
PPTコラーゲン&シルクシャンプー400ml 脂性肌~普通肌用(ふんわり)
PPTコラーゲン&シルクシャンプー400ml 脂性肌用(男性)
ココイル加水分解コラーゲンKとラウロイル加水分解シルクNaを主成分としたPPTシャンプーです。
ダメージヘアの補修として、カラー剤などのダメージから髪を守ってくれるヘマチンや髪を構成するタンパク質、ケラチンを加水分解して浸透しやすくした加水分解ケラチンなど、さまざまな高級成分が配合されたシャンプーです。
このシャンプーは、【乾燥肌~普通肌(しっとり)】、【脂性肌~普通肌(ふんわり)】、【脂性肌(男性)】の3タイプに分かれています。
【乾燥肌~普通肌(しっとり)】は洗浄力が弱すぎるのか、保湿力が高すぎるのか、髪が根本から重たくなりすぎると感じる方が多いようです。また、肌に痒みが出るという意見もよく聞かれます。保湿コーティング力が強すぎるのかもしれません。
【脂性肌~普通肌(ふんわり)】が普通の方向けで、もう少しサッパリとした洗い上がりを求める方は、女性でも【脂性肌(男性)】を選んで使うと良いと思います。弱いメントール入りで清涼感もプラスされています。
この商品ラインナップは、使い始めは髪質がパサパサになったように感じる方もいますが、何度か使い続けるうちにコンディショナーいらずの髪質に日々ケアされていく感じのイメージです。
髪質や肌質によって合わないと感じる人もいますので、その時は他のシャンプーと併用して日を空けながら使ってみるのも良いかもしれません。
【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表