中村建設(株)

2020年に創業65周年を迎えました。それに先立ち、2019年の秋には新本社ビルが竣工。明るく開放感あふれるオフィスは、消費エネルギーの収支をゼロにする「ZEBオフィス」として、全国的にも注目されています。
当社は静岡県西部のゼネコンとして、創業当初より公共事業を中心に、河川や道路などの土木事業と、学校や病院、集合住宅などの建築事業を幅広く手掛けてきました。長年にわたって培ってきた技術力はもちろんですが、その技術を真摯に継承している若手社員の活躍ぶりにも目を見張るものがあります。そんな昔ながらの技術を生かしつつも、新たな技術を積極的に採り入れようとする若手への期待は大きく、これからの当社を牽引する頼もしい存在です。
若手社員の増加にともない、働き方改革にも力を入れています。まず働き方改革プロジェクトを立ち上げて、各部署からメンバーを集め、部署ごとの問題点を吸い上げて検討、解決方法を考えながら、試行しています。中でも男性の育休取得推進や育休中の賃金保証、さらに以前から取り組んでいた在宅ワークの導入もスピードアップ。コミュニケーションツールの活用によるスムーズな業務進行など、確かな手応えを感じているところです。また若手社員の人材育成にも新たな制度を導入し、新入社員は毎週一回全員が本社に集合し、勉強会を実施しています。特に将来、資格が業務上で必要になる場合が多いことから、まだ本格的に仕事が始まらない新入社員の時期に、資格取得を全面的にサポート。残業なしで勉強する時間を持ってもらうなど、1年間は勉強と資格取得の年と位置付けています。
今後、土木部門では災害対策をはじめとしたメンテナンスに関わる公共事業が増えると見込んでおり、建築では大規模な工事や民間のリピーター顧客からの発注がこの先もしばらく続きます。さらに、新規事業として地熱発電の開発や、現場で出た残土を二次製品として活用するLSS事業など、果敢にチャレンジしています。
次の100周年に向けて、大きな一歩を踏み出した当社です。若手の皆さんには、活躍の場をどんどん広げ、自らの力を存分に発揮できるよう、入社時から強力にサポートしていきたいと思っています。地元にしっかりと根を下ろしてじっくりと仕事に取り組みたいと考えている方には、きっと充実した毎日が送れると思っています。

（人事部人事教育グループ長／水内宏枝）