みなさまこんにちは!
バタバタと動き回っていた
催事期間もひとまず終了し、
穏やかな一日をかみしめています
しまんちゅです。
さて、久しぶりに時間が出来たということで
前々から疑問に思っていたこと。
ウメボシイソギンチャクについてです。
ポリプの閉じた姿が『梅干し』を連想させることから
この名がつけられています。
そして、その特徴は何といっても繁殖生態。
ウメボシイソギンチャクは、無性生殖によって
クローンを作り出し、その小さなクローンを
口(肛門)から生み出すことで数を増やします。
(↓画像のちっこいのがそれです)
しかし、
無性生殖だけで種の存続が可能なのか?
ということがずっと疑問でした。
無性生殖だけでは遺伝子の偏りが起こり、
環境変化に弱い集団になってしまいます。
また、イソギンチャクやスナギンチャクの仲間には
有性生殖と無性生殖の両方を行う種もたくさんいます
てことでこいつも絶対有性生殖をしてるだろうと
疑っていました。
調べても調べても無性生殖の話しか出てこないので
google scholarさんにまで手を出してみると、、
研究者たちにも
『分からん。』だそうです(笑)
ウメボシイソギンチャクが有性生殖を行っているという
証拠が不足しており、かつ、有性生殖に必要な遺伝子が
一部欠損していたそうなんです
うーーん、これはお手上げです。
刺胞動物のような原始的な生き物は
研究が進んでおらず、まだまだ未解明
なことも多いんですね。
今後の研究結果に期待して
首をながーくして待ちたいと思います
しまんちゅ