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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

チャンネル桜、馬渕睦夫、DS陰謀論、参政党の接点は鳩山由紀夫?

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今回もまた、例の「ネット上でのロシアシンパによる“陰謀論”」の話です。
「飽きずにようやるわ」と思うかもしれませんが、もうしばらくお付き合いください。

ところで私は幕末史の専門家です(ただしそれを仕事にしている訳ではないですが)。
ですから「先の大戦」に関する知識は、まあ一応長年「保守系の政治ブログ」を書いてますので一般人よりはかなりあると思いますが、幕末史とは違ってそれほど専門的なものではありません。

数年前、上念・倉山あたりがよくネット上で(例えばyoutubeで)、
「先の大戦におけるコミンテルン(共産党)の陰謀」
という話をやっておりました。

すなわち、
「先の大戦はコミンテルンの陰謀によって日本はアメリカと戦う羽目になったのだ」
という陰謀論です。

私は基本的に陰謀論は支持しません。
一応これでも歴史家の端くれのつもりですから。
幕末あたりから現代までの時代であれば、かなり豊富に史料が残っております。それらを丹念に読み込んでいけば、歴史の事件というのは「そんな単純な理由」で結果が導き出されるものではない、というのが自然と分かるようになります。

一つの事件には多くの人間が関わっており、常に多面性があるのです。
そして大体の場合は「偶然の要素」によって結果が大きく左右されます。
もし陰謀があったとしても、そのまま狙った通りの結果になるなんてことは滅多にありません。
(※大体、今回も「DSの陰謀だ」とロシアを擁護している連中の多くが、開戦前は「ロシアが攻め込むなんてありえない」と述べていたくせに全員もれなく予想を外している。ただし予想を外したというよりも、ただ単にロシアを擁護したかっただけのことだろう)

だから私は「コミンテルンの陰謀」などという上念・倉山の言説をまともに受け取らなかったんですよ。当時は。

しかし今回のネット上における執拗なDS(アメリカ)陰謀論、ロシアだけが悪い訳じゃない論またそれを拡散する日本人の多さを見て(ただのネット上のアカウントに過ぎないとはいえ)、
「こりゃあひょっとすると、ここまで用意周到にロシア人から工作をやられるのであれば、戦前の日本人が彼らのせいでアメリカと戦争に向かったとしても、ありえない話じゃないかもなあ」
と、少しだけ「先の大戦時のロシア人の工作」に触れたような気がしました。

戦前の日本は、今と違ってちゃんとスパイなども取り締まっていたはずなんですけどね。
それでもやはり、
「このネット上でのロシアの工作は、戦前の尾崎秀実やゾルゲもかくやあらん」
というのが率直な印象です。

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さすが「おそロシア」と言われるだけのことはあるなあ。




で、次の件へ。
先日こんなツイートを見かけました。



このハトぽっぽの頭がトチ狂っているのは今さら指摘するまでもない話でしょうが、案外触れられてない話として、鳩山由紀夫って媚中、媚韓ばかりが有名になっている一方で、実は彼の息子ってロシアとも深い関わりがあるんですよね。

鳩山紀一郎wiki
>2008年(平成20年) - 2月 モスクワ大学経営管理学部 客員講師
>2009年(平成21年) - 7月 日露青年交流事業若手研究者等フェローシップ2009年度フェロー

だから鳩山がロシアの言い分をそのまま垂れ流すのも全く違和感はありません。私からすれば。

実はこの話、それこそずいぶん昔、チャンネル桜の動画で聞いて初めて知った話です。
まあ今は、そのチャンネル桜の水島社長自身がすっかりロシアのプロパガンダにやられてしまっている感じですが。




で、またまた次の話に移ります。
実は最近いろいろと思うことがあります。

ここ最近の記事でもいろいろと触れましたが、この「馬渕睦夫のDS陰謀論」にかぶれている連中をざっと眺めてみると、次のような人々がいます。

チャンネル桜つながり=水島社長、川添恵子、坂東忠信、浜田和幸、そして松田学。

この松田学という人は、今では桜とは別に独自のyoutubeチャンネルを開設しています。
かつては桜の中でも大してビュー数が多くないイメージだったんですが、独自のチャンネルになってからは、特にここ最近はビュー数が増えて来たようです。

なぜ、そんな急に伸びたんでしょうね?という気もします。
(※コロナ陰謀論が関係しているのだろうか?そういえばコロナ陰謀論とDS陰謀論の重複を指摘する声もツイッターでは時々見かけますねえ)

そして、この人も「開戦後の動画」を見れば分かりますが水島社長同様「馬渕睦夫のDS陰謀論」そっくりなことを述べています。

さらにこの人は「参政党」という所に入っていて、私はよく知りませんが、次の参院選にでも出るつもりなんでしょうか?

なんだかイキナリ現れた印象しかない、この参政党って何なんでしょうね?

不思議といろんなところでちょくちょく「ネット広告」を見かけるんですが、資金はどこから出ているんでしょうか?

そしてこの参政党には武田邦彦も参加しているようです。

このブログで彼のことを個別で取り上げた記憶はありませんが、私は彼を一切信用していません。さらに言うと、彼もまた名うての「陰謀論者」です(ついでに反原発の思想も強い)。

小名木善行という人の幕末デマ話をツベで見かけたので注意喚起しときます(2022/2/12)

(以下、引用)
保守のフリをして、ただ単に売名行為をしたいだけ、あるいは愚にもつかない陰謀論を拡散したいだけ、という連中も結構いるからね。ネット上には、そこらじゅうに。
このブログでも過去に何度も指摘した。
私は三橋貴明や武田邦彦なんぞは1ミリも信用してないし、その手のうさん臭い連中は他にも大勢いる。(以下略)




そしてここ最近の陰謀論関連の記事でずっと書いてきたように、この一連の流れと小名木善行の「むすび大学」が「陰謀論(特に反米を煽る陰謀論)が大好き」という点でよく似ています。


さらにもう一点、私は以前から疑問に思っていたことがあります。
私は昨年の自民党総裁選の頃に、次のような記事を書きました。

総裁選における経済政策や河野太郎の対米対中姿勢、などについて(2021/09/25)

(以下、引用)
今回の総裁選に関して、上記にもある「藤井聡・三橋などの共産党シンパ」が高市候補推しであることは、既に皆さんもご存じのことでしょう。

これに関連して、いわゆる「ブログのバナー広告」に妙な高市候補推しの宣伝を見かけたことがありませんか?
多分、youtubeの広告でも見かけたような気がします。

一応、反河野太郎、反竹中平蔵的なバナー広告もあったような気がします。
なんにしても、やや不気味な感じのする、本気で応援してるんだか、けなしてるんだか、よく分からない感じのイメージだったですよね。

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(日刊ゲンダイ)しつこい!高市早苗氏だらけの“あおり”ネット広告に批判噴出…党則違反の可能性、自民党本部の回答は (2021/9/22)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e931cefea8bfd1fa98e9971c3577a54bb264f90

むろん、私は一度もこんなバナーは踏んでませんし、リンク先へ飛んだこともありません。ですから、そのリンク先がどうなっているのか?それは知りません(知りたくもない)。

(※余談ながら、私が6月に書いたNHK大河『青天を衝け』の記事の末尾に「どうでもいいが、時々ネット上で「『青天を衝け』を見てはいけない」「『青天を衝け』の内容はウソ」みたいなバナーリンク(宣伝広告)を見かける。むろん私はそんなリンクを踏むつもりもないのでその内容は見てないが、その雰囲気からして反日、左派的な理由からのネガキャンだろうと思っている」と書いたが、これと同じ連中が金を出しているような気がする)


これらのバナー広告に通底するのは「反小泉・竹中」「反アメリカ的なるもの」すなわち反米です。
かつてはこういった広告で「三橋貴明」自身を応援していた広告を見かけたことも私はあります。

私自身が、なぜ49対51の割合とはいえ、こういった「藤井聡・三橋などの共産党シンパ」なるものを受け入れられないかというと、彼らの背後に「反米思想」の思惑が透けて見えているからです。
(以下略)



このバナー広告の雰囲気が「むすび大学」とまるっきり同じ臭いがするんですよね。
そして先の参政党の件もそうなんですが、バナー広告の広告費といい、政治活動の資金といい、
それって一体どこから金が出ているんでしょうね?

不思議でなりません。
(※特にこの一連のバナー広告費が一体どこから出ているのか?以前から不思議に思っていた)




反米活動が大好きで、金をあり余るほど持っているといえば、やはり真っ先に思いつくのは、
鳩山由紀夫でしょう。




そして鳩山由紀夫といえば東アジア共同体研究所です。

東アジア共同体研究所wiki

wikiを見れば分かる通り、孫崎享やら高野孟やら名うての「反米左翼」の巣窟です。
(※いやあ。久しぶりに聞いたなあ、この組織名。あと孫崎と高野も)


この東アジア共同体研究所については、実はyoutubeサイトがあります。
ロシアが開戦に踏み切ったあとに、以下のような動画を上げていました。

ウクライナ情勢を徹底解説 鳩山友紀夫×東郷和彦(静岡県立大学グローバル地域センター客員教授,静岡県対外関係補佐官) (2月28日)
https://youtu.be/jNY2mvGtdIE
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東郷和彦については、先日BSフジ・プライムニュースに出ていた時にも記事で書きましたが、「ロシアシンパの権化」として有名な元外務省欧亜局長です。

東郷和彦wiki

そして上記の小野田紀美議員のツイートにもあるように、
鳩山由紀夫の主張は「馬渕睦夫のDS陰謀論」と全くウリ二つです。





私の邪推かも知れませんが、これら一連の事象はすべて一つの環(わ)につながっていて、実はその背後にいるのが鳩山由紀夫だとしたら、怖い話ですね。

いや。
あくまで私の邪推に過ぎません。





【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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先日の川添恵子に引き続き、今度は坂東忠信が踏み絵を試されましたか

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あのねえ。
こっちも暇じゃないんだから、毎日のようにブログを更新する気はないのよ。

だのに、毎日のようにどこかしらから「燃料投下」がなされて、こっちはイチイチそれに反応しなきゃいけない状況となっているじゃないか。



昨日は「川添恵子による馬渕睦夫擁護論」について書きましたが、今度は坂東忠信ですか。

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「いわゆる保守系」界隈ではそこそこ知名度のある人が、今日は「踏み絵」を試されたということですね。

これからもこういった「不思議な馬渕擁護者」が次々と現れるんでしょうか?



そこまで言うんなら馬渕本人がネット動画などで直接意見表明すれば良いと思うんですけどね。ツイートにも書いたように。
なぜイチイチ周囲の人間が気をつかって彼を擁護するんでしょうね?

本人が出て来られない、何か後ろめたい気持ちでもあるんですか?
と勘ぐられても仕方がないでしょうよ。

で、私のツイートで書いている以下の部分、
>で、坂東さんはその直前に陰謀論好きの「むすび大学」の宣伝もやっている。
>分かりやすい構図だ。
これは坂東さんのこのツイートのことを指しています。



で、私は数回前のブログ記事で以下のように「むすび大学」のことを非難しました。
ウソばっかりネット動画で拡散してるんですよ、この「むすび大学」。

ウクライナでの戦争と、チャンネル桜とかがDS?云々言っている件について(2022/02/26)

(以下、引用)
ただ、この異常な状況を目の当たりにして、私は思い出したのです。
前回の記事、
小名木善行という人の幕末デマ話をツベで見かけたので注意喚起しときます(2022/2/12)
この中で「愚にもつかない陰謀論」特にそれは「アメリカが悪い。すべてアメリカのせいだ」的な陰謀論の話をしましたが、こんなのがハビこっている原因は、なるほどチャンネル桜あたりが吹聴している、
「全部アメリカが悪い。ディープステートが悪い。ネオコンが悪い」
これを信じ込んでしまっている連中が多少はいるからなんだな、と思い当たったわけです。

まあ、実際にそんな人がどれほどいるかは分かりませんけどね。
前回も書いた通り「どこからか金が出ている」「工作員が大勢いる」という事も考えられますしね。
所詮ネット限定の話ですから。(以下略)



この中で書いている2月12日の記事で、私は小名木善行むすび大学とやらの歴史デマについて、ソースとなる史料を示して完膚なきまでに論破しております(こっちは幕末の専門家ですから)。

そこで私は、彼らのことを保守のフリをした工作員である、と断罪したわけです。




私は実際のスパイや工作員なんて直接は何も知りませんし、そういった界隈の事については全くの門外漢ですが、少なくともそういった手合いが「ネット上で、特にネット動画」でどのような印象操作をしようとするか?という事については長年マスゴミの監視をしているだけあって、大体の事は分かっているつもりです。

ロシアのスパイや工作員が考えることなんて簡単です。

まず保守派にとっては憎悪の対象である中国のことを激しく非難する。
次いで、反米保守派にとって心地いいアメリカ批判を展開する。
そして最後に嫌韓派が喜ぶ朝鮮人批判も付け加える。

しかし、ロシアに対しての批判は差し控える(バレない程度に少しはやる)。

ハイ。これにて、
「世界で起こっている悪い出来事は全部アメリカ(DS)のせいで、しかもロシアは中国を抑える中国包囲網の一角となる。だからあまり感情的になってロシアを批判するのは良くない」
という親露派の日本人が大量生産できるわけです。
ウクライナや西側に対して「核兵器を落とすぞ」と脅しているプーチンに対してすら「一方的に悪いとは言えない」などという常軌を逸した親露派の日本人が。


単純な工作でしょう?

朝鮮半島からのスパイや工作員だって同じことです。
日本人が喜ぶように中国とアメリカを批判して、ついでにロシアの批判もして、だけど朝鮮半島の批判は差し控える(バレない程度に少しはやる)。

中国のスパイや工作員は、まあ肝心の「中国批判」を差し込めないからちょっとやりづらいかも知れないが。
(※アメリカのスパイも、そりゃあやっぱり少しはいるんだろうけど、アメリカは日本のことを完全に保護国だと思っているから、イチイチそんな面倒くさいことはしないだろう。ちなみにロシア、中国、北朝鮮からのスパイに共通しているのは「反米」である。前回も書いたように)




事の良し悪しを問うているのではない。

彼らだって愛国心を持ってやっているのだ。
ロシアの工作員の場合はロシアへの愛国心、ということだが。

そしてこんな工作活動は、本来であれば日本だって米中露および朝鮮半島に対してやらなければならない事なのだ。
日本の国益のために。



こんなこと、世界情勢に関心のある人間であれば誰でも自然と分かる話なんじゃないですかね?

別にそんな難しい話じゃないでしょう?
と私などは思うんですけど、変かなあ?




最後に、昨日のブログ記事で紹介したウクライナ出身のグレンコ・アンドリー氏(国際政治学者)の記事を引用して締めておきます。

馬渕を盛んに擁護している川添や坂東の主張ばかりでは片手落ちですから、私は「両論併記」を心掛けてウクライナ側の主張も紹介しておきます。

日本人のプーチン妄想...「独裁者」を「英雄」にするプロパガンダ (2月28日)
https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/9171

(以下、抜粋して引用)
あまりにも現実からかけ離れたプーチン礼賛

日本の保守層の一部では、重度な「プーチン妄想」が蔓延している。妄想を意図的に拡散している人物も何名かいる。

とくに日本では安倍首相、アメリカではトランプ大統領が在任中の時代に、プーチンを褒めたたえるプロパガンダが繰り返された。

日本の新聞や雑誌では「安倍・プーチンの蜜月関係」「プーチンとトランプが惹かれ合う理由」などの表現が記事に記されていた。

プーチンを礼賛するプロパガンダによれば、プーチンは日米首脳と仲が良く、共に中国包囲網を作る、という。このあまりにも現実からかけ離れた妄想には、仰天するしかない。

また、プーチンを「国際金融資本」やら「ディープステート(影の政府)」と戦う英雄のように見なす陰謀論も蔓延していた。本来、この手の陰謀論を信じる人は「頭の悪い人」と一笑に付せば済む話だが、最近はSNS(ソーシャルメディア)で陰謀論が広まり過ぎて実害が出てしまうので、笑えない。

とくに陰謀論が日本の保守層に広まると、自分のことを愛国者だと信じる人達が日本を守るつもりで日本に害を与えてしまうので、注意が必要だ。

陰謀論を信じた人は現実の敵を見なくなる

まず「プーチンは英雄」という設定の陰謀論について。プーチン英雄論が広まることの害は、保守層がロシアを警戒しなくなることだ。あたかも、ロシアが日本の味方であるかのような錯誤に陥ってしまうのだ。

現実には、ロシアが日本にとって危険な敵国であり、中国に次ぐ、2番目に大きな脅威である。ロシアに対する危機感と対ロシア防衛は、日本の安全保障の大事な部分である。その点をよく理解して警戒を怠ってはいけないのに、プーチン英雄論はロシアに対する危機感を失わせてしまう。

もう一つの危険性は、陰謀論が広がり過ぎると、それを信じる人達が架空の敵に集中してしまい、現実の敵について考えなくなることだ。日本の「現実の敵」は中国、ロシア、北朝鮮、そして国内の反日勢力である。

しかし陰謀論を信じた人達は現実の敵を見なくなる。そして「架空の敵」(国際金融資本、ディープステート、ユダヤ、ロスチャイルド、ロックフェラー、フリーメーソン、イルミナティ、宇宙人、地底人、爬虫類人など)ばかりに関心を集中させる。

必然的に現実の敵に対する認識は薄れ、備えができなくなる。この状態は中ロ朝にとっては好都合だ。したがって、日本の保守層が現実離れした陰謀論に陥ることを歓迎する。

ロシアは昔から「陰謀論の生産工場」と言われている。それには明白な理由がある。自由・民主主義諸国の国民が陰謀論に陥って架空の敵に注目し、現実の敵であるロシアを認識しなくなることがロシアにとって望ましい。

だからロシアは地政学的な戦略の一環として様々な陰謀論を意図的に作成し、世界中に広めている。
(以下略)



両論どちらの主張に説得力があるか、決めるのは読者であるあなた次第です。




【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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ウクライナで戦争が始まってから数日が経ちますが

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とりあえず戦争が始まってから数日間のことを記録しておきたいと思いまして、今回、簡単に更新しておきます。
自分の書いたツイートをこのブログに残しておきたい、ということもありますので。

ただしそのツイートを貼る前に、ここ最近いろいろと思いあたる事もありましたので、その事について書いておきたいと思います。



(1) 今回の戦争は、少なくとも日本国内においては「ある種の踏み絵」となっている

この戦争に対する自身のスタンスを何かしら示すことによって、これまで「あいまいな形で隠されていた本性」が至るところでさらけ出されています。

DS(ディープステート)論者」などという連中の多くが「実は単なるロシアシンパであった」ということがさらけ出されているのに加えて、そういったDS論者以外でも「実は単なるロシアシンパであった」という正体が次々と明るみに出ています。
(※まあ私は元々DS(ディープステート)などという話には全然興味なかったけどね)

川添恵子という人も、実はそうだったんですね。知りませんでした。
全然彼女の本を読んだこともないし、動画もあまり信用してなかったんですが、むかしチャンネル桜あたりでチラホラとこの人を見かけたような気がします。
まあチャンネル桜界隈に生息していれば、水島社長自体があんな人格なんだから、そりゃあもれなくそういう方向へ行きますわなあ。



また、ロシアや中国、朝鮮半島にシンパシーを持っている日本国内のサヨク、とりわけ9条信者どもが今回の出来事に発狂して、その有り様を見た多くの日本国民も彼らの異常性にようやく気がついたことでしょう。

これを目の当たりにしても、次の選挙で共産党やら立憲民主党へ投票するようであれば、そんなバカな有権者は死ぬまで考えを変えないに決まっています。まあ「処置なし」ということです。




(2) 今度の戦争は、今後の「保守商売」にも大きな影響を与えるであろう

これは上記の(1)とも多少は関連しているのですが「保守商売」、とりわけ「反米保守商売」に大きな影響が出るであろう、ということです。

「反米」は金になるのです。

なぜなら「反米」のスタンスを掲げておけば、
「中国、ロシア、北朝鮮のシンパおよび工作員。さらには日本国内のサヨク的な連中」
が応援してくれますからね。いっぱい金も出してくれるでしょうし、ユーチューブやブログのヒット数にもおおいに貢献してくれるでしょうよ。

三橋貴明などは昔からそんな感じの「反米保守商売」をやってましたよね。
これはある意味、このブログにもカテゴリを用意してある「反米、反TPP、西部邁」カテゴリの話にも関係があります。
ただし、西部邁先生がそうであった、と非難しているわけではありません。
また、その後継者と目されている藤井聡教授も、本職は教授であり、この系統の人々は基本的に教授や学者が多いので、「それを食い物にしている」というのは、まあ端的に言えば三橋貴明がその代表者ということになりましょう。
(※過去に何度も書いた通り、私は三橋の言説など、いつもブログランキングの筆頭にある「ブログの見出し」ぐらいしか目にしてないが)


これに対して、
「同盟国であるアメリカとの関係を重視し、対等な関係になれるよう日本の国力を強化すべきだ」
などという「常識的な意見」を述べたところで、誰も金を出してくれません。

「当たり前すぎて面白くない」
ということに加えて、上記の「中国、ロシア、北朝鮮のシンパおよび工作員。さらには日本国内のサヨク的な連中」は絶対に金を出してくれませんからね。

だから日本では「健全な保守の思想」が育たないのです。
一応ネットでの声は(例えばツイートでは)「これ」が主流であるとしても。
そんな程度じゃあ、さしたる金にもなりませんからねえ。


ただし今回のウクライナでの出来事によって、今後この構図が少しは変化するかも知れません。
まあ、もしかすると私の希望的な観測かも知れませんけどね。




(3) ロシアシンパの人々は、その「ロシア擁護」の言説を日本人よりも、ロシア人にしてあれば良いのでは?

そういえば昨夜のBSフジ・プライムニュースに「ロシアシンパの権化」として有名な東郷和彦(元外務省欧亜局長)が出てましたね。
(ちなみに、この人と馬渕睦夫の関係って、どうなんでしょうね?)

『ウクライナ危機を分析 プーチンの戦略と誤算 米中欧の反応&日本は』【前編】
https://www.fnn.jp/articles/-/322696

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この東郷の他に、ロシアシンパといえば前回の記事でも書いたように、馬渕睦夫、鈴木宗男、佐藤優、篠原常一郎、それに上記の川添恵子も含まれるのかも知れませんが、こういう人々に対して私は言いたいのです。

「ロシアは悪くない」
という言説を述べるのは結構ですが、それは局外にいる我々日本人に対して言うよりも、
「ユーチューブなどで“懺悔している”ロシア人ユーチューバー」
などに対して、そのように言ってあげたほうが良いんじゃないですかねえ。
少なくとも私が見ただけでも、日本語の話せるロシア人ユーチューバーが十人ほど泣きそうな表情で「自国の蛮行、プーチンの蛮行」を悲しんでましたよ。お気の毒に。

「いやいや。あなた方ロシア人はそんなに謝る必要はありませんよ。ロシアは悪くないのです。ウクライナやDSこそが極悪非道なのですから。あなた方はまったく気に病む必要はありませんよ」

こうやってロシア人ユーチューバーを慰めてあげれば良いんじゃないですかねえ。

その「慰め」を彼らが好意的に受け取ってくれるかどうかは、私の知るところではありませんが。




(4) ウクライナと朝鮮半島を比較する話を全然見かけないのが不思議だ(台湾ばかりで)

私は別に「地政学」の本など一冊も読んだことがありません。
ただ、世界史や幕末史にはそれなりの見識を持っているつもりですのでウクライナの地政学的な条件について「歴史」を通した目で見るとすれば、ウクライナの条件は朝鮮半島とそっくりです。

ときどき「日本に似ている」という人もいますね、最近では。
まあ私も過去に「戦後の日本の状況は、朝鮮半島の状況を他人事と言ってられない」とブログで何度か書いたこともありますし、ある意味それも間違いではないでしょう。

しかし、一番そっくりなのは、やはり朝鮮半島です。
戦争勃発後、いろんな番組を見てますが、あまりそういう声は見かけませんね。単に私が見てないだけかも知れませんが。

今、朝鮮半島の人々がわりあい静かな様子に見えるのは(少なくとも私の目から見れば)、ウクライナの状況が、自分たちの歴史や現状とあまりにそっくりなので「戦慄して声も出ない」という状況なんじゃないでしょうか。

本来、朝鮮半島とそっくりだったのはポーランドだったのです。冷戦終了頃までは。
特に西側と東側の緩衝地帯である、という意味において(冷戦期と厳密に設定すれば「東ドイツ」というべきかもしれないが)。

しかし冷戦終了後、その緩衝地帯の位置がウクライナまで東進してしまったのです。

というのが、歴史的に見た現在のウクライナの状況、ということだと思うんですけどね。
ごくシンプルな物の見方をすれば。

不思議と、あんまりそういった声を見かけませんねえ。
当たり前すぎて誰も言わないのか、現在は台湾のほうが心配だからか、まさか、誰も気がついてないとも思えませんが。




あと、どうでもいい話として、浜田和幸という国際政治経済学者?とかいう人が「WiLL増刊号」のユーチューブ動画、
【開戦前夜】プーチン「進軍」命令をどう読むか【WiLL増刊号】
https://youtu.be/NkZFlmE7Vik
これで「ロシアが戦争するなんてありえない!」と断言しているにもかかわらず、その次の動画、
【浜田和幸】世界の黒幕は「ディープ・ステート」ではなく「ディープ・レディ」?
https://youtu.be/WcplNxjz_8M
この時は開戦後なのに何の弁明もなく、堂々と自著を宣伝しているって、何なのよ?と。
同日に撮ったのか別撮りなのか知らんけど。厚顔無恥もはなはだしい。
まあ、今回予想を外した人は他にも大勢いるけどね(それを謝っている人も結構多い)。

この浜田って人もずいぶんむかし、桜で見たような気がするんですけどね。
ホント、ええかげんな人ばっかりやなあ。あの界隈は。




うーむ。思っていたよりも長文になってしまった…。
(※19:10追記:「DS(ディープステート)陰謀論」関連のツイートを一つだけ貼っておく)



それでは、以下にツイートを貼って終了にします。





















以上。





【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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DS(ディープステート)やらチャンネル桜やら何やらについて昨夜の続き

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なんとなく思うところもあるので、昨夜に引きつづき連投します。

まあ本来であればこういう「陰謀論者」に対しては「ガン無視」すべきなんですよね。

炎上商法というかワル目立ちというか、とにかく論争に巻き込んで議論をかき回し、それで注目度をあげる、というのも「連中」の狙いですから。本来はガン無視するのが一番正しい対処方法です。

まあ、むかし私がよく見ていた2ch(2ちゃんねる)と同じです。
そんな話はそのむかし、KAZUYA騒動があった頃にも指摘した事があります。

(以下、引用)
昔2chなどをやっていた人ならご存知だと思うが、ネット上での一つの決まり文句として、
「荒らしに反応する人も荒らしです」
という決まり文句がある。

「荒らし」、これはこの場合「アンチ青山動画の作成人物」の事を指しているのでここでは略して「アンチ」と呼ぶが、彼らの目的はまず「青山繁晴本人およびその支持者をアンチ動画に反応させる事」にある。

「アンチ」は反応してもらう事自体も目的としているのである。

反応してもらって、万が一にも「炎上」できれば大成功である。それによってアンチ動画を拡散する事に成功する訳だから。
(※まあ、この「炎上」に加担したのが他ならぬKAZUYAなんだけどな)

しかしそこまで成功しなくても、「青山繁晴本人およびその支持者」をアンチ動画に注目させる事によって「青山繁晴本人およびその支持者」たちの「時間を奪う」「時間を浪費させる」事が出来れば、それだけでも「アンチ」にとっては成果と言えるのである。

ネット上の「荒らし」というのは、そもそもそういうものである。(以下略)



いや。
こんなくだらない事を語るために今回、わざわざ連投したわけじゃありません。
さっそく本題に入りましょう。


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なんと言いますか、この「DS(ディープステート)陰謀論」というのは、案外、それなりの裾野があったらしい。
もちろんネット限定で、しかもツイッターやらyoutubeでわずかながらもハビこっている、といった程度の「愚にもつかない陰謀論」なのだが、昨夜も書いた通り、単なるバカか、洗脳された人か、あるいは(大半はこれだと思うが)工作員の類いといった連中の書き込みやツイートがわずかに散見される、といった程度の代物です。

今回の「ロシアがやった侵略」によって(今後の戦況次第ではあるが)今後、そのほとんどは転向するか姿を消すか、といった形になるでしょう。



多分この問題の発端は、この前の「アメリカ大統領選挙」で、
「バイデンが陰謀によって勝利し、トランプは不正によって敗れたのだ」
という問題に端を発しているように思われます。

この「バイデン陰謀論」に過剰に乗っかった人々が、いまだに「DS(ディープステート)陰謀論」に乗っかって引きずりつづけているんじゃなかろうか?と。
全部が全部、そうとは言いませんけど。

その点で言えば、私は今回の「ロシアの侵略」についても、100%ロシアが悪い、などとは思っていません。

「盗人にも三分の理」
というように、世の中の全ての物事は、どちらか片方が100%悪い、などという事は滅多にありません。
子どもじゃないんだから、そんな事は誰だって分かっていることでしょう。

その上で、今回の戦争は、どう見ても「ロシア側に非がある」というのは日本人の常識として、またロシアのような独裁国家ではない自由社会の人間として、当たり前の話でしょう?という事です。

桜の動画で古森氏も言っていたように。
まずそこから話を始めなければ、良識ある大人の態度とは言えないでしょう?という事です。



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また、馬渕睦夫鈴木宗男佐藤優あたりのロシアシンパがロシアの肩を持つ発言をするのも、理解はしないが、「まあ彼らの事だから、そう言うのは当たり前だよな」と思ってます。
問題は、世間のどれだけの人が「彼らはロシアシンパである」と認識しているかどうか、という事なんですけど。
私は彼らが書いた文章をまったく読んだことがないのですがTVやネットで見た彼らの言動から推測して、以前からそのように認識していました。
「ロシアシンパは悪だ」と言っているわけではありません。
現在ウクライナへ攻め込んでいる状況でロシアを擁護するのは論外ですが、いずれ時間が経てばロシアと関係回復する場面もあるでしょうから、そのとき日露友好に役に立つこともあるでしょう(あんまり相手の肩を持ち過ぎるのも問題だと思うが)。



そういえば、私はすっかり忘れてたんですが、篠原常一郎という人も一時期ネットでそれなりに活動してましたね。
上念司が連れて来た頃、私も少しだけブログで取り上げたことがあります。

NHKの反原発、放射能プロパガンダについて。ついでにチュチェ思想の事も(2019/03/10)

ただ、大統領選挙の頃にはすでに狂いだして(ロシア工作員の馬脚を出しただけかも知れないが)そのあと、よく知らないのですが「皇室への誹謗中傷?」もやっていたようですね。
まあ今はまったく眼中に無いので、どうでもいいです。




話を戻すと「大統領選挙」に関しては、ちょっとナイーブな話なので簡単に触れるにとどめますが、私のスタンスは青山繁晴先生や古森義久氏に近いですね。

バイデン大統領の誕生に否定的な立場ではあるが(選挙不正も多少はあったと思うが)「バイデンが大統領選挙を盗んだ」という陰謀論は支持しない、といったところです。
そのことは当時のブログ記事でも書きました。
アメリカ大統領選挙やNHK教育チャンネルのことなど(2020/12/05)




私は陰謀論を100%否定するものではない。
たぶん陰謀はあるのだろう、と私も思う。それをハッキリと目にしたことはないけれど。

例えば、今朝のフジTVでやっていた『日曜報道THE PRIME』で、安倍元総理が原発再稼働に消極的だったことなど、さらに言えばドイツが訳の分からない理由で躍起になって脱原発を推進しているのを見るにつけて、
「いったい、どのような勢力が日本やドイツの原発再稼働を阻もうとしているのだ?」
などと思ってしまいます。

まあ、陰謀論者の人々からすれば、
「国際石油資本(メジャー)が、利権のためにそれをやっているのだ。DSのせいなのだ」
ということになるのかも知れませんが。

ただ、そんな事は私のブログでは十年前から述べている話ですし、別に陰謀でも何でもないですよね。

国民の不幸を嬉々として利用する人達(2011/06/18)

(以下、引用)
「反原発」運動家が、原発事故を嬉々として利用している事は、これまで何度も書いてきた。
この国のサヨク連中は、自分達のイデオロギーや自己保身の為には、国民の不幸さえも平気で利用する

敗戦利得者」という、戦後サヨク的既得権にまみれた連中なんだから、それも当然と言えば当然の姿勢なのだが。「敗戦」という、国の不幸を最大限に利用してきている連中な訳で。

反原発熱が強いのが、ドイツとイタリアという図式を見ても、同じ敗戦国である日本でその熱を煽っている連中がどういう連中なのか?よく分かろうというものだ。

60数年経ってもこれでは。あと何年続けるつもりなのか。



サヨク連中の活発化によって、ようやく総選挙が近い事を実感(前編)(2012/07/23)

(以下、引用)
まず最初に白人、欧米人についての指摘から。

昨年、反原発集会を覗きに行って書いた記事でも指摘しました。
(中略)
「原発を稼働させないという事」「反原発・脱原発」を喜ぶ連中は、欧米の石油メジャー
石油や天然ガスの利権を握っている連中こそが、その最たるものである、という事。
連中にとって「反原発」は、自分達が「大儲けできる美味しい話」なのである。

私はこの時の記事でもこのように書きました。

話は全然違いますが、もし私が外国人の立場で、日本に石油や天然ガスを売りつける立場
人間であったなら、間違いなく「日本国内の反原発サヨクの連中」大金を渡して、原発の
再稼働を妨害する
工作をすると思いますねw



なんせ金額が金額で、何兆とか何千億円の話ですからね。
それにしても反原発デモでは(反核運動もそうだが)、白人が目立ちますよね。

そして中国人、朝鮮人について。(以下略)



敗戦国の日本やドイツの原発再稼働が阻止されているのは、こういった側面もあるのでしょう。
陰謀と言えば陰謀と言えなくもない。
そしてそういった陰謀に日本のマスメディア、特にNHKが大々的に加担している。

ただし今朝の番組で安倍元総理が原発再稼働に消極的な発言をしたのは、おそらく自分が総理在任中に原発再稼働にまったく手をつけようとしなかったから、
「今さら当時の姿勢を否定するような発言(すなわち原発再稼働の容認)は出来なかった」
ということでしょう。相変わらずヘタレですね。日韓慰安婦合意の時にも散々書きましたけど。




それはともかく。
陰謀はある、と私も思う。
しかし、それですべてが左右されるわけではない。

原発再稼働が出来ないのは、単に日本人に気概が無いだけのことです。


一つの陰謀論ですべての結論が導き出されれば、なるほど便利で分かりやすいですが、そんな単純な世界がこれまでありましたでしょうか?

世の中のすべての事象は、複雑な要因によって生み出されているのです。

陰謀論を論じるのは別に構わない。
それも一つの要因として関係しているのかも知れない。

だからといって、現状ロシアがウクライナの地を蹂躙している状況を目の当たりにして、
「いや。ロシアにだって言い分はあるんだ。この戦争はDS(ディープステート)が仕組んだもので、プーチンは気の毒にも罠にハメられたのだ」
などと公の場で言えますか?
という事です。




最後にちょっと余談。
桜に出ていたDS(ディープステート)論者は「マスメディアではロシアが一方的に悪いとしか言わない、偏っている」などと言っていましたが、佐藤優は朝日で何やら書いてるらしいし、今朝のTBSサンモニでもロシアを擁護してたらしいし、NHKも下斗米伸夫という人を出してロシアを擁護してましたけどね。







まあ桜に出ていたDS論者は、ただ単にロシアを擁護したかっただけなんでしょうけどね。





【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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