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【独自】旧統一教会で山上容疑者の母と一緒に布教活動 元信者が語る「寄付額は数千万円」
2022/07/13 19:06

安倍晋三元首相が銃撃された事件で、逮捕された山上徹也容疑者は警察の調べに対し、特定の宗教団体名をあげて、「母親が入信し、多額の寄付をして家庭が崩壊した。恨みがあった」などと供述しているという。その母親と同じ宗教団体にいて、布教活動なども一緒にしたという女性がAERAdot.の取材に応じ、当時の母親の様子などを語った。
一方、7月11日、宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧・世界基督教統一神霊協会=統一教会)が東京都内で記者会見し、山上容疑者の母親が入信していたことを認めた。
* * *
25年以上前から、奈良県で旧統一教会員だった女性のAさん。当時は旧統一教会の霊感商法が問題になっており、Aさんもつぼや数珠、多宝塔の販売にかかわっていたという。現在は脱会している。
―山上容疑者やそのお母さんのことは知っていますか。
「同じ教会で活動していましたから、お母さんは知っています。時々、子どもさんも連れていました。それが山上容疑者かどうかは記憶はありませんが」
―母親はいつごろ、どのように勧誘されたのでしょうか。
「今から25年くらい前でしょうかね、統一教会に入ったのは。同じ地域の信者がお母さんの心配ごと、悩みを聞くようになったようです。山上容疑者の父親や祖母は比較的、早くにお亡くなりになられてました。祖父も病気がち。当時、統一教会の信者は、相談に乗るといいながら、先祖の話を出して商品を買わせる手法でした。例えば『ご先祖様が苦しんでいるので助けなければいけない。そうすれば、あなたも救われる』というようなことを何度も伝えて刷り込ませる。家系図を書かせて全容を把握して財産も聞き出す。私が(山上容疑者の)お母さんを知った時はすっかり“洗脳”されていました」
―山上容疑者は警察の調べに対し、「母親が統一教会に多額の寄付をして生活に困った」「統一教会のせいで家庭がむちゃくちゃになった」などと供述しているようですが、思い当たることはありますか。
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