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【独自】旧統一教会で山上容疑者の母と一緒に布教活動 元信者が語る「寄付額は数千万円」
2022/07/13 19:06
「統一教会がとてもお金がかかる教団であることは、これまでマスコミなどで報じられてきた通りです。私も1千万円以上、つぎ込まされました。山上容疑者のお母さんのお宅は、もともとお金持ちという印象でした。大きな家にお住まいでしたから。お母さんの実の父、山上容疑者のおじいちゃんが亡くなって、遺産を相続したようです。家と経営していた会社です。それも20年以上前だと思います。それを、1年もしない間に売却して、小さなアパートに引っ越しました。近くに統一教会の施設があるという理由です」
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そこで、山上容疑者の母親の家や祖父の会社について調べると、家は奈良市南部に位置し、近くには大きな古墳がある古都奈良らしい住宅街にあった。もともと山上容疑者の祖父母の住まいだったが、その後、母親やきょうだいと一緒に住んでいた。
不動産登記簿によれば、土地面積が約240平方メートル、建物は2階建て140平方メートル。1998年10月に山上容疑者の母親が祖父から遺産相続し、翌99年6月に売却している。会社は、奈良と大阪を結ぶ幹線道路に面する好条件の場所にあった。登記簿では、土地面積が230平方メートル。98年10月に山上容疑者の母親が祖父から相続し、99年3月に売却している。
山上容疑者の母親は祖父から相続すると、家と会社の土地を約半年~8カ月という短い期間で売り払っている。路線価や当時の実勢価格と照らし合わせると、土地のみで約6千万円の評価額とみられる。そして、山上容疑者の母親は2002年12月10日、破産免責決定がなされた。
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―山上容疑者の母親は資産を手にして、すぐに売って現金化しています。旧統一教会との関連はあると思いますか。
「私は(山上容疑者の)お母さんから、統一教会から現金化を勧められて売却し寄付した、という趣旨の話を聞いた覚えがあります。具体的な金額はわかりませんが、数千万円だったはずです。その前には山上容疑者の祖父が亡くなり、保険金も寄付させられたはず。そんな大きな金額の寄付は、奈良ではそうはありませんでしたから、今も記憶に残っています」
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