7月11日、財務省近畿財務局の新局長が会見を行い、森友学園をめぐる公文書改ざん問題などについて「信頼回復に努めていきたい」と話しました。

 6月24日付けで近畿財務局の新たな局長に就任したのは、岩元達弘氏(53)です。

 近畿財務局をめぐっては2018年に元職員の赤木俊夫さん(当時54)が、森友学園をめぐる公文書の改ざんを苦に自殺し、妻の雅子さんが国に対して、捜査機関に提出した文書などを開示するよう裁判を起こしています。

 7月11日に就任会見を行った岩元新局長は次のように述べました。

 (近畿財務局 岩元達弘新局長)
 「職務に対しては公正誠実に行わなければいけないとか、そういったことについて研修も行いますし、職員の中での意見交換も行っているところでございます。(Q一刻も早く文書を明らかにすることが、ある種“誠実さ”を見せる意味でも重要なファクターになるのでは?)現在、訴訟中ということでございますので、私からのコメントは差し控えさせていただきたい」

 岩元新局長は「信頼回復に努めていきたい」と話しました。