記者
2015年 | 入社。英文毎日室に配属 |
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2018年 | 静岡支局へ異動。事件事故、スポーツ、行政、選挙などを担当 |
2019年 | 1年半の支局勤務を経て英文毎日室へ異動 |
英語で世界に発信
英文毎日室は特殊な職場です。英語ニュースサイト「The Mainichi」を運営しています。日本の話題は海外でも高い関心を持たれています。私の主な仕事は毎日新聞の記事を英語に翻訳し、The Mainichiで世界に届けることです。
翻訳は「日本語の文章を英語にする」という単純なものではありません。日本語の記事の内容を正確に理解し「英語で書き直す」といった方がいいでしょう。元の記事を執筆した日本各地の記者、世界各地の特派員たちと連絡を取り、翻訳するうえで必要な情報を確認したり、記事に関連する英語の資料を調べて、専門用語の翻訳が正しいかをチェックしたりします。英語の文章力だけでなく、日々、国内外の動向を把握することも求められます。
英文毎日室の記者として、記事を書くこともあります。私は東日本大震災後、宮城県南三陸町の中学生たちのオーストラリア語学研修に同行し、「Students from Miyagi get a taste of Aussie life」という記事を書きました。入社3年目には静岡支局に異動し、日本語で記事を書く一般記者として、事件・事故や裁判、高校野球、行政の取材も経験しました。
英文毎日室が翻訳する対象は、毎日新聞が報道するあらゆる分野におよびます。政治や科学、伝統芸能、スポーツのほか、社説なども英語で世界に届けています。ネイティブスピーカーを含む経験豊富なスタッフたちと一緒に、日本と世界をつなぐ仕事ができることが魅力です。
One day
- 10:00
- 出勤。通勤中に新聞を読み翻訳が必要な記事をピックアップ。地方発の記事も海外で読まれそうなおもしろいものが多いので、毎日新聞のウェブサイトも同時にチェックする
- 11:00
- 翻訳する記事の内容について担当記者に電話。固有名詞の確認や事実確認は必須
- 13:30
- 昼食
- 15:00
- 同僚が翻訳し、ネイティブスピーカーのチェックが入った原稿を記事と照らし合わせてチェック。ニュアンスの表現などについて翻訳担当者と相談
- 19:00
- 退社。会社近くの本屋に寄り文庫本を大人買い
Q&A
- 学生時代に打ち込んだことは?
- 学部時代は塾でのアルバイトと読書。院では研究、お酒、美術館巡り、OECDでのインターン。
- 仕事をする上で大事にしていること・ものは?
- とりあえずやってみる。
- 入社して意外だったことは?
- 編集以外の部署が多いこと。
- 現在の仕事内容や取り組む姿勢を一言で表現すると?
- 何事も楽しむ。