記者
2007年 | 入社。鳥取支局に配属。事件事故、裁判、スポーツ、行政など担当 |
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2011年 | 仙台支局配属。主に東日本大震災関連の取材 |
2013年 | 横浜支局配属。事件事故、行政など担当後、産休・育休 |
2015年 | 育休から復帰。行政担当で、相模原障害者施設殺傷事件関連など取材 |
2018年 | 統合デジタル取材センター配属 |
よりよい社会になるために、提起できることは
アクセス 失速した児相改革 親の支援と子の保護機能分化案を棚上げ
2018年6月、東京都目黒区で5歳の女児が両親に虐待され死亡した事件がありました。「おねがい ゆるして」という女児のひらがなの「反省文」のインパクトから、両親を糾弾する声が噴出しました。
ただ、私はこれまでの幼児に関わる取材の中で、子育てが孤立すれば誰しも虐待につながる可能性がある、と感じていました。この事件についても、発生してしまった背景には、子育てを支える仕組みが社会に欠けていたということもあるのでは、と考えました。
そこで書いたのが、虐待された経験を持つ女性が「親だけを責めても事件はなくならない」と訴える記事と、児童相談所の態勢が真にリスクが高い親子を救う仕組みになっていないことを指摘した記事です。
問題はどこにあるのか。よりよい社会になるために、何が提起できるのか――。世の中の事象を追うだけでなく、考え続け、人と会って話を聞いて探求し、発信していくことは、記者の大事な仕事だと思っています。
紙面という形態で新聞を読む人は確実に減っています。でも、媒体が変わろうと、社会で起きていることや多様な価値観を伝え、問題提起につなげるコンテンツは、必要とされ続けるはずです。そんな記者の仕事はやりがいも魅力もあり、これからも続けていきたいと思っています。
One day
- 9:00
- 保育園に子どもを送り、出勤。取材アポ入れ・メールチェックなど
- 11:00
- 上司・同僚と週1回の取材打ち合わせ会議
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 都内でハラスメントの被害者や関連した集会の取材
- 18:30
- 保育園へ子どもを迎えに行き、帰宅。メール、原稿、ゲラチェックなど
Q&A
- 学生時代に打ち込んだことは?
- アルバイト、旅行、ゼミ活動。
- 仕事をする上で大事にしていること・ものは?
- 誠実であること、問題意識をもつこと、感受性を大事にすること。
- 入社して意外だったことは?
- OJTの傾向の強さ。
- 現在の仕事内容や取り組む姿勢を一言で表現すると?
- アンテナをはる。