記者
2007年 | 入社。松江支局へ配属。事件事故や裁判、スポーツ、行政を取材 |
---|---|
2011年 | 和歌山支局で市政、経済を担当 |
2012年 | 長女を出産。1年半の育休を取得 |
2014年 | 夫が大阪勤務のため大阪本社で復帰。毎日小学生新聞を担当 |
2016〜17年 | 切迫早産で3カ月病欠。休んだまま2人目を出産、半年の育休。大阪本社学芸部で復帰 |
2019年 | 東京本社くらし医療部へ異動 |
出産・子育てが取材に生きる
進まぬ風疹ワクチン接種 中年男性に無料クーポン配っても… 企業健診への導入カギ
くらし医療部では衣食住、子育て、介護、障害者、労働、貧困、社会保障、年金、医療など幅広い分野を取材しています。部内には省庁担当の記者と、それ以外の遊軍記者がいます。遊軍はそれぞれ担当分野はありますが、それ以外でも関心のあるテーマを自由に取材でき、家庭の事情に合わせて働ける環境があります。
私は遊軍で医療、社会保障、労働を担当。小学校1年生と2歳の娘がおり、両立に悩むこともありますが、他の記者の働く姿に刺激を受けながら、社内や家族のサポートに支えられ、仕事を続けられています。
出産や子育ての経験がきっかけで取材を始めることも多く、2018年から風疹が流行し、感染した妊婦の赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が生じる先天性風疹症候群の子どもが報告されている問題は、私自身が抗体がつきにくい体質で妊娠中に不安だった経験があり、取材したいと思いました。
風疹の流行の中心は30~40代の男性です。国は子どもの頃にワクチン接種機会のなかった1962年度〜78年度生まれの男性に抗体検査とワクチン接種を2019年度から3年間無料にしていますが、検査を受ける男性は少ない現状があります。長男が先天性風疹症候群と診断された女性にメッセージを寄せてもらい記事にしました。記事を読んで検査を受けようと思ってくれる男性はどれだけいるだろうかと考えると無力さも感じますが、1人でも検査を受けてくれたら、ワクチンを接種してくれたらと願いながら書きました。
One day
- 9:00
- 長女を見送り出社(夫が次女を保育園へ送る)。取材のアポ取り、ゲラチェック
- 12:00
- 昼食
- 14:00
- 患者団体の取材へ
- 16:00
- 会社に戻り、記事を書く
- 18:00
- 会社を出て保育園と学童保育へ子どもたちのお迎え。当日組む原稿がある日や夜の取材、懇談会に出る時は夫が子どもの世話をする
Q&A
- 学生時代に打ち込んだことは?
- 打ち込んだことはありませんがやってみたいことは何でも試しました。アルバイト、ボランティア、サークル活動、海外旅行、短期留学、公開討論会。
- 仕事をする上で大事にしていること・ものは?
- 取材相手への配慮、分かりやすく書くこと。他社の記者の接し方を見たり、他の人の記事を読んだりして反省しています。
- 入社して意外だったことは?
- 興味のあるテーマを自由に取材させてもらえる環境だったこと
- 現在の仕事内容や取り組む姿勢を一言で表現すると?
- 七転び八起き