記者
2019年 | 入社 大阪本社北陸総局に配属 警察・司法・スポーツを担当 |
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笑う門には福来たる
「笑う門には福来たる」。野球取材を通して改めて学んだことの一つです。入社1年目で、警察、司法、スポーツを担当しています。スポーツでは、昨夏の甲子園で24年ぶりの準優勝を果たした星稜高校を担当しました。星稜高校の甲子園出場が決まり、連載をすることになりました。デスクや先輩と方向性を決め、選手や監督に何度も取材を重ね、なんとか連載を仕上げることができました。ちなみに、人生で初めての連載のタイトルは、林和成監督の直筆です。
連載も含め野球取材をする中で、基本的な野球のルールは知っていましたが、絵になる写真が撮れない、ホームランの直前でカメラのバッテリーが切れる、記事でスポットを当てるべき選手の判断ミス……。失敗を繰り返してしまう自分が嫌にもなりました。それでも、甲子園で感じた熱気、興奮、感動、高揚感は今でも忘れられません。記者1年目で早くも素晴らしいチームに出会って数々の名場面を積み重ねてきた大舞台に連れて行ってもらい、躍動感を味わいながらの一生心に残る取材になりました。
星稜ナインの合言葉は「必笑」。マスコミや観客が殺到する中、彼らは「勝って当たり前」というプレッシャーや重圧を感じていました。そのような中でも選手たちがずっと口にしていたのは「楽しんで野球をすること」でした。どんなときでも笑って野球を楽しむ姿勢が準優勝という結果をたぐりよせたのではないかと思います。
先日、取材でお世話になっている人から「笑顔で元気に頑張っている人は助けてあげたいと思うんですよ」と言ってもらいました。まだまだうまくいかない取材でも、どこかで見ていて手を差し伸べてくれる人がいるのだと感じました。この言葉を言ってもらったとき、星稜ナインが頭に浮かびました。「笑う門には福来たる」。この言葉は本当かもしれないと。今は、悩むことも不安になることもたくさんありますが、一歩ずつ成長していきたいです。
One day
- 9:00
- 始動
取材 - 18:00
- 帰社 モニターやゲラチェック
- 21:00
- 帰宅
Q&A
- 学生時代に打ち込んだことは?
- ジャーナリズムゼミやサークル・放送研究会、AbemaTVや居酒屋のアルバイト、学生記者などいろいろなことに手を出した。
- 仕事をする上で大事にしていること・ものは?
- 基本的なことだが、「笑顔」。
- 入社して意外だったことは?
- 競争相手の他社の記者とも、よい関係ができたこと
- 現在の仕事内容や取り組む姿勢を一言で表現すると?
- 悪戦苦闘