今月8日午後、群馬県長野原町の国道145号で起きた軽トラックとオートバイ2台が衝突し、バイクの男性が死亡するなどした事故を受け、軽トラックを運転していた草津町議会議長の男性(73)が11日、文書でコメントを発表した。事故の重大な結果の責任を取るとして、議長と議員の職を退き、運転免許も返納するとしている。

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 事故では、いずれも埼玉県熊谷市に住む男性が死亡、もう1人の男性も重傷を負った。議長の男性は文書で相手方へのおわびを述べた上で、「事故の甚大な結果について自らの責任を取る」として、辞職と免許返納の意向を示した。

 文書は「この重い結果責任は私が生涯をかけて背負って参る所存です。今後の残された人生を、さまざまな機会を通じて社会に貢献することで償って参ります」と結ばれている。

 事故発生時の群馬県警長野原署の発表によると、現場は片側1車線の直線道路で、軽トラックが中央線をはみ出したとみられる。議長の男性は自身が役員を務める会社の仕事中だった。