ミュージカル忍たま乱太郎 第8弾

がんばれ五年生!技あり、術あり、初任務‼︎


全21公演終了致しました。

ご来場頂いた皆様、遠方から応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。


僕にとっても今後決して忘れることはない、素敵な思い出が沢山出来ました。

一緒の時間を過ごしてくれて本当にありがとう。


立花仙蔵として生きた40日+15日間が、本当に幸せでした。

ありがとう。

立花仙蔵を通して、僕自身役者として新たな挑戦を。

今回は役作りの方法を意識的に変えて臨んでみました。

「役者」は"役を担う者"とも良く言いますが、その言葉通り、今回の物語の中に立花仙蔵が存在する理由、意味を考えて役作りは立花仙蔵主観ではなく、8弾の物語の主軸主観からの立花仙蔵を作って行くことにしました。

勿論、それぞれにドラマがあって全員が全員人生の主人公なのだけど、その上で、今回の物語の主軸は五年生。

彼らがこの物語を生きていく中で六年生の立花仙蔵は彼らに何を影響させるのか。何を影響させられるのか。と。


以前のブログで、

後輩に足し算をしてあげる文次郎と引き算をしてあげる仙蔵。

と書きましたが、ほぼ全シーンが文次郎とペアでの出演だったので、実はここでも前に出る文次郎に対し仙蔵は引く存在として、六年生自体にも奥行きを出す役割を意識していました。

きっと五年生がこの先色々なことを悩む時に、彼らが文次郎に相談したくなる時もあれば仙蔵に相談したくなる時もあり、文次郎にするべき事柄があれば仙蔵に相談するべき事柄があったり、

そんな風に、それぞれがそれぞれにしか出来ない役割がきっとあって、今回はそんな立花仙蔵を目指しました。

…子供が何か失敗をやらかした時に、ちゃぶ台をひっくり返して怒る亭主関白な父と、「お父さんも悔しいんだよ。あなたを愛しているから。だからお父さんのことを悪く思わないでね。」って後から優しくフォローする母親。みたいなイメージも今回さりげなくありました。あくまでイメージでちょっとだけね。笑

頭ごなしに文次郎が怒るのも、初任務の彼らを外に出すのを認めたがらないのも、それほど大切に思っているからこそで、でもそこが五年生にはまだなかなか伝わらないけど、

でもだからこそ最後にそんな人から言われる

「お前たち、良くやった!」は泣けてくるんだと思います。

仙蔵としては、文次郎の心の内を理解出来ない五年生にまだまだの若さを感じながら、同時に、素直になれない文次郎にもやれやれと思いながらも、

鉢屋が達魔鬼に変姿で化けて、尾浜がドクタケセンチュリーたちを欺くことを受けて、

「これが僕たちのやり方です。やる気の見せ方です。」

と言わんばかりのキラキラしたあの瞳を見て、そしてその姿を認めて

「お前たちも来るだろう」

と放つ文次郎の嬉しそうな横顔に、立花仙蔵はさっきとは違う、「やれやれ」を感じていました。

そしてそこのシーンの去り際、文次郎が先頭を走り、それについて行く五年生、1番後ろを走る仙蔵という順番が、

僕が台本を読む前に感じたい組のぞれぞれのリーダー観が、ここにそのままにあったのが嬉しかった。

因みに、

その時の六年生を除いた五年生の去り際の並び順を思い返してみるのも、また面白いかもね。

先頭を走る竹谷と、1番後ろを走る尾浜。

彼らが今後、どんな六年生になっていくのか。。。








まだまだ彼らの鍛錬は続く。

そして続く限り僕は彼らの六年生であることに誇りを感じ、この先も見守り続けます。



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本当に、本当に楽しい奴らだったなぁ。。。

彼らの六年生で、彼らから見る立花仙蔵をやれたことを幸せに感じます。

本当にありがとう。

失敗なんて恐れない つまずいても起きあがる

日に日に逞しくなっていくその姿に、日に日にキラキラ輝いていく任務完了の時の笑顔に、ホンットに尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。





僕の知っている忍ミュからもガラッと色が変わった特に挑戦的に感じた今回の忍ミュ8弾は、きっと彼らが1番の矢面に立ちその圧を感じたと思いますが、

その中でも1人で立ち向かえないことに常に5人で臨む姿が素敵でした。

本当に、お疲れ様。



だけど敢えて。

今回僕も立花仙蔵を演じさせて頂いて改めて感じたように、

完璧を目指す人間は自分の現状と過去の栄光に頼らない。

常に今より上の完璧を目指し続ける。

だから彼らにも、カーテンコールでは偉そうにごめんなさい。

でも彼らならきっと出来るんです!

文次郎もきっとそう思っているんです!

そして学級別の実習に出た他の4人の六年生たちも、自分たちが不在している時期に忍術学園に何かあった場合、

文次郎と仙蔵と五年、先生方がいたら何とかなる。

そう思えたからこそ4人は実習に出れたのかもね。

そしたら、また此処にも他の4人の想いをを感じれるしね。。。










忍ミュ第8弾。

立花仙蔵という役を通して見せてもらった、本当に素敵な物語でした。

忍術学園が、忍術学園に集まる人たちが、大好きです。

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また必ず逢いましょう。

僕は立花仙蔵を愛することをやめません。

これからもずっと。

みんなの大切な立花仙蔵を演じさせてくれてありがとう。








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僕に居場所をくれた、文次郎、えびさん、本当にありがとう。

あなたがいてくれたから僕は立花仙蔵でいることができた。

本当に、ありがとう。










忍ミュ第8弾に関わる全ての人に、

本当にありがとうございました!

みんなとわかちあった、いまは"思い出"と呼べるあの時間が、僕が立花仙蔵として生きた証です。

本当にありがとう。

第8弾はまだまだはじまったばかり!

今日も明日も、

彼らの初任務を

「見守ってやろう。」











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原作の尼子先生から直筆で色紙を頂きました。

「完璧だ!!」のお言葉に本当に幸せを感じます。

立花仙蔵と出逢わせて頂き本当にありがとうございました。


北村健人