目次
▣近年の派遣業界は、あなたの知る派遣業界とは違っている可能性
▣新卒採用を行う近年の派遣業界
▣派遣には種類がある
▣派遣会社の「正社員採用」は何が問題なのか
▣正社員採用をする派遣会社の悪質だと思う点
▣最後に
▣近年の派遣業界は、あなたの知る派遣業界とは違っている可能性
▣新卒採用を行う近年の派遣業界
▣派遣には種類がある
▣派遣会社の「正社員採用」は何が問題なのか
▣正社員採用をする派遣会社の悪質だと思う点
▣最後に
まさか、自分が派遣社員なんかに...
今、多くの新卒の方や中途転職者の方が、知らないうちに派遣社員と化している。
このような恐ろしい現実が存在します。
人材派遣会社(無期雇用派遣・正社員型派遣・常用型派遣・旧特定派遣・技術派遣・客先常駐・SES・BPO企業)による被害報告はこちらにまとめております。
■就活生や中途転職者の皆様。 下記URLの再生リストにあるような会社は隠れ派遣会社です。
内定を貰っている方で派遣社員になりたくない方は、直ちに内定辞退をされて下さい。
法的に、内定辞退は内定承諾後であっても、入社2週間前までであれば可能です。
辞退理由は「単位が足りなかったから」
この一言で構いません。
派遣会社の正社員は正社員ではありません。 とにかく派遣社員になりたくない方は、内定辞退をされて下さい。
ブログの更新頻度は少ないですが、再生リストは随時更新中です。
※リンクをコピーしてアクセスして下さい。(技術派遣企業リスト)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-RT1thTHP1cv1b2gjUYoKU2SEAL_mFB9
また、最近Youtubeなどで客先常駐(SES)を宣伝しているインフルエンサーにも、十分に警戒されて下さい。 結論から述べると、客先常駐は派遣と同じです。
※リンクをコピーしてアクセスして下さい。(客先常駐警戒リスト)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-RT1thTHP1fFgaHLOytriA3d7fGvPyRD
更に、選考に進もうとしている。
或いは、内定を貰った会社のHPの会社概要、沿革を見て
労働派遣事業許可番号
有料職業紹介許可番号
の記載がないか確認して下さい。
この番号の記載があれば、どんなに綺麗な宣伝をしていても、実態はただの派遣会社ですので、正社員としての採用であっても派遣社員として働くことになります。
更に、HPにこれらの番号の記載はなかったが、厚生労働省のサイトで検索をすると番号が出てきたとの情報を、私の動画のコメント欄でお寄せ頂いております。 下記厚生労働省のサイトでもしっかりと検索をして確認されて下さい。
労働者派遣事業所検索・一覧・人材サービス総合サイト https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/GICB101010.do?action=initDisp&screenId=GICB101010
(リンクをコピーしてアクセスして下さい)
▣近年の派遣業界は、あなたの知る派遣業界とは違っている可能性
皆さんこんにちは。 「派遣」「アウトソーシング」という言葉を聞いたことがありますか?...といっても一度は聞いたことがあります、という方が殆どではないでしょうか。
そりゃそうだと思います。
まず派遣の働き方として思い浮かぶのは
「人材派遣会社に登録をして、有期雇用で働く」という就業形態です。
ここまでは皆様ご存知だと思うのです。
しかし、
近年の派遣業界は変わってきており、皆様が認識されている「派遣」というのものが違ったものになってきているのが実情なのです。
今回は、近年の派遣業界について何も知らない方に向けて、
派遣業界が就活生を騙すという、悪質極まりない方法で採用活動を行っている実態について書いていこうかと思います。
新手の詐欺なのでまだまだ認知度が低く多くの方にこの現実を知っていただきたいので、
特に就活中の学生の方や、そのようなお子様をお持ちの親御さんに是非読んでいただきたいと思います。
※文章で読むのが面倒だ!という方はこちらをご覧ください。
動画で同様の内容を話しております。
※上の動画を更に分かりやすくまとめた動画です。 是非ご覧下さい。
※このブログの内容を2分で要約した動画です。 こちらも是非ご覧下さい。
▣新卒採用を行う近年の派遣業界
何も知らない方は驚かれる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、近年の派遣業界は新卒の学生を対象に「採用活動」を行っているのです。
ここで近年の派遣業界について何も知らない方は
「何で有期雇用の派遣会社が新卒の学生を対象にして採用活動をしてるんだ?」
と思われる方がおられるかもしれません。
しかし、ここで採用対象にされている新卒の学生ですが、雇用形態は有期雇用ではないのです。
正社員としての採用なのです。
▣派遣には種類がある
ここまで読まれて「派遣会社で有期雇用の派遣社員として働くのに、何で正社員での採用なんだ?」
と違和感を抱く方がおられるかもしれません。 というのも、実は派遣には種類があるのです。
図のように、左側の登録型派遣や紹介予定派遣は御存じの方も多くおられるのではないかと思います。
登録型派遣は、派遣会社に登録をして派遣会社から有期雇用されるという就業形態。
一方で紹介予定派遣は、派遣会社に登録をして派遣元から有期雇用され、契約満了後に派遣先から直接雇用である正社員登用をされることを前提として派遣される就業形態です。
しかし、あまり知名度がないのは右側の正社員型派遣などと書いてある方だと思います。
正社員型派遣の他に常用型派遣・無期雇用派遣・特定派遣などと書いてありますが、
呼び名が異なるだけで殆どみんな同じです。
また、客先常駐と入っていますが、客先常駐も派遣会社の正社員として採用されるということに変わりはないのです。
(正式な種類として分類されてはいませんが、一応働き方が同じなので入れさせていただきました)
この正社員型派遣に分類されている方に、近年の派遣業界は新卒の学生を対象に採用活動を行っているのです。
▣派遣会社の「正社員採用」は何が問題なのか
このように、近年の派遣業界は新卒の学生を「正社員」として採用します。何も知らない方は「正社員」という言葉に安心感を抱くことでしょう。
「正社員だから、非正規雇用である有期雇用と違って安心」 と結論付けてしまうでしょう。
しかし、安心してはいけないのです。 はっきりと結論を申し上げますと
登録型派遣と正社員型派遣は、どっちも働き方はただの派遣なのです。
正社員型派遣は登録型派遣と違って正社員ですから、給料が固定給で、ボーナスもあって、社会保険などの福利厚生も完備されています。
しかし、図のように登録型派遣であっても正社員型派遣であっても、
共通するのは勤務先は自社ではなく、派遣先に行っての業務となるのです。
この点が普通の会社の正社員と大きく異なり、普通の会社の正社員としての働き方ではないのです。
別の会社に派遣されるとどうなるかといいますと、
自社(派遣会社)で正社員という事実はどうでもよくなり、正社員というのはただの名ばかりで飾りになります。
どういうことかといいますと、派遣先からすれば外部の人間が来て仕事をするわけで、その会社の正社員ではありません。
ですから、
派遣先の人間から「ああ、あの人は派遣さんだ」という目で見られますので、あまりいい目では見られません。
酷い場合には底辺扱い、いじめ、パワハラなどの被害に遭ってしまうことがあります。
仕事内容も派遣だと重要な仕事なんて任されないので、スキルがいつまでも身につかず
キャリアが台無しになります。
派遣はあくまでも穴埋め的な存在でしかないので、単純作業しかさせてもらえません。
その為、決して長く続けられる仕事ではないのです。
ですから、有期雇用の登録型派遣と同じ状態になってしまうのです。
▣正社員採用をする派遣会社の悪質だと思う点
このように、いくら派遣会社で正社員として採用されても、
働き方は何一つとして登録型派遣と変わりがないのです。
いわゆるただの派遣会社なのですが、
近年の派遣業界は新卒の学生を採用する際に、派遣会社であることを隠すという詐欺と同じ方法で採用活動を行っているので問題があると思うのです。
近年の派遣業界はただの派遣会社であるにも関わらず、 「技術派遣」「受託開発」というものに名前を変えているので、何も知らない人は騙されてしまいます。
特に近年の派遣業界について何も知らない就活生であれば尚更です。
中途で転職活動をされている方でも、近年の派遣業界について何も知らない方であれば、騙されてしまうでしょう。
更に厄介なのが、会社紹介のアピールポイントに
「我々は頼られる技術者(エンジニア)集団です!」
「大手企業のパートナーです!」
「大手とのプロジェクト案件多数あり!」
「当社はものづくりで日本を支えております!」
とアピールすることで、ただの派遣会社であることを隠します。
ただの派遣会社なのですから、
自社で独自技術や独自製品を持っているわけではありません。
ただメーカーなどに人を派遣させて、利益の中核が派遣料であるにも関わらず、 技術の会社と名乗っているのです。
受託開発といっても、他会社の製品の開発や製造等の一部分のみに携わるわけですから、
自社製品の開発や製造をしているわけではないのです。
そして、大手の派遣会社であれば、常に未経験者を大量採用しては大量離職をさせての繰り返しですから、熟練(ベテラン)の人間なんていないので、尚更技術の集団とは程遠いのです。
ただのど素人集団で単純作業(雑務要因)で派遣スタッフの集団なのです。
また、求人票の書き方も、派遣会社であることを隠すような書き方をしています。
図のように、勤務時間の項目に
「配属先に異なる場合があります」
「勤務先によって変動あり」
「就業先により異なります」
と記載する。
勤務地の項目に
「配属先」
「全国の取引先各事業所」
「全国の各拠点及び周辺都市」
などと記載をして派遣会社であることをとにかく隠すのです。
そして、一番厄介なのが、
何も知らない学生を甘い言葉で誘惑して騙して入社させようとしている点にあります。
「未経験からエンジニア」→ただの単純作業。
「スキルアップ・キャリアアップできる」→でたらめ。単純作業なのでできるわけがない。
「研修・フォローアップ体制充実」→でたらめ。実際には何もない。
「大手企業で働けます」→派遣です。
「まずは無理なく簡単な仕事から」→ずっとそのままです。
実態はこのような感じで全てでたらめなのです。
近年の派遣業界は、 社会人経験がなく何も知らない学生や、派遣業界について何も知らない中途転職者を、会社紹介や求人票で派遣であることを隠したり、甘い言葉で学生を騙して採用活動を行っているというのが、近年の派遣業界の実態なのです。
※こちらの動画で派遣業界が就活生を騙す方法について解説しています
▣最後に
私自身も1年7ヶ月間正社員型派遣である技術派遣の会社での勤務経験がありますが、実際に経験した者から言わせていただくと、
派遣業界に就職するのは絶対にやめた方がいいと断言できます。
前述したように
ただの派遣と化してしまいますし、対して何もスキルが身につくわけではないので、キャリアというのにも傷がついてしまう。
因みに私は何故騙されたのかと言いますと、営業職枠で応募して営業職での採用でした。
当時の入社時や面接で人事と専務の方から言われたのは、
「1年目は現場で。2年目からは営業としてやってもらう」 との条件で入社しましたが、
実際に2年目になっても平然と派遣され続けました。
いわゆる入社時の条件と全然違うといった理由でしたので、退職しました。
(まあ派遣業界について無知であった私にも過失はありますが)
退職してから思いましたが、派遣会社の営業なんてやらなくてよかったとホッとしております。
派遣の営業なんて通常の業界と違って、扱う商品がモノではなく人間になりますから、
ただの人身売買であることに変わりはありません。
そして、何より派遣業界の人間に言いたいことがある。
会社紹介や求人票で派遣会社であることを隠し、働き方はただの派遣であるにも関わらず正社員採用をして、何も知らない新卒の学生や中途転職者を騙すのをいい加減にやめませんか?
考えてみていただきたいのですが、ご自分のお子さんがあなたと同じ業界で
「派遣で働きたい」 と言ってきた場合、自信をもって派遣業界に背中をポンと押すことはできますか?
派遣業界の方には是非とも人を騙して採用活動をしないでいただきたいと思いますし、 何も知らない方は特に騙されないでいただきたいと思います。
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