社会
【続報】安倍元首相銃撃 「お医者さまいませんか!」、現場騒然
「医療関係の人いませんか!」。聴衆や買い物客でにぎわっていた大和西大寺駅前は突然の凶行に騒然とし、倒れこんだ安倍晋三元首相の救急処置に協力を求める声が上がった。演説用のスピーカーも「お医者さまはいませんか」と呼びかけ続けた。
心肺停止状態で用いられるAED(自動体外式除細動器)も届けられ、救命措置が行われた。
現場にいた女子高校生(18)によると、2発目の銃声が聞こえた後、安倍氏はガードレールに体をぶつけるようにして前に倒れた。「首から胸の辺りに血がにじんでいた。駆け付けた人が救命処置をしていたが、動く様子はなかった」と話した。発砲時は銃の周囲に白い煙が見え、火薬のような匂いがしたという。
別の男性によると、安倍氏のワイシャツの背中が真っ赤になっていたという。
一番前で演説を聞いていた会社員の男性(26)は「爆風を感じた。震えが止まらない」、清掃作業員の女性(67)は「何かが爆発したのかと思った」と衝撃の大きさを語った。