私はずっと迷っていました。
中等度知的障害で自閉症
発語無しでオムツ…
偏食あり。
言葉での指示は入らない。
理解も難しい…
正直に言って、普通の人生は送れないかもしれない。
だけど…
ずっと誰かの手を借り続けるのは難しいのではないか??
ウチの息子のために、手を貸し、助けてくれる人がいればいいが…
もしいなかったら?
ある程度は自分で出来るようにならなくちゃ!と。
息子のペースに合わせて出来る事からコツコツと進めて来た。
これが出来るならあれも出来るな?
とか、これはまだ難しいか?なんてゆっくりゆっくり様子を見ながら進めて来た。
息子なりには成長している。
本当に小さなことばかりだけど…
自分で荷物を持てなくて、リュックは背中から滑り落ち、手提げも腕から滑り落ち…
背負う、持つ、ということは出来ないのだろうか?
体幹が弱いから?荷物を持つという概念がないから??
親の私が持ってやる事も出来るけど…いつかは自分の荷物は自分で持たなくちゃ!と諦めずに毎日背負わせて、毎日手にかけた。(年少入園時)
少しずつ、少しずつだけど、背負う事が出来始めて、手に持つ事も出来始めた。
体も、意志も育って来た。
毎日の小さな積み重ねのおかげで、今はランドセルも水筒もデイのバッグもヒョイヒョイっと背負える。
腕の力でピアニカだって持てる。
たくさん荷物を持つ息子を見て、
お母さん手伝ってあげたらいいのに…と思われているかもしれない…
だけど…いつかは自分で運ばなくちゃならない日が来るなら…
少しでも筋力をつけて、持つという概念を学ばせたかった。
普通の子なら当たり前に備わっている機能…
息子にだってきっとあるはずだ。
筋力や学ぶという事に弱さや遅れがあったとしても。
そして、何より、自分で持つ!!という意志が育っているなら…
疲れた時やあまりにも重い場合には、隣を歩く私がたまに手を貸す事も今なら出来るから…
少しずつ少しずつ息子のペースで学ぶ。
普通の一年生なら当たり前のことでも、息子にとっては大変なこともある…
正直、無理をさせていないか?と悩むこともある。
学校までの道のり…支援学校のバスが通る…
バスが好きな息子はきっと支援学校も楽しんで通うだろう。(バスだけが目的じゃないですよ!もちろん)
どこに行っても馴染む彼は、きっと大丈夫だろう。
いつかあのバスに乗る日が来ると思いながら、今歩いて学校に向かう事も何かしらの経験にはなるはずだ、と…
人には人の考えがあり、
人には人の選択がある。
何が正解かとついつい悩み…
同じ境遇の人が少ないと、
選択を誤ったかと悩んでしまう。
全く同じ人はいないけど…
似た選択をしている人は何故だか世間からバッシングを浴びがち…
子供が可哀想だ。
親のエゴだ。
子供の事が見えていない!
等々…
すごく胸が痛い。
私もあんな風に思われているのかな…
リアル同級生保護者の中にも、先生の中にも同じように思っている人がいるだろうな…
息子のためにとか言いながら
結局自分のためだろう!
って…
毎日毎日考える。
私のため?ではないけど、違うとも言いきれないな…
息子のためでもあるし、きょうだいのためでもある。
学校を卒業したら、自分の力で生きていかなくちゃならなくなる。
そのために、ここがいい!と選ぶ場所は人それぞれで、絶対はない。
合う合わないもあるし…
特性の出方も様々だ。
学校が全てではないという考えもあると思うし。
価値観が違う人からすれば
あり得ないし、信じられない選択かもしれない。
だけど…誰かの人生に口を出すというのは…
あまり適切ではないなと感じるようになりました。
ずっと悩んでいましたが…
その思いや、悩みを吐き出せた時に出会った人達は宝であると最近気付きました。
幼稚園に通っている時も、泣き虫な私はたくさん泣きました。
頑張っても頑張っても結果が出なくて悔しかったり、私が思う息子の人生のあり方は間違いだろうか?と悩んだり…葛藤もありました。
息子くんの事を思って
とアドバイスされるたび、
私の選択を否定されているような気持ちにもなりました…
だけど、1年、2年と付き合っていくと、
お母さんの言っていた事が理解できました!
なるほど息子くんなら出来そうですね!
と…
パッと見、喋れないし、何を考えているかも分からない息子は、この子には無理と判断されがちです。
お母さんはこの子に無理をさせていると。
カバンの時と同じですね。
結果や成長はすぐには見えないから、もう無理じゃない?可哀想だよ…と言われる。
お母さんは現実が見えてないと言われがち。
だけどそうじゃない。
時間はかかっても、ゆっくりと息子のペースで学び、習得していく姿をずっと見て来たから…
カリキュラムには追いつけないし、
無理をさせたら可哀想って思われるかもしれないけれど…
私の中でのスパンは、
人生そのもの
なので…
幼稚園児の間に、○歳までに!学校を卒業するまでに○○しなければ!と決めているのは周りのほうではないか?と思うのです。
人生の目標は、
自分の力で、自分らしく、人生を彩り、生きていく事を、この世に生まれた事を楽しむ事に意味があると思っています。
他人と比べて○○が出来ないって事は…
そんなに重要じゃない。
周りに合わせる事もまた学びではあるけれど絶対でもない。
そうやって、教えられても、出来ていない人なんか山ほどいますよね??
どの角度から何を見るか?だと思うのです。
私は…
他人の評価や、アドバイスにグラつき軸がブレるタイプではありますが…
芯はちゃんとあります。
こうしたい
こうありたい
という想い。
周りを振り回してまで突き通すほどの強さはありませんが、
一度決めた事は回り道ややり方を変えながら必ず達成させる粘り強さはあります。
いつか息子達が、自分の力で人生を切り拓けるように、私は出来る限りの経験の場を用意してやりたい。
誰かを振り回してまでは無理だとも思うので、出来る範囲で、許される範囲で…
長くなりましたが、ありがたい事にこんな私の理解者や、応援をしたいと言ってくださる方が少しずつ増えてきました。
ついついひとりで抱え込んで、背負い込んで、助けて、手伝ってと言えない私ですが…
いつも見守ってくださっている方がいると気づいた時に、幸せな気持ちになりました。
批判する人や、心無い言葉をかけてくる人もきっといるはず。
だけど、そこで折れて殻に閉じこもってしまうか、応援してくれる人を信じて歩みを続けるかは、自分で選べるという事。
批判する人や、心無い言葉をかけてくる人を無視できない性格なのはもう仕方ない
だけど、メンタルをつぶされないように、周りにいる応援者まで疑ってしまわないように…
強く、しなやかに生きていけますように。
息子の寝顔を見ながら、心に力が入った朝