以前のblog「5G基地局アンテナからの電磁波は、病気の源」で5Gアンテナから放出される電磁波が、covid-19の症状(肺炎、咳、頭痛など)を引き起こすと記載しました。

 

  今回は、携帯電話基地局(アンテナ)と自宅との距離が癌死亡率に大きく影響していることについて記載します。

 

1.基地局と癌死との関係事例

  ブラジルのミナス・メソディスト大学のドーデ教授らが、1996年から2006年まで、ブラジルのベロオリゾンテ市においてがんで死亡した7191人の住民の居住地点と基地局との距離関係などを調査した。(出典:Science of the Total Environment)。

 

  対象の基地局数は856基で、基地局からの電力密度は40.78μW/cm2~0.04μW/cm2である。

 

   結論を先に言えば、自宅から基地局に近いほど、また基地局の設置数が多い地区ほど、癌による死亡率が高いという結果になった。基地局から100メートル以内に、調査対象となった7191例の約半分が位置づけられたのである。

 

(Business Journal 2020.7.25より)

  

もちろん懸念されているのは発がんだけではない。倦怠感、精神錯乱、意識障害、しびれ、めまい、視力障害、頭痛、不眠などさまざまな症状が報告されている。

 

2.日本の緩い規制

  先のブラジルでの調査では、基地局からの電力密度は40.78μW/cm2以下であるが、日本の規制値は、1000μW/cm2と桁違いに高い。

 

日本:1000μW/cm2
イタリア:10μW/cm2
スイス:6.6μW/cm2
欧州評議会:0.1μW/cm2(勧告値)

 

   もし、日本で同様な調査を行ったら、がん死亡率はもっと高くなるだろうことは、容易に想像できる。
 

   最近では全ての電磁波に毒性があるという見解が主流になってきた。

 

  北里大学の名誉教授・宮田幹夫氏らによると、「放射線と電磁波はメカニズムが異なるが、電磁波は、体内にフリーラジカルを生産し、DNAを破損してがんの原因を作る点では、同じような環境汚染源としてみることができる。」と述べている。

 

3.インドでの最高裁判決

  インドでは、ある男性が住んでいた隣人の家(自宅から50m以内)に設置された携帯基地局タワーが、癌をもたらしたと最高裁判所で主張した。

 

  その結果、男性の主張が認められ、最高裁によりその基地局の撤去が命じられた。

 

4.癌と携帯基地局数との関係

 

  日本では、癌の発症数・死亡者数が増加傾向にあるが、これは、携帯電話基地局数の増加と相関があるのではないだろうか。(どちらも右肩上がり)

 一般的に、癌の原因は、喫煙、飲酒、食物、化学物質、環境ホルモンなどとされているが、実は、携帯電話基地局からの電磁波の影響が大きいように思える。

 

 

  以上から、ブラジルでの調査結果からもわかるとおり、5Gに限らず携帯電話基地局(アンテナ)から自宅までの距離によって、癌発症・癌死亡に大きく影響する。

 

  従って、生活習慣(食べ物、運動)に気をつけることのほかに、自宅周辺に携帯電話基地局アンテナがないか、確認した方が良いだろう。

 

  特に、都市部に住んでいる人は、アンテナからの距離が近いケースが多いので、注意が必要だ。

 

  本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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