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ジョンソン英首相、続投表明 「前進続ける」 閣外相ら新たに8人辞任

ジョンソン英首相は6日、主要閣僚による相次ぐ辞任で孤立が深まっているものの、強まる辞任圧力に屈さないと言明した。1日撮影(2022年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 6日 ロイター] - ジョンソン英首相は6日、主要閣僚による相次ぐ辞任で孤立が深まっているものの、強まる辞任圧力に屈さないと言明した。しかし議会では閣僚メンバーからも失笑を買うなど、ジョンソン氏の求心力は急低下しており、窮地に追い込まれていることは確かだ。

スナク財務相とジャビド保健相は5日、突然辞任。ここ数カ月の政権に関わる一連の不祥事を受け、信認が失われているとし、もはや職にとどまることはできないと表明した。

6日にはさらに6閣外相、およびフリーア輸出担当相、マクリーン保全(セーフガード)担当相も辞任を表明するなど、これまでに30人以上が辞任している。

ジョンソン首相は議会に対し「困難な状況下での首相の仕事は、前進を続けること」で、「私が行う」と表明した。

与党保守党内のメンバーからも辞任に関する質問があり、ジョンソン氏は「政府が与えられた責務を遂行することが不可能と思われるような状況となれば、辞任するだろう」と応じた。

ジャビド元保健相は議会に対し、政権の一連のスキャンダルや失策について「忠誠心と整合性の綱渡りは、ここ数カ月で不可能になった」とし、「ある時点で、もう十分だと結論付けなければならない。それが今であると確信している」と語った。

ジョンソン首相はその後も、「明日も首相を務めているか」という議会委員会からの質問に対し「もちろんだ」と答え、ウクライナの戦争を含め、国内外における喫緊の課題を踏まえ、現時点での辞任が「責任ある」行動にならないと強調した。

ジョンソン首相の去就の行方を巡っては、6日に開かれる予定の信任投票のルールを定める「1922年委員会」の会合で決定する可能性がある。

また、スナク氏の後任として就任したザハウィ新英財務相は6日、政府は苦境にある同国経済を再建し、成長させる必要があり、そのためにあらゆる選択肢を検討すると表明した。

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